冠婚葬祭互助会の業界団体|全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)について解説

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葬儀やお墓・仏壇など、日本にはご供養に携わる事業者が数多く存在しますが、その多くは関連業界団体に所属しています。
各業界団体は、行政との連携や所属企業に対しての情報提供、人材育成支援などをおこない、業界全体の発展や健全化に取り組んでいます。
本記事では、冠婚葬祭互助会業界団体である『全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)』について紹介します。

目次

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の概要

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葬儀・葬祭業界は、人々の最後の別れを支える大切な存在です。そんな業界の中で、質の高いサービスを提供するために活動しているのが、全日本冠婚葬祭互助支援協会(以下、全冠協)です。
設立からわずか9年の若い団体ながら、多くの企業が加盟し、業界における最先端の取り組みや情報発信を行っています。今回は、全冠協の事業や取組みについて、詳しくご紹介します。

【団体名称】一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)
【所在地】〒105-0001 東京都港区虎ノ門三丁目10番4号 虎の門ガーデン311号
【設立】2014年(平成26年)6月4日
【代表者】齋藤 斎
【会員数】55社
【公式HP】https://www.zenkankyo.or.jp/

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の加盟企業一覧

アーバン株式会社株式会社青葉社互助センター株式会社アステップ信州
株式会社アルスアルファクラブ株式会社(栃木)アルファクラブ株式会社(福島)
アルファクラブ静岡株式会社アルファクラブ東北株式会社アルファクラブ武蔵野株式会社
アルファライフ株式会社株式会社関東新生活互助会株式会社ぎしき
株式会社岐阜冠婚葬祭互助会株式会社京阪互助センター株式会社互助センター友の会
サイカンシステム株式会社株式会社サニーライフ株式会社サンセルモ
株式会社サンセレモホールディングスサンメンバーズ株式会社株式会社サン・ライフメンバーズ
株式会社庄内互助センター昭和興業株式会社株式会社セルモ
株式会社セレマ株式会社セレモ株式会社セレモジャパン
株式会社総合センター株式会社玉姫グループ青森株式会社玉姫グループ(八戸)
株式会社東冠株式会社ドリーマー株式会社日本フェニックス
株式会社ピアベール株式会社東日本セレモニー株式会社ビップ
有限会社二葉株式会社ブレス株式会社フローラ
株式会社ベルウイング株式会社ベルコ株式会社ベルセレマ
有限会社ベルベ株式会社報恩互助会株式会社メモリード(群馬)
株式会社メモリード東京株式会社メモリード(長崎)株式会社メモリード宮崎
株式会社メモワールライフプラン株式会社株式会社ライムメンバーズ
株式会社ラック株式会社レクスト株式会社レクスト三河
(五十音順)

出典:全日本冠婚葬祭互助支援協会「会員名簿」

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の事業・取り組み

全冠協は、2014年に設立され、業界の発展と質の向上を目指す団体として多くの葬儀・葬祭業者が加盟しています。その目的は、消費者に対して安心・安全なサービスを提供することはもちろん、加盟企業同士の連携を図り、業界全体の信頼性を向上させることです。

全冠協の主な取り組みとしては、以下の3つが挙げられます。

人材育成と研修
業界の質の向上には、人材育成が欠かせません。全冠協は、加盟企業の社員を対象としたセミナーや公開講座・研究会などを行っており、専門知識や技術の習得に努めています。これにより、業界全体のサービス品質が向上し、消費者への信頼を築くことができます。

連携と情報共有
全冠協は、加盟企業同士の連携を深めることに力を入れており、情報共有やネットワーク構築に努めています。定期的に開催される会合やイベントを通じて、各企業の経営者や従業員が意見交換を行い、お互いのビジネスや業界に関する知識を共有しています。これにより、業界全体の情報の透明性が高まり、消費者に対する信頼性が向上するだけでなく、業者間の競争も健全化されることが期待されます。

業界の課題解決への取り組み
全冠協は、業界が直面する課題に対しても積極的に取り組んでいます。環境問題や働き方改革など、社会的課題に対する取り組みを推進し、持続可能な業界の発展を目指しています。また、葬儀・葬祭業界における法制度の整備や改善を求める声を政府や関係機関に届けることで、業界の発展に寄与しています。
全冠協は、これからも業界のリーダーとして、消費者に対する信頼を維持しつつ、業界全体の発展に努めていくことでしょう。そのための取り組みを進める全冠協に注目し、今後の活躍に期待しています。

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の特徴

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の特徴

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)は、その独自の特徴を持つ団体として、葬儀・葬祭業界で存在感を示しています。以下に、全冠協の主な特徴をいくつかご紹介します。

広範な加盟企業の存在
全冠協には、大手から中小企業まで、幅広い規模の葬儀・葬祭業者が加盟しています。これにより、各企業が持つ独自のノウハウやサービスが共有され、業界全体の質が向上するとともに、消費者のニーズに応じた柔軟な対応が可能となっています。

消費者目線の取り組み
全冠協は、消費者の立場に立った取り組みを積極的に行っています。葬儀・葬祭業界に対する理解を深めるための情報発信や、消費者が安心して利用できる加盟企業の紹介など、利用者の利便性向上に努めています。

イノベーションの推進
全冠協は、業界の発展を目指してイノベーションの推進にも力を入れています。新しい技術やサービスの開発・導入を支援し、業界の変革を促すことで、葬儀・葬祭業界の未来を切り拓いています。

地域社会との連携
全冠協は、地域社会との連携を重視しています。地域の文化や習慣に配慮したサービスを提供することで、地域に根ざした葬儀・葬祭業者として、利用者に安心感を与えています。また、地域のイベントや活動にも積極的に参加し、地域社会とのつながりを深めています。

会員企業へのサポート体制
全冠協は、会員企業に対して充実したサポート体制を整えています。冠婚葬祭に関する儀式の研究や教育だけでなく、業務改善や経営相談など、幅広い支援を提供しています。これにより、加盟企業は経営の安定化や業務効率化を図ることができ、消費者に更なる質の高いサービスを提供できるようになります。

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)に加盟するメリット

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)に加盟するメリット

全冠協への加盟は業界の最先端の知識や情報を得るだけでなく、広範なネットワークを通じて新たなビジネスチャンスを得ることも可能です。
また、全冠協のセミナーや公開講座・研究会などを利用すれば、企業の悩みや問題を専門的に解決する支援を受けられます。
さらに、全国の加盟企業との交流を通じて、最新の業界トレンドを把握することが可能となり、これらの情報や支援を利用することで、企業の業績向上やサービスの質の向上に直結するというメリットがあります。

また、全冠協は、加盟企業が一定の品質とサービスを提供することを保証するための規範を設けており、これに従うことで加盟企業は信用と評価を獲得することが可能となります。
信頼性の高い企業として消費者に認知されることは、ビジネスの成長と拡大に大きな影響を与えます。

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の役員・理事(所属企業)

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)は全国の冠婚葬祭互助会のうち、55社が参加する一般社団法人です。
全国に広がる安心と信頼のネットワークを構築し、お客様への様々なサービス提供に努めるため組織されました。

全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の役員・理事は、以下の通りです。

役職氏名所属企業・団体
名誉会長齋藤 秀市株式会社セレマ
会長・代表理事齋藤 斎株式会社ベルコ
副会長・理事渡邊 正典株式会社メモワール
副会長・理事吉田 卓史株式会社メモリード
専務理事坂口 恒男
理事・相談役吉田 茂視株式会社メモリード・ライフ
理事・相談役竹内 恵司株式会社サン・ライフホールディング
理事・相談役守屋 昌宣株式会社 日本フェニックス
理事齋藤 強株式会社 京阪互助センター
理事加藤 峰孝株式会社ビップ
理事金森 茂明株式会社レクスト
理事大林 康隆
理事林 勇樹株式会社セレモ
理事高橋 信介サンメンバーズ株式会社
理事齋藤 秀麻呂株式会社ベルセレマ
理事三浦 尚克株式会社フローラ
理事比企 武株式会社サン・ライフホールディング
理事和田 浩明アルファクラブ武蔵野株式会社
理事神田 貢典アルファクラブ東北株式会社
理事安田 幸史株式会社サンセルモ
理事西本 恒夫株式会社 総合センター
理事松井 秀二株式会社ラック
理事吉田 昌敬株式会社メモリード(長崎)
理事神田 昌毅アルファクラブ株式会社
監事稲川 治利アルファクラブ武蔵野株式会社
監事坂井 賢一ライフプラン株式会社
出典:全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)概要

まとめ

本記事では全日本冠婚葬祭互助支援協会(全冠協)の概要や取り組み・特徴などについて詳しく紹介しました。

加盟企業数は55社と、同じ冠婚葬祭互助会の業界団体である全日本冠婚葬祭互助協会(全互協:加盟企業数205社)には及びませんが、業界全体への影響力は同等以上という印象です。
役員・理事の多くを大手冠婚葬祭互助会の代表取締役が占め、理事・相談役には葬儀業界で7社しかない上場企業の一つ「株式会社サン・ライフホールディング」代表取締役会長 竹内 恵司氏も名を連ねています。

また活動内容についても、消費者保護の観点から業界の健全化に力を入れている印象の全互協に対し、全冠協では加盟企業の支援を重点を置いているように感じました。

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