「国葬」は国家に多大な功績を遺した方が亡くなった際に、国が主体となって行われる葬送式典です。
アメリカやフランスなど海外では、現在でも国の威信(いしん)をかけた行事として厳粛(げんしゅく)に行われていますが、日本では第二次世界大戦後ほとんど行われていません。
そこで本記事では、日本で「国葬」が行われなくなった経緯や、合同葬・団体葬の施行について紹介いたします。
現在では大規模な団体葬を扱うことも少なくなっていますが、葬儀社として知っておくべき事柄となりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 国葬・国民葬とは
- 国葬の定義
- 日本で皇室以外の国葬が実施困難な理由
- 日本で過去に行われた国葬
- 内閣・政党合同葬など国が関与する形式で送られたケース
- 安倍家の葬儀は代々増上寺で
- 海外で国葬された日本人
- 安達 峰一郎(あだち みねいちろう)
- 近藤 常子(こんどう つねこ)
- 西岡京治(にしおか けいじ)
- 国内要人襲撃例
- 団体葬とは
- 団体葬と合同葬の違い
- 団体葬・合同葬の流れ
- 仏式による団体葬の一般的な式次第
- 近年では「お別れ会」形式が主流
- 団体葬・合同葬を行ううえでの注意点
- まとめ~国葬も団体葬も個人葬も、本質的には同じ葬送儀式であることを念頭に~