葬儀後、ご遺族様が直面する大きな課題の一つが「相続手続き」です。特に相続税が発生するケースでは、複雑な申告手続きや財産評価が必要になり、多くの方が専門家のサポートを求めています。
今回は、相続業務を取り扱う専門家のひとつである「税理士」についてご紹介します。税理士は税務の専門家であり、財産評価や節税対策、相続税申告の代行など、税務に関する多くの相続業務を担当できます。実際に、財務省の調査によれば、相続税申告を行った方の約85%が税理士に依頼しているというデータもあり、相続税申告には専門家のサポートが不可欠だと多くの方が考えているようです。
この記事では葬儀業界で働く皆様に向けて、相続手続きにおいて税理士がどのような役割を果たしているのか、「できること」と「できないこと」を中心に解説します。こうした税理士に関する知識を持つことで、ご遺族様に対して幅広いアフターサポートを提供できるようになり、長期的な信頼関係構築につながるでしょう。
目次
- 税理士とは
- 相続業務で税理士ができること
- (1)生前の相続税対策の相談
- (2)相続財産の調査と評価
- (3)相続税申告の代行
- (4)遺産分割のアドバイス
- (5)準確定申告の代行
- (6)税務調査への対応
- (7)相続税の還付請求
- 相続業務で税理士ができないこと
- (1)相続放棄や限定承認の手続き
- (2)相続トラブルの解決
- (3)相続税が発生しない場合の遺産分割協議書作成
- (4)相続登記の申請
- (5)自動車など各種財産の名義変更手続き
- 税理士に相続業務を依頼する手順
- (1)ご遺族様が税理士を探す
- (2)初回面談の予約と準備
- (3)税理士との初回面談
- (4)税理士との契約締結
- (5)必要書類の収集と財産評価
- (6)遺産分割協議と書類の作成
- (7)相続税申告書の作成と提出
- 税理士の費用体系
- 相続税申告の費用相場
- 基本報酬と加算報酬
- 相続人が多い場合
- 土地の評価が複雑な場合
- 申告期限までの時間が限られている場合
- 非上場株式がある場合
- まとめ