葬儀単価の低下傾向が続く中、多くの葬儀社ではアフターサービスを充実させることで収益拡大を図る動きが広がっています。その有力な選択肢として注目を集めているのが「相続分野」のサポートです。
相続に関わる士業や専門家は、司法書士や税理士、弁護士や金融機関など多岐にわたります。
中でも、司法書士や不動産鑑定士は、不動産を相続した方であれば相続税の支払いの有無に関係なく接点を持つ機会があるため、ご遺族様が触れることの多い士業といえるでしょう。相続税を支払う割合は全体の10%程度に過ぎないためです。
この記事では、相続手続きに携わる各分野の専門家の役割と特徴を詳しく解説します。ご遺族様に適切なアドバイスをする際の参考として、また将来的な専門家との提携を見据えるうえで必要な知識を提供できれば幸いです。

目次
- (1)司法書士
- 1. 相続分野での司法書士の対応業務
- 2. 司法書士の費用相場の目安
- 3. 司法書士への相談が向いているご遺族様
- (2)不動産鑑定士
- 1. 相続分野での不動産鑑定士の対応業務
- 2. 不動産鑑定士の費用相場の目安
- 3. 不動産鑑定士への相談が向いているご遺族様
- (3)税理士
- 1. 相続分野での税理士の対応業務
- 2. 税理士の費用相場の目安
- 3. 税理士への相談が向いているご遺族様
- (4)弁護士
- 1. 相続分野での弁護士の対応業務
- 2. 弁護士の費用相場の目安
- 3. 弁護士への相談が向いているご遺族様
- (5)行政書士
- 1. 相続分野での行政書士の対応業務
- 2. 行政書士の費用相場の目安
- 3. 行政書士への相談が向いているご遺族様
- (6)ファイナンシャルプランナー
- 1. 相続分野でのファイナンシャルプランナーの対応業務
- 2. ファイナンシャルプランナーの費用相場の目安
- 3. ファイナンシャルプランナーへの相談が向いているご遺族様
- (7)信託銀行・金融機関
- 1. 相続分野での信託銀行・金融機関の対応業務
- 2. 信託銀行・金融機関の費用相場の目安
- 3. 信託銀行・金融機関への相談が向いているご遺族様
- まとめ