そうぞくドットコムを運営するAGE technologies、シリーズBラウンドで総額5.9億円の資金調達を実施 ~AGE technologies~

Agetec資金調達

そうぞくドットコムを運営するAGE technologiesは、シリーズBラウンドで総額5.9億円の資金調達を実施したと発表しました。今回の資金調達により、既存事業領域の拡充と新規事業拡大を同時並行で加速させるとのことです。

株式会社AGE technologies

2023.4.12 株式会社AGE technologies(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:塩原優太、以下「AGE technologies」)は、シリーズBラウンドで総額5.9億円の資金調達を実施しました。本シリーズBラウンドは、KUSABI、DGベンチャーズ、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(通称:Earthshotファンド)、三菱UFJ信託銀行、りそなキャピタル6号投資事業組合を引受先とする第三者割当増資と日本政策金融公庫とりそな銀行からの融資によるものです。

Agetec資金調達
  • 相続手続きを効率化する"そうぞくドットコム"、高齢者層を中心に成長を加速

AGE technologiesは、「そうぞくドットコム」ブランドのもと、煩雑な各種相続手続きの課題を解決するWebプラットフォームを展開しています。2020年に提供を開始した、相続に伴う不動産の名義変更手続きサービス「そうぞくドットコム不動産(https://so-zo-ku.com/)」にくわえ、2022年より全国の金融機関口座の払い戻し手続きの効率化に向けたソリューションとして「そうぞくドットコム預貯金(https://so-zo-ku.com/bank/)」の提供を開始しました。そうぞくドットコム不動産は、2023年3月現在で、そうぞくドットコム不動産を通じて登記された累計の不動産件数が、21,000件を超え、急成長を遂げています。高齢者層を中心に、30代~80代まで全国で幅広い世代の方々にご利用頂いています。

AGE technologies
  •  資金調達の背景・目的

今後の事業展開及び、調達資金の主な使途は、以下になります。

1.”そうぞくドットコム”の利用者拡大及び、対応手続きの拡充に対する投資
創業事業であるそうぞくドットコム不動産は、リリースからわずか3年でサービスを通じて登記された累計の不動産件数が21,000件を超え、急成長を遂げています。しかし、年間で相続登記される不動産の数は約500万件*1、更には2024年4月の「相続登記の義務化」というトピックを控える中、市場の成長可能性は非常に大きく、更なる利用者拡大のため、プロモーション強化をおこないます。
また、2022年5月にリリースした「そうぞくドットコム預貯金」に次ぐ新サービスとして、証券、生命保険、相続税の申告など各種対応手続きへの対応を拡大する開発投資をおこないます。

2.事業者向けの相続業務支援サービスに対する投資
既存事業で培ったデジタル&オペレーション技術をもとに、相続手続き業務を効率化する事業者向けサービスの本格展開を行います。本サービスでは、顧客対応窓口のデジタル化支援(Webサイト構築及びチャットボット導入によるコミュニケーションのオンライン化)や、内部手続きの効率化(手続きプロセス、顧客管理、財産管理機能の提供など)を行うことで、煩雑でアナログな相続業務をワンストップでデジタル化し、手間・工数の削減を目指すサービスです。
セキュリティ基準の向上を含めた更なる開発投資を進めるとともに、全国の金融機関に向けた認知拡大を加速させます。

3.周辺領域でのサービス展開に対する投資
現在そうぞくドットコムは、シニア層を中心として約20,000人の相続関係者のデータ、また約500億円分の財産データを蓄積してきています。今後はこれらのデータ活用を通じ、不動産売却、保険の活用、遺言の作成、老後資金ニーズに対するファイナンスサービスの提供など、相続周辺領域において、幅広いサービスを展開していきます。
その他にも、エイジテック領域における事業者との連携や、「空き家の発生抑制」に関する全国の自治体との取り組みなど、今回調達した資金をもとに、既存事業領域の拡充と新規事業拡大を同時並行で加速させていきます。

*1 出所:2021年/種類別 土地・建物に関する登記の件数及び個数(法務省)

資金活用
  • 投資家からのコメント

KUSABI
代表パートナー 渡邉佑規 氏

「長年追ってきたテーマで、数多の投資検討を重ねたエイジテック領域において、VC歴15年となる今年、ようやく投資に至りました。それが本件です。当社は、相続に伴う各種手続きのサポートという明確なニーズを捉え、利用顧客にユニークは価値を提供しています。また、一件ニッチに見えるかもしれませんが、概算で1,000億円を超える対象市場が存在し、法改正による市場拡張も見込まれます。そして、資産・相続関連データを活用した更なる付加価値の提供も視野に入れており、中長期では兆円単位のビッグ市場にアプローチすることで、国内№1エイジテック事業者へ進化することを期待しています。」

株式会社デジタルガレージ
執行役員 インキュベーション本部長 崎島淳一 氏

「デジタルガレージグループは、AGE technologiesへの出資や役員の派遣などを通じて、同社の成長を支援してまいりました。今回、DGベンチャーズ、Earthshotファンドより追加出資を行うとともに、今後もDGグループのアセットを活かして同社のさらなる成長を後押ししていくことで、世界有数の高齢社会である日本の課題解決に貢献していきます。」

三菱UFJ信託銀行株式会社
リテール企画推進部 PB・相続事業室長 谷口俊彦 氏

「三菱UFJ信託銀行は相続サービスを業として提供する金融機関であり、相続のプロフェッショナルとしてお客様毎の課題に寄り添ったサービスの提供を目指しております。
AGE technologies様の提供する「そうぞくドットコム」は、多くの相続人にとって馴染みのない相続手続きにおいて、デジタルを取り入れた新しい体験を提供しており、弊社との協業を目的に出資いたしました。AGE technologies様のデジタル技術と弊社の長年培った相続のノウハウを組み合わせることで、高齢化や家族形態の変化により顕在化している相続に関する社会課題の解決に取り組んでまいります。」

りそなキャピタル株式会社
取締役執行役員 前田智生 氏

「当社サービスは、相続発生時の不慣れな作業である書類収集や不動産登記申請書類の作成等を容易にするものです。それをワンストップで提供できる点が強みで、マス層のニーズにお応えしています。また、法改正に伴い2024年4月から不動産の相続登記が義務化されることにより、当社サービスの利用者が一層増加することが期待されます。さらに金融機関等との親和性も高く、事業連携の余地も十分考えられます。対面、紙、アナログ前提の非効率的な手続きをデジタル化し、高齢社会にテクノロジー革命を起こす企業であると評価させて頂いております。」

■AGE technologies 会社概要
会社名:株式会社AGE technologies
※読み:エイジテクノロジーズ
代表取締役CEO:塩原 優太
住所:東京都豊島区東池袋1-18-1 Hareza Tower 20階
事業内容:そうぞくドットコムの企画・開発・運営・販売

■受賞歴
Open Network Lab18th Demoday(2019.4.11)
Best Team Award(最優秀賞)/ Audience Award 受賞

■そうぞくドットコムマガジンについて https://so-zo-ku.com/article/
相続に関するノウハウを集めたWebメディア。

■そうぞくドットコム不動産について  https://so-zo-ku.com/
相続による不動産の名義変更手続きサービス。

■そうぞくドットコム預貯金について https://so-zo-ku.com/bank/
相続で発生した銀行口座の払い戻し手続きサービス。

PR TIMESより転載

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