三和物産株式会社が開発した「ラストベッド」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
ラストベッドは、故人様とご遺族様が近くで過ごせることに加え、葬儀現場の負担軽減に貢献している点が評価されたとのことです。
グッドデザイン賞WEBサイトでのラストベッド紹介ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/36460
葬祭商品の企画・課題解決・提供をトータルでサポートする三和物産株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役:西河誠人)が開発した、棺になるベッド「ラストベッド」が、この度2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。

日本のお葬式が多様化し、お墓や仏壇など供養に関する製品も変化する一方で、棺は長年にわたり箱型が主流で、その形が当たり前のものとして受け入れられてきました。
三和物産は、従来の箱型の棺ではご遺族が故人の顔を見たり声をかけたりする際に、上から覗き込む姿勢になってしまうことに着目。納棺後も故人のそばで自然に過ごすことのできる環境をつくるため、棺になるベッド「ラストベッド」を開発しました。ラストベッドは側面が180度外側に開く構造となっていることから、故人の顔を見ながら同じ目線で語りかけるなど、大切な方と最後まで日常と変わらない形で同じ時間を過ごすことができます。
開発にあたっては「側面の外しやすさ」と「搬送時の開きにくさ(安全性)」の両立が大きな課題でした。側面を固定するパーツの形状や角度の調整を重ねるとともに、開閉専用の治具を製作することで、操作性と安全性を両立しています。また、葬儀社スタッフ1人でも棺を安置できる構造としたことで、夜間搬送時の負担を軽減し、スタッフがご遺族と向き合う時間をより多く確保することにもつなげています。
2026年度グッドデザイン賞では、従来の箱型の棺を見直し「故人とご遺族がより近くで過ごせる新たな別れのあり方を提案した点」に加え、「操作性と安全性を両立し、葬儀現場の負担軽減に貢献している点」などが評価されました。三和物産は今後も、一人ひとりに合った別れの時間を選べる「つながりが実感できる新たな別れのカタチ」を提案してまいります。
ラストベッドについて


出棺時にベッド型から棺型へと姿を変える「ラストベッド」は、これまでとは少し異なる、新しい別れのかたちを提案する棺です。棺の側面を180度外側に開くことができるため、大切な人のそばに、物理的にも心理的にもこれまで以上に近づくことができます。「ありがとう」「お疲れさま」といった感謝や敬意の言葉を自然に伝え、最後まで温かなつながりを感じながら見送るといった新しい別れのあり方を提案しています。
審査委員による評価コメント
審査会場に置かれた棺を前に、どのような評価軸で臨むべきか思考を巡らせたが、実際に触れその構造を理解したところ、そこに全く新しい価値を見出した。側板と足元が開き、あたかも日常のベッドのような佇まいへと姿を変える。これまで上から見下ろすばかりでどこか窮屈そうに映っていた故人の姿が、まるで穏やかに眠っているかのような「同じ目線での最後の別れ」へと昇華されるはずだ。様式化されアップデートの余地がないと思われていた領域に果敢に挑み、新たな見送りの姿を提示した企業姿勢を高く評価した 。
ラストベッド公式WEBページ:
https://www.sanwa-bussan.co.jp/lastbed
開発背景:
https://note.com/sanwa_bussan/n/n3e947c544f4c
グッドデザイン賞WEBサイトでのラストベッド紹介ページ:
https://www.g-mark.org/gallery/winners/36460

グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。また、デザインの優劣を競う制度ではなく、審査を通じて新たな「発見」をし、Gマークとともに社会と「共有」することで、次なる「創造」へ繋げていく仕組みです。
詳細:https://www.g-mark.org/learn/gda/overview
三和物産について
「つながりが実感できる新たな別れのカタチをつくる」をミッションに掲げる葬祭用品メーカーです。死や別れがタブー視される傾向にある日本の現状に対して「死生観のリデザイン」を掲げ、死から生をポジティブに考えてもいい社会をつくることを目的に、日々様々な取り組みを行っています。
三和物産の取り組み

・人生のヒントを見つける体験型イベント「死ンキングナイト」
三和物産が推進する「死生観のリデザイン」の一環として、誰にでも訪れる“終わり”を考えることで、人生のヒントを見つけることを目的とした体験型イベントです。第3回目となる死ンキングナイトは、東京・渋谷にある【東京カルチャーカルチャー】で開催。来場者はドリンクを片手に「死ンキング16タイプ診断」や「入棺体験」、京都芸術大学の学生とのコラボアプリ「いのちのろうそく」などを体験しました。死ンキングナイトは、今後も定期的に開催を予定しています。
関連リンク:死ンキング16type診断
https://content.shindanplatform.com/h/0rcxsfgmvk9opmee

・骨壺アートフェア「A・LIFE・FROM・DEATH ―死を日常に取り戻す、アートとしての骨壺展―」
「死を感じる場を日常へ」というコンセプトのもと、葬祭用品メーカーの三和物産と、工芸をアートとして提案するB-OWNDが共同開催したアートフェアです。会場では、国内外で高い評価を得る9名のアーティストによる「骨壺」をテーマにした、17点のアート作品を展示・販売しました。
骨壺は「特別な場所に置くもの」、「日常とは距離のある存在」と捉えられることが多い葬祭用品です。本展では遺骨を納めるための道具という機能を超え、日々の暮らしを豊かに彩る鑑賞の対象となるような、アート作品としても楽しむことのできる新しい骨壺を揃えました。
<会社概要>

社名:三和物産株式会社
事業内容:葬祭用品の製造販売
代表者:西河誠人(代表取締役)
本社所在地:〒920-0031 石川県金沢市広岡3丁目1番1号金沢パークビル9F(金沢本社)
支社:東京支店、大阪支店、福岡支店、名古屋工場、神奈川工場、札幌営業所
創業:1959年4月9日