「高野山ろうそくまつり・萬燈供養会」

悠久の仏都に受け継がれし祈りの火。いま、畏敬の念と慈しみの心を灯りにのせて次代つなぐ。

ろうそくまつり実行委員会

8月13日(毎年)、世界遺産の地「高野山」で開催される「高野山ろうそくまつり」。
主催はろうそくまつり実行委員会が行いますが、実際にこのまつりを作るのは「参拝された皆様」。
空海が今もなお祈りを続ける聖域「奥の院」に続く2キロの参道に、10万本のろうそくをご先祖さまや縁(ゆかり)の方々への祈りを込めて並べます。
厳かな空間の中に、まるで空海の眠る御廟に吸い寄せられるかのように流れる灯火。
日常の喧騒や雑踏、毎日の疲れをこの「ろうそくまつり」で忘れてみませんか。
  • ろうそくまつりwebサイト

https://ja-jp.facebook.com/koyasanrousokumatsuri/
 

  • 10万本のろうそくは無料配布

当日に皆様にお並べいただきますろうそく10万本は、各ブースにて無料でお配りしております。
参加費等も無料でございますので、手ぶらでお越しいただいても大丈夫です!但し、浴衣等の袖のある服でお越しの方は、ろうそくを並べる際に他のろうそくの火に十分お気を付けください。

  • ろうそくまつりのすべての灯火は千年続く祈りの火

ろうそくまつりで使用する火は1000年続く「お照の一燈」から火を分けいただき10万本のろうそくへと移してい

 

きます。貧しい暮らしの中で養父母の菩提を弔いうために自らの黒髪を売り、奥の院燈籠堂に献じた一燈です。
畏敬の念と感謝の心が生み出す平和を願うその思いが1000年の時を超えて受け継がれ、お参りをいただいた皆様の心に広がっていくことを願っております。

 

(詳しくはhttps://wave.pref.wakayama.lg.jp/bunka-archive/minwa/12.html

 

 

 

  • ろうそく以外に「祈心灯(きしんとう)」の販売

     

ろうそくの他には自らの祈りを込めて灯りをともす「祈心灯」や静けさの中にしっかりと夜道を照らす「置燈籠」が並び、参道は荘厳な雰囲気に包まれます。

願い事が書けるようになっている祈心灯は2つで500円。奥の院参道入口2カ所と、祈心灯設置場所ブースにてお買い求めいただけます。家内安全や商売繁盛、学業成就など様々な願いを込めてその灯りをともし、所定の場所にお運び頂いた後に献灯・祈祷させていただきます。

 

 

  • 受賞歴

国土交通省近畿整備局主催、第8回ゆめづくりまちづくり賞優秀賞を受賞。
本まつりは小学生からシルバー世代までの多世代の住民組織が支えるまつりです。 行政、警察、消防だけでなく地域住民も積極的に参画し多世代間の交流の場となっているとともに、この住民同士の「つながり」がまちづくりの基盤となっています。また、実行委員長が毎年交代し、地域と連携しながら運営する仕組みとなっており、この仕組みが地域交流を継続させるともに、円滑な世代交代を成しえています。以上の事が評価され、受賞する運びとなりましたが、前述のようにこのお祭りを作っているのは参拝された皆様でありその祈りの心です。日本人にとって大切なその想いを体現できる場所として、今後とも継続してまいりたいと思います。

  • 派手さは全くないです。

大きな打ち上げ花火、可憐なステージショー、ライブや音楽イベントなど、よく見られる派手なお祭りではありません。お盆の真っただ中ですが盆踊りもありません。ただ粛々とろうそくに火を灯し参道に並べていくだけの「静かな」お祭りです。ただ、日本の総菩提所と呼ばれる高野山においては、まさにドンピシャの祭りであり、年々参拝者の数も増え続け今は約3万人の方々にご参拝いただいております。

 

 

 

 

 

  • 在家と出家の両面をもつ。

高野山は在家と僧侶が互いに支え合いながらその文化を守りつつ居住する場所です。1200年の歴史の中で継がれてきた多くの宗教行事は山内117の寺院が粛々と執り行い、関係する事業所や在家の方々が裏方としてそのサポートを行います。逆に事業所や在家はその拠り所(心)として空海や各寺院にお支えをいただいております。

このようにどちらか一つが欠けても「高野山」を作ることは出来ませんし、この僧俗混在する姿が今の「高野山」なのです。
この「ろうそくまつり」も20時より奥の院燈籠堂で僧侶による「萬燈供養会」が執り行われ、僧侶もここに訪れた参拝者も主催者もすべての人が一体となり、ご先祖さまや縁(ゆかり)の方に祈りを捧げる、それが「高野山ろうそくまつり」なのです。

  • 各ブースにて

昨年に引き続き参道内各ブースにて、NHK大河ドラマ「空海」実現に向けた署名活動をさせて頂きます。
生誕から幼少期、青年期、修行の時を経て歴史の表舞台に現れるまで、どのような時を刻み、何を願い、何を夢見て全国を駆け回り今に語り継がれる超人「空海」の誕生に至ったのか。
畏敬の念と感謝の心、慈しみや思いやりといった日本人が元来大切にしてきた心が失われつつある昨今、年間50話のドラマを通じて空海の「生き様」とその「心の葛藤」を描くことで「日本人らしさ」「日本人の誇り」というものを再確認できるのではないか、そして、高野町内はもとより全国に広がる空海を慕うすべての人々と思いを共有し、深め、つながりを強固にすることで空海ご生誕1250年(西暦2023年)にむけた気運を高めてまいりたいと考えております。

  • スケジュール・会場

開催日時 8月13日
開催時間 19:00~21:00(ろうそく配布も19:00)
会場 高野山奥の院参道全域

  • アクセス

【電車でお越しの方】
大阪 南海難波駅から南海高野線にて直通(ケーブルカー含め約1時間40分)
最寄駅:高野山駅
【お車でお越しの方】
一部交通規制の区間がございます。また山内の駐車スペース(特に奥の院周辺)は大変混雑し、駐車可能台数も少ないことから、公共交通機関でのお越しをお勧めいたします。
【宿泊に関して】
山内にホテルはございません。皆様には宿坊にお泊りいただくことになります。ご予約は高野山宿坊協会をご利用ください。https://www.shukubo.net/contents/

  • ご注意ください。

奥の院参道は弘法大師空海が今も祈りを捧げる聖域です。
・宿坊の浴衣・丹前・寝間着でのご参拝は、ご遠慮ください。
・参道内での飲食も禁止です。
・奥の院御廟手前、無明の橋より奥は撮影禁止です。
・中の橋駐車場に露店が出るため、駐車は2階部分のみの使用となります。
・ろうそくを並べる際に浴衣の袖口に引火の恐れがありますので、充分に気を付けてください。
・夜間での開催のため、足元にお気をつけください。

PR TIMESより転載

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