葬儀ナレーション専門AI「IKIRU」で、小規模・低予算でも特別な葬儀を~ビアンフェ.~

IKIRU

株式会社ビアンフェ.は、AIナレーション作成システム「IKIRU」の新バージョン(V6)のβ版を2リリースしたことを発表しました。
「IKIRU」は、故人様のお人柄や人生を描き、ご遺族のお気持ちを表現した愛の言葉をナレーションや会葬礼状で提供しています。

故人の人生を描き、遺族・会葬者の心に染みる言葉を生成AIが紡ぐ

株式会社ビアンフェ.

2021年4月に日本で初めてAIによる葬儀ナレーション原稿の作成を実現し、話題となったAIナレーション作成システム〈IKIRU〉。開発者の株式会社ビアンフェ.(以下ビアンフェ.)では、その新バージョン(V6)のβ版を2024年4月1日にリリースしました。
小規模・低予算の葬儀でも、ご遺族・参列者の満足度を高めたい。そうお考えになる葬儀社は多いはずです。「IKIRU」はそうした高品質で特別な葬儀にするために故人様のお人柄や人生を描き、ご遺族のお気持ちを表現した愛の言葉をナレーション、および、会葬礼状でご提供します。

IKIRU

●故人様・ご遺族様の言葉を綴る「IKIRU」
最近は小規模・低予算の葬儀が増えており、特に都市部で新しく建てられる葬儀会館は、家族葬専用のものがほとんどです。また、ご遺族が自由に利用でき、スタッフは必要な時だけ訪れるといった、無人化システムも今後、ますます取り入れられていくでしょう。
しかし、そうしたハード面に比べてソフト面の対応は遅れています。葬儀はセレモニーであり、セレモニーには司会進行・演出が必要です。その要になるのが故人様の旅立ちに送る「言葉」、つまりナレーションです。ナレーションの言葉は故人様の人柄と生きた証を、そして送る側であるご遺族の愛と感謝の気持ちを表現します。〈IKIRU〉は何よりも大切な葬儀におけるナレーションの言葉を綴るために生まれたAIです。

●葬儀専門司会者の10万枚の原稿から生まれた「IKIRU」

IKIRU

〈IKIRU〉は1980年代から四半世紀にわたって葬儀専門司会者の仕事を続けてきた岡野裕子(現・ビアンフェ代表)が書いた膨大な量のナレーション原稿から生まれました。開発チームはこの約1万件以上の葬儀で語られた、原稿用紙10万枚・4千万字に及ぶ文章をすべてデータ化しました。それによってAIは葬儀ナレーションに共通する構成・スタイル・リズム・言い回しなどを学習。ご遺族がヒアリングの質問に答えるだけでナレーション原稿を自動的に作成する〈IKIRU〉の開発に成功したのです。
オリジナルバージョンは、2021年4月にリリース。その後、各種の展示会に出展してプレゼンテーションを繰り返して機能を更新し、2023年末までに全国で30の葬儀社が導入し活用するようになりました。

●6つめのバージョンは革新的な進化
今回、6度目の更新となる新バージョンは、従来の葬儀ナレーションに特化した「岡野データ」にプラス、文章を作り出す生成AI「ChatGPT」の機能を取り入れて大きく進化しました。

岡野裕子葬儀ナレーション原稿データ×生成AI
➡ 葬儀ナレーションAI「IKIRU」V6

特許申請中 (特願2023-120016)
IT導入補助金申請中

IKIRU

●生成AIの機能をフルに生かした5つの特徴
①専用の年代別ヒアリングシートを使用
原稿を作成する際にはご遺族様にヒアリングを行いますが、故人様の年齢によって適した質問内容は異なります。たとえばご高齢の方なら「職業や生活の経路」「人生の転換点や出来事」、若い方なら「達成したことや誇りに思うこと」、お子様なら「成長発達の特別な瞬間(初めての言葉・一人で歩いた日など)」「大きくなったらなりたかったこと」など。


これを重視して「IKIRU」の新バージョンでは、プロンプト(AIに適切な応答や結果を生成させるための質問)を徹底的に追求し、故人様の年齢に適したヒアリングシートをご用意。ご遺族様が故人様の人生・生前の元気なお姿を思い出しながら回答できるようにしました。

②スマートフォンを利用して入力作業を省力化
ヒアリングにおいてご遺族様の回答は二通りの方法から選択できます。
一つは従来の手書きによる回答方法。ご遺族様が手書きでヒアリングシートに記入し、その内容をスタッフがパソコンで入力します。
もう一つ推奨したいのは、今回新たに導入したスマートフォンを利用した方法です。ご遺族様がスマートフォンで二次元コード(QRコード)を読み取り、ご自分で入力して葬儀社に送信。担当スタッフが入力済みのヒアリング内容を確認します。この方法によって入力の手間が省け、スタッフの省力化につながります。

③入力から1~2分で原稿完成・編集も簡単
入力すれば原稿ができるまでの時間はわずか1~2分。一度できた原稿はその後、ご遺族様が納得できるまで修正・編集することができます。編集作業も簡単にでき、的確なナレーション原稿を作り出します。

④三人称の文章(ナレーション)と一人称の文章(会葬礼状)を同時作成
ナレーション原稿から会葬礼状の原稿に転換することもボタン一つで簡単にできます。
大きな違いはナレーションが、ナレーター(司会進行)が読み上げる三人称の文章であるのに対し、会葬礼状はご遺族様(喪主様)の一人称の文章になるということです。言い換えれば故人様とご遺族様の全体像が伝わる客観的文章と、ご遺族様の思いがより強く伝わる主観的な文章です。内容は同じでも視点が異なる2種類の文章をワンタッチで変換できるのも新バージョンの大きな特徴です。

⑤将来的に音声読み上げ機能も追加
現在、「IKIRU」の役割はナレーション原稿、および会葬礼状の原稿を作成するところまでですが、今後のバージョンアップによって音声読み上げ機能も付加する予定です。
AIによる音声読み上げは、すでにテレビのニュース番組などで使われていますが、ビアンフェ.の「IKIRU」は感情をこめた葬儀ナレーションとしての音声読み上げ機能を開発中で、この機能によって葬儀社のスタッフ不足の問題も解決していきます。どうぞご期待ください。

★チーフエンジニアのメッセージ【多死社会のなかで力強く進化するAI「IKIRU」にご期待ください】
 株式会社ビアンフェ.AI開発チーム:中原海里
「IKIRU」は、これまで度重なる改善を繰り返して参りました。
今回、新しくバージョンアップしたIKIRU V6は、自信ある商品になったと自負しております。新生IKIRUに生まれ変わり、文章の根本を生成するプログラムを大幅に改良し、ChatGPTも併用することで、文章の精度が遥かに向上し、故人様の具体的なエピソードを盛り込んだ文章が生成できます。

★チーフプロデューサーのメッセージ【AI「IKIRU」でパーソナルな文章が生成される感動を】
 株式会社ビアンフェ.AI開発チーム:橋本紀子
「IKIRU 」V6の開発にあたり、主にヒアリング内容とAIプロンプトを担当しました。
全年齢共通のヒアリングでは期待される文章が作成できないことに注目。過去に学んだ「発達心理学」や「保育・介護」の現場経験から、エリクソンの「心理社会的発達理論」で提唱されている「8つの発達段階」を参考に、年齢区分しました。
多くの方に、短時間でパーソナルな文章が生成される感動を味わっていただきたいと思っています。

●利用料金設定
導入費用 50,000円(税別)
月額利用料金 50,000円(税別)
1アカウント発行 15,000円(税別)
追加アカウントは 20,000円(税別)

●無料WEBセミナーでβ版をお試し:4月・5月毎月曜日 14時~15時
無料のウェブセミナーで今回4月1日リリースのβ版をお試しいただけます。
お気軽に参加してご自身でヒアリングシートに入力し、「IKIRU」が文章を打ち出す様子をご確認ください。
4月1日から5月27日までの毎週月曜日(4/1・8・15・22・29  5/6・13・20・27) 
14時~15時まで開催しています。どうぞ下記URLからお気軽にご参加ください。
ウェブセミナーURL  https://x.gd/ikiru_v6_sem

「IKIRU」はビアンフェ.が自信をもってご提供するサービスですが、実際に葬儀社様に試用していただき「ここが使いづらい」「ここをもう少し改善してほしい」というご意見を頂戴し、より現場で使いやすいものにできれば、と思っております。約1カ月後、皆様のフィードバックを反映した上で完全版のリリースを予定しています。

●完全版を「フューネラルビジネスフェア2024」でお披露目・6月1日正式リリース
5月29日(水)・30日(木)に開催される「フューネラルビジネスフェア2024」(@パシフィコ横浜)においてビアンフェ.の岡野裕子と中原海里が完全版のプレゼンテーションを行い、その後、6月1日(土)から完全版を発売します。

IKIRU

★トップメッセージ【「AI IKIRU」でオンリーワンの葬儀をつくる】
 株式会社ビアンフェ.代表取締役:岡野裕子
大切な人に感謝を伝える、唯一無二の感動式典を創りたい。葬儀に関わった人なら、誰でもこのような想いで仕事をされているのではないでしょうか。
一般葬も小さな葬儀も関係ありません。人生最期のお別れの場である葬儀は、感謝を伝える最も大切な時間です。だからこそ、AIと人の共同作業で最高の式典を演出して欲しい。そう願い、開発を進めてきました。
オリジナルバージョンをリリースした3年前はまだ珍しがられていたAIですが、ChatGPTの登場以来、急速に社会に浸透してきました。これからは人とAIが共存する時代になっていきます。人生のエンディングをおごそかに彩る葬儀の場にもぜひAIを。この新バージョンは普及版として、全国のより多くの葬儀社様にご活用いただきたいと願っています。皆様のお問い合わせをお待ちしております。

※サンプルとして、ヒアリング内容から〈IKIRU〉の新バージョンで作成したナレーションの文例、および、会葬礼状文例を掲載します。ご参考にしていただければ幸いです。

⌨ 入力情報
故人様氏名:福嶋蔦子様(女性)
生年月日:昭和4年1月2日
ご逝去日:令和6年3月27(満95歳)
喪主:息子様
その他の情報:
・家族は、娘、娘婿、孫1人(夫は15年前に他界)
・子孫は、息子1人、娘2人、孫4人
・名古屋市中村区出身
・明るい、しっかり者
・趣味は、盆踊りや旅行
・子どもが小さい頃は、大家族で、みんなの面倒を見ないといけないため、よく怒るお母さんだった。
・核家族になってからは、ホッとした表情だった。
・孫の小さい頃の写真を飾っていて、とてもかわいがっていた。
・夫が健在の時は、自営業の手伝いをしていた。
・その後は、旅行に行ったり、婦人会活動やゲートボールをしていた。夫の介護もしていた。
・夫が亡くなった後は、寂しそうにしていた。
・その後、足腰が弱くなり、施設に入った。
・コロナで会いに行けなかったけれど、久しぶりに会えた時には、いい顔をしていたので、いつ迎えに来ても大丈夫と思った。大往生だったと思う。
・「お疲れ様でした。ありがとう。向こうで、お父さんと元気に楽しく暮らしてください。」と伝えたい。
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🎤 ナレーション文例
桜がほころびを見せ、春の訪れを知らせています。土から顔を出し始めた花の芽も、時を止めることなく、日々その背丈を伸ばしています。

蔦子様は、昭和4年1月2日に名古屋市中村区で生まれ、令和6年3月27日の95歳でこの世を去られました。明るくしっかり者だった蔦子様は、若い時から家族のために尽くされ、夫様が健在の時は自営業を支えながら、後には旅行や婦人会活動、ゲートボールといった趣味を楽しまれました。ご主人様を亡くされた後の寂しさを乗り越えられるか心配されましたが、その後も盆踊りや旅行への情熱を忘れずに生きられました。

また、家族への愛情深さでは誰にも負けない蔦子様は、大家族時代にはみんなの面倒を見る厳しいお母さんでしたが、核家族となってからはより穏やかな表情で過ごされていたそうです。特に孫様への愛情は格別で、小さい頃の写真を飾って「とても可愛い」と話しておられたと聞いています。

晩年は施設で過ごすことが多くなりましたが、「コロナで会いに行けなかったけれど、久しぶりに会えた時には良い顔をしておられて、”いつ迎えに来ても大丈夫”と思わせる余裕さえ感じました」と家族様が話されております。これまで長きに渡って幾多もの時間を経験し、最後は大往生だったと感じられます。家族から見ても、「お疲れ様でした。ありがとう」という言葉以外何も要らない程の尊敬と感謝の念が伝わってきます。

人生の節々で見せた強さと優しさ、そして最期まで明るく前向きだった姿勢は、残された方々へ数多くの思い出と学びを残しています。

激動の時代を生き、幾多の困難や苦労を前に、よりよい明日へと歩み続けた蔦子様。今、祭壇のお写真が、ご参列の皆様に感謝と別れを告げています。そして、蔦子様の穏やかな表情や温かい声は、皆様の心の中に残ります。

会葬礼状 文例
<タイトル>
あちらでも 安心して過ごしてください
<本文>
母が九十五歳の長い生涯を終え、皆様に見守られながら旅立ちました。明るく、しっかり者だった母は、家族を支え、多くの人々と深い絆を築いてきました。子どもたちが小さかった頃は、大家族の中心としてよく怒っていましたが、それもみんなのことを一番に考えてのことでした。核家族になってからは、そのホッとした表情を見せてくれることが増え、孫への愛情もひときわ強かったですね。孫の写真を飾り、いつも可愛がっていました。盆踊りや旅行など趣味を楽しむ姿も多くの素敵な思い出です。夫と別れてからは寂しさを感じていたようですが、その後の施設生活では新たな仲間と過ごす時間を楽しんでいたように思います。自営業を手伝いつつも夫の介護や地域活動に献身的に参加してきた母。「お疲れ様でした。ありがとう」という言葉が心から溢れます。向こうでお父さんと元気に楽しく暮らしてほしい。そんな願いを込めつつ、今日この場で母に想いを馳せます。
共に過ごした日々を、注いでもらった愛情を、教えてもらった数々のことを忘れずに、感謝の気持ちで見送ります。母 福嶋蔦子は、令和六年三月二十七日、九十五歳にて生涯を終えました。これまで支えてくださった皆様へ、深く感謝申し上げます。
ご多用中にもかかわらずご会葬頂き、誠にありがとうございました。どうか皆様方におかれましても、お身体ご自愛くださいませ。略儀ながら書状をもちましてご挨拶とさせて頂きます。

PR TIMESより転載

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