「ありがとう」と言われるお寺を増やすために開発したクラウド管理寺務台帳が特許を取得~せいざん~

寺院活動支援を中核事業とする「せいざん」は、同社の寺院向け次世代型管理システム「クラウド管理寺務台帳」が特許を取得したと発表しました。同システムは、デジタルシステムに専門的な知識がない寺院の方でも簡単に管理できるよう開発されたとのことです。

寺院向け次世代型管理システムが特許取得

せいざん株式会社

「敬う心をひろげ、次世代につなぐ」を企業理念に掲げ、日本の寺院支援を介して地域社会への貢献を目指す、せいざん株式会社(登記住所:〒108-0073 東京都港区三田1丁目4−28 三田国際ビル 23階 代表取締役:岩田貴智 以下「せいざん株式会社」)は2023年5月19日に自社で開発しているSaaS「クラウド管理寺務台帳」が特許を取得したことをお知らせします。

クラウド管理寺務台帳
クラウド管理寺務台帳
  • 特許取得の背景

今回せいざん株式会社が取得した特許は「プログラム、方法、及びシステム」(特許第7282407号)。

寺院と檀信徒および一般の生活者との円滑なコミュニケーションをサポートできる読取装置、読取方法、プログラム及びシステムを提供するために必要な、管理システムに対してその先進性・独自性を評価され特許の取得が認められました。

  • サービス概要

僧侶・寺族が檀信徒・地域と心あるコミュニケーションが交わせることで「ありがとう」と言われる機会創出を支援するシステム「クラウド管理寺務台帳」はせいざん株式会社自社開発のSaaS型顧客管理ツールです。

  • 開発背景

日本の寺院では檀信徒の記録は紙またはダウンロード型ソフトフェアでの管理が主ですが、管理内容は名簿に特化しています。

名簿管理だけでは、檀信徒の状況や要望、地域の課題が把握しきれずに徐々に関係性が薄れ、寺院運営自体が難しくなっている中、管理体制の基盤である顧客管理の見直しに力を注げていない寺院がほとんどです。

更に寺院は少ない人数で運営しているため法務に加えて電話・来客応対などから情報共有や事務作業の効率化・仕組み化ができず、結果的に檀信徒に迷惑をかけてしまう状況が珍しくありません。

クラウド管理寺務台帳 (8)

せいざん株式会社は寺院内に事業所を構え、寺院の運営支援を行いながら、12年の歳月の中で1,000件以上の一般の生活者の相談を受け、情報を管理してきました。

寺院支援を介して一般の生活者および檀信徒との交流を深め、記録し、管理していくことでこの時代にあっても法要・葬儀依頼の増加、関係性の改善、寺院の新規取り組みの成功などを経験してきました。

クラウド管理寺務台帳はその知見・ノウハウを基に、デジタルシステムに専門的な知識がない寺院の方でも簡単に管理し、檀信徒や地域と交流が行えるようにと開発されました。

利用開始すれば誰でも簡単に記録・検索・活用を行うことができ、なかなか結果が出ない寺院運営の今の状況を打破する可能性を秘めたサービスとなっています。

クラウド管理寺務台帳 (4)

クラウド管理寺務台帳:https://jimu-daichou.sei-zan.net/

  • クラウド管理寺務台帳の特徴

1・開発企業が寺院内で実際に管理を行っている

せいざん株式会社は寺院内で寺院の檀信徒および一般の方との電話・来客応対・法要予約・法要準備・大法要準備などを僧侶や寺族と共に日々行っています。

自分たちが当事者としてお寺と檀信徒・一般の方の関係がよりよくなるために必要だと考えるシステムを開発、改善、保守を行っているため「細かいところまで行き届いたシステム」とご好評いただいています。

2・月額費用内で新機能アップデート・バックアップ・サポート・勉強会が全て付帯

多くの寺院向けクラウドサービスは基本的な機能では不足している場合に、開発毎に費用が発生します。バックアップやサポートについてもある一定の条件を超えると費用がかかる場合が多いです。

このため、結果的に寺院の負担金が増えてしまうことが寺院がクラウド管理システムを導入する障壁となっていました。クラウド管理寺務台帳では、月額費用内で新機能の追加・改善・バックアップ・使いこなせるまでのサポートや勉強会などが含まれます。

3・寺院の声を反映して毎月機能の追加・改善

クラウド管理寺務台帳はこれまでで100以上の機能の追加・改善を完了してきました。クラウド管理寺務台帳は寺院のためのSaaS型顧客管理ツールです。SaaSの大きな特徴の1つが決まった固定費を支払う中で、サービスが追加・改善されていくことです。

せいざん株式会社は自社が寺院内で管理している強みを活かして自分たちが必要と思った機能を日々考え、追加・改善しています。また、ご利用寺院が増えるにつれてさまざまなご要望をいただきますので必要と判断した機能は固定費用内で追加・改善を行ってきました。

4・檀信徒カルテを搭載

多くの寺院が名簿管理しか行っておらず、肝心の供養の歴史や交流記録が存在しません。これからの寺院に必要な観点の1つとして「檀信徒カルテ」(せいざん株式会社商標登録済)をクラウド管理寺務台帳の開発責任者でもあるせいざん株式会社取締役の池邊が提唱しています。

名簿管理や過去帳管理は当たり前のこととして、各施主や親族との交流や供養の記録をカルテのように残していくことで寺院にとってはもちろん檀信徒にとってかけがえのない記録となります。クラウド管理寺務台帳では檀信徒はもちろん見込み会員のカルテページも生成可能な機能が搭載されています。

5・未会員から檀信徒まで管理可能

多くの寺院が檀信徒の管理のみ行っています。しかし、現在の寺院は社会課題解決事業や地域貢献事業を行っていることも珍しくありません。檀信徒ではないが、お寺の縁者が増えていますし、今後増えていくべきと考えた時にその方々とのご縁も記録できるように未会員の最初の出会いから管理できる機能も搭載しています。

  • クラウド管理寺務台帳 事業責任者 せいざん株式会社池邊のコメント

クラウド管理 寺務台帳はご寺院が檀信徒・新規のご縁をカルテ化し、「すぐ見つかり、気づき、思いやる」ことで「ありがとう」と言われるお寺になっていく支援をしたいと考え、開発した弊社オジリナルのクラウドサービスです。

弊社が10年以上日本全国の寺院支援を行う中で多くの寺院課題の相談を受けてまいりました。その中で、苦戦する寺院の共通点として、「寺檀関係の課題」を抱いていることが見受けられました。

この課題を深堀する中で「寺院内の檀信徒の情報の少なさ」が寺院の行動を制限したり、見当違いな取り組みにつながった結果、「檀信徒の寺院への満足度の低さ」に繋がっているという課題が浮き彫りになりました。

檀信徒が本当は何に困っているのか。何を欲しているのか。寺院と繋がっている檀信徒や地域の方々の心の内がわからないままに右往左往しているご寺院は珍しくありません。

一方で未来のお寺と檀信徒のために、葬儀や法要といった儀式だけではなく、日常の「交流」や「約束」など、すべての記録を残すことで、檀信徒との信頼関係をより強いものにできると弊社やクラウド管理寺務台帳の開発に携わってくださった寺院のみなさまが立証しています。

弊社は志を高く持つ寺院のみなさんと協議・検討を重ね、寺檀関係を深めるために必要なノウハウを搭載したSaaS型顧客管理システム「クラウド管理寺務台帳」を開発し、その改善と普及に努めてまいりました。

おかげさまでサービスの開始から2年を迎えた中で、多くのお寺さまのご意見やご支援を得て口コミや検索で毎月多くのお問い合わせをいただき、そのうちほどんどのお寺さまが他社製品と比較して弊社のクラウド管理寺務台帳を選んでいただけるまでになりました。

この度、特許を取得したシステム技術を基に、更に多くの「寺檀関係を深めたい」という心あるお寺の皆様にご利用いただけるよう精進してまいります。

  • 会社概要
せいざん株式会社

会社名:せいざん株式会社
 所在地:〒107-0061 東京都港区北青山2-12-9
 代表者:岩田貴智
 URL:https://www.sei-zan.net/
 事業内容:せいざん株式会社は企業理念である「敬う心をひろげ、次世代につなぐ」ことを目的に寺院活動支援、供養にお悩みの方の支援を事業を通して行っています。

PR TIMESより転載

カテゴリー最新記事

目次