「音楽葬」を選択した人が全体の11%に! さくら葬祭が研究結果を発表

~ 宗派に囚われない葬儀の選択肢の1つへ ~

さくら葬祭

さくら葬祭(所在地:東京都町田市、代表取締役:近藤 卓司)では、当社が提供する「音楽葬」について研究をし、その結果を学会で発表いたしました。
葬儀が従来の“地域共同体が行う社会的儀礼”から私的な“家族的儀礼”に変化している昨今では、家族のみで行う家族葬など、身近な人のみで葬儀を執り行うことが重視されており、故人や家族の想いに沿った各葬儀社への葬儀プランへの依存が高まっています。そのようななか、代表取締役の近藤と専務取締役の大澤は「その人らしさ」を表現できる「音楽葬」を15年前から提案し、先駆的な取り組みを行なってきました。その結果、当社における「音楽葬」は対応案件の11%を占めており、葬儀の方法の1つとして一定数の方にご選択いただいていることが分かりました。
※本リリースの内容は2017年2月4日・5日に開催された「第24回 日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会 in 久留米」にて発表したものをベースにプレスリリース用に加筆をしています。

来場の方々に研究内容を説明するさくら葬祭近藤
来場の方々に研究内容を説明するさくら葬祭近藤

さくら葬祭サイトURL: http://sougi-sakura.com/sakura/
詳細情報: https://www.atpress.ne.jp/releases/121902/att_121902_1.pdf

■研究目的と研究方法について
<研究目的>
「音楽葬」の定義を「宗教者(司式者)の読経などの宗教儀礼の代わりに生演奏を取り入れる葬儀」とし、「音楽葬」を選択したケースの基本的背景と提供された楽曲について分析を行い、現状を明らかにすること。

<研究方法>
2014年4月から2016年9月に当社が対応した、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の対応ケースについて抽出を行い、故人および喪主の基本属性および信仰する宗教、演奏された音楽の曲調・調性・拍子に関する分類を行ないました。

■研究結果 ~音楽葬を選択した人は全体の11%、明るい曲調が好まれる~
対象期間内で当社が対応した580件中「音楽葬」は64件で、全体の11%を占めていました。故人の性別は男性が57.8%、女性が42.2%で平均年齢は57.6歳でした。
音楽葬を自ら選択したケースは、音楽葬を選択したうちの21.9%、葬儀担当者から情報提供後に自己決定した人は2.4%いました。
また、「音楽葬」を選択した人の割合は仏式以外のキリスト教(1.7%)、神式(1.4%)※、その他儀式を上回っており、葬儀の方法として、「音楽葬」が1つの選択肢として受け入れられていることが分かりました。音楽葬を自分から選択したケースでは「故人らしい」「明るく送ってあげたい」「今まで、頑張ったね」「ねぎらいの意」で選択されています。
演奏された曲目からの観点では、歌謡曲が39%、続いてクラシックが35.2%、洋楽が8.5%であり、曲調もメジャー(明るい曲調)のものが全体の66.5%と多く選ばれていることから、「故人を明るく送る」、「頑張って生きてきたので最後は明るく」と考えていることが窺えます。一方、マイナー(暗い曲調)のものを選ぶケースも33.5%あり、葬儀を厳粛に執り行いたいという心情も窺えました。
特筆すべき事項としては、音楽葬を選択した人の全てが菩提寺をはじめ、特定の宗教者との付き合いがなかったことが挙げられます。特に当社を利用されるお客様からも、首都圏では「寺離れ」が進み、お葬式の際にも「その人らしいお葬式」を執り行いたい方が増加している傾向がみられます。
本研究により、仏式が多く選択される世の中で「音楽葬」が一定の割合で選択されている状況が明らかになりました。また選択されている曲調からも葬儀に対するイメージが「暗く、悲しいもの」に限らず「明るく、ねぎらうもの」としても捉えられていることが示唆されました。
※各宗派の割合は全国平均とされており、各事業者によってその割合は異なります。

■音楽葬とは?
太古の時代から、人が亡くなった時はその魂を鎮めるため、お墓に集まり音楽を奏で舞を舞って追悼の儀式をしました。「音楽葬」は、「その人らしさ」を尊重し、故人の愛した音楽や故人の生きた時代の音楽などを流しご供養、追悼するものです。
お別れの際にCD音源を流すサービスを行っている葬儀社もありますが、当社では生で演奏するものを「音楽葬」と定義し、各プランに応じて当社音楽部のヴァイオリン、チェロ、フルートなどの中からお好みの楽器編成で演奏いたします。特定の宗教をお持ちでない方や、従来の葬儀形式ではない形をご希望の方はもちろんのこと、仏式の葬儀内に音楽葬を組み込むなど、お客様のご希望に合わせたプランを提供しています。
さくら葬祭の音楽葬について: http://www.sougi-sakura.com/music_fnr/

■今後の展望
現在、当社では11%の方が「音楽葬」を選択しております。しかし、設備などの関係上、音楽葬の実施が難しい斎場も多くあり、大きな障壁となっています。今後も当社では「音楽葬」の認知を広げ、より多くの方の理解を得ると同時に、葬儀スタイルの選択肢の1つとしていただけるようなサービスを提供してまいります。また、音楽葬を体験した人が葬儀後の生活場面で同じ音楽を聴いた時に受ける心理状態などの事後調査も行なってまいります。

■さくら葬祭について
当社は「葬送儀礼の文化にイノベーションを起こす」を理念とし、「音楽葬」を1つの文化とすべく代表取締役の近藤と専務取締役の大澤が15年前から研究を続けています。また単なる葬儀社ではなく、表千家茶道教授でもある専務取締役の大澤から「茶の湯の心」を学び、お客様へのホスピタリティを第一に対応。急な葬儀の際もお客様が困らないよう、365日24時間対応可能です。また、葬儀終了後に必要な諸手続きに専任の司法書士が同行するため、安心してご利用いただけます。
代表取締役の近藤は「音楽葬」以外にも葬儀の在り方を研究・提案しており、書籍「大切な家族に負担をかけない わたしの葬式心得(幻冬舎)」も出版している。

<会社概要>
会社名 : さくら葬祭
所在地 : 〒194-0005 東京都町田市南町田1-38-7
代表者 : 代表取締役 近藤 卓司
設立  : 2000年
資本金 : 1,000万円
従業員数: 15名、他契約社員
URL   : http://www.sougi-sakura.com/
事業内容: 葬儀葬祭に関する一切の業務

@prssより転載

カテゴリー最新記事

目次