【第15回】お墓の消費者全国実態調査(2024年)~鎌倉新書~

いいお墓

お墓の情報サイト「いいお墓」は、「第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年)」の調査結果を発表しました。
その結果、購入したお墓の種類は「樹木葬」が48.7%でトップとなっています。一般墓21.8%、納骨堂19.9%が続きました。
2020年以降、変わらずに樹木葬がトップを維持しています。

跡継ぎ不要のお墓を購入した人が約65%「承継者不要」のお墓が選ばれる時代へ

株式会社鎌倉新書

超高齢社会を背景に需要が高まる「終活」に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長:小林 史生、東証プライム:6184、以下:当社)が運営する日本最大級のお墓の情報サイト「いいお墓」は、2024年1月に実施した「第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年)」の調査結果を発表しました。
URL:https://guide.e-ohaka.com/research/survey_2024/

実施の背景

当社が運営する日本最大級のお墓に関するポータルサイト「いいお墓」は、お墓の購入を検討している方に、適切な霊園・石材店をご紹介しており、その実績は年間約7万7,000件以上になります(2024年1月時点)。日々お墓に関するご相談を承る中で、「お墓購入の手順がわからない」、「自分たち家族にはどんなお墓が合うのか知りたい」、「自宅の近くにあるお墓を比較検討したい」などの声が寄せられています。
一生に一度ともいえる大切なお墓の購入において、お墓探しの専門家である当社ができることは、お客様センターやインターネットを介した質の高い情報の提供と、個々の状況に合わせた適切な提案です。これらを追求することで、お墓を通じた「家族のつながり」や「心のよりどころ」を創出するお手伝いをしたいと考えています。当社では、「いいお墓」を利用し、既にお墓をご購入された方の声を届けることで、これからお墓探しを始める方の一助になりたいという思いから、毎年「お墓の消費者全国実態調査」を実施しています。

調査の概要

調査名 :第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年)
調査対象:2023年1月~同年12月にお墓探しの総合情報サイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方
調査期間:2024年1月19日(金)~1月31日(水)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,791件
* 回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。
*「いいお墓」経由でお墓を購入した方にアンケートを送付し、回答結果を集計しています。
 

調査トピックス

  1. 購入したお墓の種類は「樹木葬」が48.7%で前回の調査に引き続き約半数
    ― 次いで一般墓21.8%、納骨堂19.9%
  2. お墓選びで重視したことは「お墓の種類」が最多、「金額」「自宅からのアクセス」も重視
    ― 承継者不要のお墓の購入者は64.1%、継承者がいるという回答は33.2%に
  3. 平均購入金額は、一般墓は微減、樹木葬と納骨堂は横ばい
    ― 一般墓149.5万円、樹木葬63.7万円、納骨堂80.3万円
  4. 自宅からお墓までの所要時間の平均は31.4分
    ― ここ3年は30分前後で安定、手段は車が最多だが都内在住者は公共交通機関の利用も多い

調査の結果

1. 購入したお墓の種類は「樹木葬」が48.7%で前回の調査に引き続き約半数
― 次いで一般墓21.8%、納骨堂19.9%

いいお墓

購入したお墓の種類の質問では、48.7%の方が「樹木葬」と回答し、第14回調査の51.8%に引き続き約半数の方に選ばれる結果となりました。
次いで一般墓が21.8%、納骨堂が19.9%とこちらもおよそ例年水準となりました。

一般墓:墓地に区画を設けて設置する墓石型のお墓
樹木葬:墓域内を樹木や草花で飾ったお墓(自然葬、樹林墓地なども含む)
納骨堂:主に室内にある棚式やロッカー式のお墓(堂内陵墓も含む)
その他:合祀(合葬)・散骨・手元供養など

また、この質問を開始した第9回から比較してみると、それぞれの割合は下記のように推移しています。

いいお墓

2020年に発表した調査から一貫して樹木葬がトップとなっており、一般墓と納骨堂については20%前後で安定しています。

2. お墓選びで重視したことは「お墓の種類」が最多、「金額」「自宅からのアクセス」も重視
― 承継者不要のお墓の購入者は64.1%、継承者がいるという回答は33.2%に

お墓 重視

お墓探しで重視したことを聞いたところ、上記のような結果になりました。特に「お墓の種類」については過半数の人が重視しています。ここ5年で1位~3位までは変化がないことから、近年は「種類」「金額」「アクセス」を条件に探している方が多いことが考えられます。

お墓 跡継ぎ

「一般墓」「樹木葬」「納骨堂」の購入者に購入したお墓の跡継ぎについて伺った質問では、跡継ぎ不要の墓を購入した人が64.1%となりました。「樹木葬」や「納骨堂」は跡継ぎ不要のものも多く、継承者不要という観点で「お墓の種類」を重視していることも考えられます。

また、回答の中では一般墓で承継者不要のものを購入したという方も見られました。

3. 平均購入金額は、一般墓は微減、樹木葬と納骨堂は横ばい
― 一般墓149.5万円、樹木葬63.7万円、納骨堂80.3万円

お墓

【一般墓の平均購入価格】
149.5万円で前年より微減となりました。一般墓の購入にかかる費用は主に「墓石代」「土地利用料」「その他諸経費」でこれらを合算したものが総額となります。今回の調査結果では、墓石代が平均97.4万円、土地利用料が平均47.2万円となりました。一般墓は使用する墓石の量や所有権を保持する区画面積によって価格が決まるため、基本的にはお墓の区画が大きいほど費用は高く、小さいほど安価になります。一見すると高額に思われがちな一般墓の料金ですが、ご家族が多い方だとそれぞれが永代供養墓を購入するより安価になる場合もあるため、長い目で検討される場合には一考の余地があると言えます。

【樹木葬の平均購入価格】
63.7万円でした。概ね60~70万円前後で推移しており、直近5年間においての相場は安定しています。樹木葬は近年のお墓の主流であり、消費者のニーズを捉えていることから、特出した価格競争は起きていないようです。また、樹木葬の特徴として他のお墓よりも年間管理費がかからないことがあげられます。実際に「年間管理費がかからない」という回答が82.8%となっており、一般墓24.9%、納骨堂45.2%と比較してもかなり高い割合であると言えます。

【納骨堂の平均購入価格】

80.3万円で昨年度より微増となりました。納骨堂の価格も多少の上下はあるものの75~85万円前後で安定しています。納骨堂は「ロッカー型」「仏壇型」「墓石型」「自動搬送式」など様々な種類のお墓があります。そしてこれらの種類によって価格が大きく異なるのが納骨堂の特徴です。例えば霊園のように墓石を並べる「墓石型」の納骨堂では、一般墓のように墓石代が発生することがあり、相場よりも高額になることがあります。

4. 自宅からお墓までの所要時間の平均は31.4分
― ここ3年は30分前後で安定、手段は車が最多だが都内在住者は公共交通機関の利用も多い

お墓 所要時間

自宅からお墓までの所要時間の平均は31.4分となりました。年々所要時間は減少傾向でありましたが、ここ3年は30分前後で安定していることから、近年は自宅から30分程度の距離で探されている方が多いと言えます。

お墓 移動

また、移動手段は車が圧倒的に多く、一方で都内在住者は電車・バスなどの公共交通機関の利用も多いことがわかりました。

まとめ

毎年実施している「お墓の消費者全国実態調査」は今年で15回目を迎えました。初めて調査を行った2010年には約91%が購入していた一般墓ですが、樹木葬や納骨堂などの多様化を受け、現在は21.8%となり、代わりに樹木葬が48.7%と多くの方に選ばれるようになりました。
特に、今回の調査では「跡継ぎ不要のお墓を購入した」という回答が64.1%と、昨年度の41.4%よりもさらに伸長しており、時代を象徴する結果となりました。改めて、高齢化や核家族化、単身世帯の増加、地方の過疎化と都市部への人口集中、地縁・血縁の希薄化など様々な社会的背景が読み取れる結果になったと考えています。
人々のライフスタイルの変化とともにお墓のあり方も多様化しています。しかしお墓が「今を生きる人の心のよりどころ」であることに変わりはありません。本調査が、これからお墓の購入を検討する方の一助となることを願っています。

回答者について

お墓 アンケート

鎌倉新書の「いいお墓」とは

日本最大級のお墓に関するポータルサイトです。経験豊富な専門相談員が、予算や口コミ、地域やアクセスなどの希望に沿ったお墓を案内。全国の墓地・霊園情報やお客様の口コミを掲載し、お客様へのお墓の年間紹介件数は7.7万件以上、掲載霊園数は1万件以上になります。
「いいお墓」公式サイト:https://www.e-ohaka.com/

鎌倉新書について

鎌倉新書

会社名  :株式会社鎌倉新書

1984年創業の日本の高齢社会に向けた「終活」をテーマに出版やインターネット事業を行う東証プライム上場企業です。「介護施設探し」「相続の準備や手続き」「生前の整理や片づけ」「葬儀の準備」「仏壇」「お墓選び」をはじめとした多数のWEBメディアを運営しており、お客様センター等を通しての相談・情報提供も行っております。高齢社会がますます進展していく中で、多くの人々の希望や課題の解決をお手伝いすることで明るく前向きな社会づくりに貢献してまいります。

設立   :1984年4月17日
市場区分 :東京証券取引所プライム市場(証券コード:6184)
本社所在地:東京都中央区京橋2丁目14-1 兼松ビルディング3階
代表者  :代表取締役社長COO 小林 史生
資本金  :10億5,748万円(2024年1月31日現在)
URL   :https://www.kamakura-net.co.jp/

鎌倉新書(グループ企業含む)が運営する主なサービス

鎌倉新書

▼インターネットサービス
いい葬儀  :https://www.e-sogi.com/
いいお墓  :https://www.e-ohaka.com/
いい仏壇  :https://www.e-butsudan.com/
お別れ会プロデュースStory:https://e-stories.jp/
いい相続  :https://www.i-sozoku.com/
わたしの死後手続き:https://watashigo.com/
いいお坊さん:https://www.e-sogi.com/support/religious
いい介護  :https://e-nursingcare.com/
相続不動産サポート:https://i-fudosan.com
安心できる遺品整理:https://www.i-seri.com/
シニアと家族の相談室:https://shukatsu.life/

▼出版・発刊物
月刊『終活』: https://butsuji.net/

▼グループ企業
株式会社ハウスボートクラブ:https://hbclub.co.jp/
株式会社エイジプラス:https://ageplus.jp/

PR TIMESより転載

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