福岡県の地域文化商社 うなぎの寝床は、オリジナル仏壇「一隅(いちぐう)」を福岡市南区のモデルハウスで展示すると発表しました。仏壇の在り方を探る「ブツマプロジェクト」において開発された「一隅」を、現代の生活空間に置いて検証を進めるとのことです。
うなぎの寝床が参画する、あるべき仏壇のかたちを探る「ブツマプロジェクト」。そこで開発された第4世代のオリジナル仏壇「一隅(いちぐう)」を、7月6日(木)より福岡市南区のモデルハウスで展示します
株式会社うなぎの寝床
仏壇を取り巻く 豊穣な世界へようこそ
核家族化の進行に伴い住居空間が変化する中、 今や一般家庭であまり見かけることのない仏壇。ではどんな“仏壇”であれば、現代の暮らしと共生できるのか――。
詳細:https://unagino-nedoko.net/archives/48233/
地域文化商社うなぎの寝床(福岡県八女市)が参画する、あるべき仏壇の形を探る「ブツマプロジェクト」にて開発された第4世代のオリジナル仏壇「一隅(いちぐう)」を、7月6日(木)より福岡市南区のモデルハウスで展示します。
八女福島仏壇仏具協同組合とうなぎの寝床は、約5年間に渡り「ブツマプロジェクト」に取り組む中で、生活と信仰の「間」について再考し、 媒体としての仏壇のあるべきかたちを探ってきました。 今回は、モデルハウスという現代の生活空間のなかに実際に仏壇を置き、皆さまに見ていただきながらそのあり方を探っていきます。
- 「一隅(いちぐう)」展示 開催概要
会期|7月6日(木)-8月7日(月) (期間中の休業日:月・水)
開館時間|11:00-16:00
入場料|無料
会場|モデルハウス
「アコーディアコート弥永」
住所|〒811-1323
福岡市南区弥永4丁目2-26
電話番号|0120-838-031(アコーディアコート弥永販売事務所)
アクセス|西鉄バス「弥永団地」バス停 徒歩4〜5分(約320〜400m)
お問い合せ|info@yamebutsudan.or.jp
(八女福島仏壇仏具協同組合)
【主催】八女福島仏壇仏具協同組合
【企画】ブツマプロジェクト
- オリジナル仏壇「一隅(いちぐう)」とは
現代の生活空間における本尊の居場所を部屋の角に据え、仏壇の原型である寺院をモチーフにした仏壇「一隅(いちぐう)」。八女福島仏壇の技術である組物、漆塗り、蒔絵などを入れ込み、住まいの一隅を照らす浄土世界を表現しています。展示場所であるモデルハウス「アコーディアコート弥永」の設計者でもある、株式会社SAITOが「一隅」を設計・デザインを担当したことで今回の展示が実現しました。
- 「ブツマプロジェクト」を通してこれまでに開発された仏壇
一段仏壇 朱塗
撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
手元仏壇
撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
- ブツマプロジェクトとは
2018年八女福島仏壇仏具協同組合内に発足。組合とともに、TISSUE Inc 、なかにわデザインオフィス、うなぎの寝床の3社が、仏壇のあるべきかたちを探ってきました。2022年より株式会社SAITOも参画しています。
https://butsumaproject.studio.site/
- 八女福島仏壇組合とは
福岡県八女市(旧・福島町)を中心とした八女地方で作られ、その地名を名称に冠した八女福島仏壇。荘厳で華やかな装飾と仏殿楼閣のスタイルが特徴で、江戸時代後期から仏壇の製造がはじまったとされています。今でも、木地、宮殿、金具、彫刻、蒔絵、仕上げを担う6部門の職人の分業による手仕事で作られています。1977年、国の伝統的工芸品に指定。 https://yamebutsudan.or.jp
- 地域文化商社「うなぎの寝床」について
うなぎの寝床は、福岡県⼋⼥市を拠点とし、地域に伝わる歴史や⽂化を独⾃に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを⾒出す「地域⽂化商社」です。 2012年7⽉の創業から、次世代へ継承していく「地域⽂化(ものづ くり、まちづくり、⾷⽂化など)」の価値を⾒⽴て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それ が浸透していく仕組みを整え、つくりて(⽣産者)、つなぎて(地域⽂化商社)、つかいて(⽣活者)、そしてその先に ある地域資源や⾃然も含めた⽣態系をつないでいきます。