葬儀社として品格を保つには、自社独自のユニフォームを揃えるのが最適です。
しかし、ユニフォームの重要性や注意点もあるため、十分に理解した上で、支給しなくてはいけません。
本記事では、葬儀社のユニフォームをオーダーメイドできる業者とともに、支給する際の気をつけるポイントをご紹介します。
葬儀社でユニフォームを支給するとこんなに良い影響が
葬儀社では、自社のデザインやロゴをあしらったユニフォームを支給しているところも多いです。では、葬儀社がユニフォームを支給する重要性は何かについて、考えていきましょう。
統一感・一体感が出る
社員全体がユニフォームを着用することで、統一感を出すことができます。
葬儀社に属しているという一体感は、ユニフォーム着用時に仕事モードに切り替えられるなど、社員・スタッフのモチベーションにつながるほか、その葬儀社への帰属意識への向上につながります。
清潔な印象を与えられる
葬儀社で使用するスーツ・喪服をスタッフ自身で用意・管理している場合、シワや汚れが目立っていても気にせず着用してしまうスタッフもゼロではありません。そこで、シワや汚れがつきにくいユニフォームを支給することで、スタッフ自身で用意するよりも、清潔な状態を保つことができます。
葬儀社において、お客様に清潔な印象を与えるのは非常に大切です。
その点において、ユニフォームは、葬儀を執り行うプロとしての自覚を持ってもらい、常に清潔に誠実な印象を与える上でも有効的といえるでしょう。
葬儀社として宣伝ができる
ユニフォームに自社のロゴやデザインを施しておけば、着用しているだけで葬儀社として宣伝ができます。
葬儀に参列する方の中で、その葬儀社のことを知らない方も多いでしょう、しかし、参列時にロゴやデザインを覚えてもらえれば、必要時に想起してもらいやすく、顧客獲得につながります。
ユニフォームは社員だけでなく、お客様へ見せるためにも重要な役割を持っていることが理解できるはずです。
採用面での影響も
中学生が高校の制服で志望校を決めることがあるように、ユニフォームのデザインに凝ることで、採用者が他の葬儀社と比べた場合、採用の一押しとなる可能性もあります。
葬儀の服装として失礼にならないよう、細心の注意を払いながら、他社のユニフォームのデザインもチェックしておきましょう。
葬儀社のユニフォームをオーダーメイドできる業者
葬儀社のユニフォームをオーダーメイドできる業者をご紹介します。自社に最適なユニフォームを見つけてみてください。
1.株式会社 ユニフォームネット
株式会社 ユニフォームネットは、葬儀社に必要なユニフォーム一式をまとめて管理・注文できる業者です。
国内ユニフォームメーカー88社、専門カタログ100種超なので、自社に最適なデザインを見つけることができるでしょう。
ロゴは、レピアワッペン、シルクワッペン、直刺繍ワッペンなど、要望に合わせて製作可能です。オーダーメイドの場合、20セットから注文対応できるため、小規模の葬儀社でも安心して依頼ができます。
制服だけでなく、靴・ネクタイなどの支給も考えている葬儀社さんに最適な業者です。
【運営会社】株式会社 ユニフォームネット
【会社住所】東京都千代田区鍛冶町2丁目4番5号 オオタニビル4F
【公式HP】https://www.uniform-net.jp/
2.リミット通販株式会社(Li-fin)
リミット通販 株式会社は「Li-fin(リフィン)」ブランドでセレモニー専門のユニフォームを取り扱っている業者です。
フィッティングバイシステムを導入している業者で、実際に届いたユニフォームのサイズ感を確かめられるのが特徴です。
またスーツスタイルだけでなく、軽作業時のユニフォームなど、シーンに応じたユニフォームを選択できるようになっているため、葬祭ディレクターや司会者など、スタッフの役職や役割毎にオーダーできるようになっています。
【運営会社】リミット通販 株式会社
【会社住所】広島県福山市新市町宮内48-1
【公式HP】http://www.limit-tsuhan.com/lifin/
3.株式会社 アルバTOWA(ALBA TOWA)
株式会社アルバTOWAはスーツはもちろん、ネクタイやスカーフなど、小物関連も充実している業者です。
葬儀業務を考慮し、伸縮性の高いストレッチ素材を用いたスーツ、夏でも快適に過ごしやすい、速乾性素材を用いたスーツなど、さまざまなラインナップが展開されています。
【運営会社】株式会社アルバTOWA
【会社住所】福島県本宮市本宮字舘町2-1
【公式HP】http://www.towauniform.com/ceremony/
4.株式会社 アバンセユニ
株式会社 アバンセユニは、ユニフォーム事業を展開する株式会社 チクマのグループ企業で、フランス語で進歩・前進の意味がある「アバンセ」とユニフォームの「ユニ」から名づけられたようです。
同社はSDGsの観点から、ペットボトルのリサイクル素材を使用したり、不要になった際に回収する商品を採り入れたりしています。
また、顧客の要望に応じたオリジナルユニフォームの生産をしており、オプションとして会社名などの刺繍を入れることも可能です。
スラックスの裾上げやスカート丈直しなどの加工にも対応しています。
【運営会社】株式会社 アバンセユニ
【会社住所】大阪市中央区淡路町3丁目3-10 チクマビル4F
【公式HP】https://www.avance-uni.co.jp/original.html
5.フォーク 株式会社
フォーク 株式会社は、おもに白衣、介護服、事務服を扱っており、職種ごとのユニフォームにブランドを展開し、選び方を解説しています。
刺繡やプリントにも対応しており、キャラクター刺繡やオリジナルデザイン刺繡もできるようです。
同社が製造したユニフォームは、個人の顧客に対し無料で補修・修理をしています。
FOLKオンライン展示会では、オンラインで新製品の紹介をおこなっており、好評で再放送も開催されています。
【運営会社】フォーク 株式会社
【会社住所】東京都千代田区岩本町3-11-6 PMO秋葉原 3F
【公式HP】https://www.folk.co.jp/
6.株式会社 コナカ(コナカユニフォーム)
株式会社 コナカは、紳士衣料専門店として全国に営業展開しており、コナカユニフォームは法人・団体向けのユニフォームを取り扱っています。
学生服から作業服まで職種ごとのオンラインカタログが公開されていて、サイズや価格の確認ができるので便利です。
大量注文の場合は値引きがあるほかネクタイやループタイ、カフスやタイピンなどのオリジナル記念品にも対応しています。
【運営会社】株式会社 コナカ
【会社住所】神奈川県横浜市戸塚区品濃町517番地2
【公式HP】https://www.konaka.co.jp/uniform/
7.丸十服装株式会社(ALBiC)
丸十服装株式会社は、昭和4年創業以来ユニフォームの製造直販をおこなってきました。
自社基幹ブランド(ALBiC アルビック)として物流・加工センターを構えてユニフォームの企画にはじまり、生産した商品の在庫管理まで一貫する仕組みを導入しています。
ユニフォーム専門の担当者がアドバイスをし、製造直販ならではの高品質低価格のユニフォームを提供中です。
法人ユニフォーム納入実績は、全国100,000社以上にのぼり、売上実績とともに業界最大規模を誇ります。
【運営会社】丸十服装株式会社
【会社住所】大阪市大正区泉尾2丁目3番3号
【公式HP】https://www.maluju-fuku.co.jp/albic/service/ceremony/
8.青山商事 株式会社
青山商事 株式会社は、ビジネスウェア事業のほかフランチャイジー事業、総合リペアサービス事業、雑貨販売事業、印刷・メディア事業などをおこなっています。
グループ営業店舗には「洋服の青山」「麻布テーラー」などがあり、ユニフォームは全国の「洋服の青山」で受付、採寸ができます。
国内の主要カタログメーカー20社と提携することにより、各業種のユニフォームを高品質低価格での提供を可能にしました。
また、無料の着こなし講座が開催されており、スーツの身だしなみやマナーについて学べます。
【運営会社】青山商事 株式会社
【会社住所】広島県福山市王子町1-3-5 青山商事株式会社 本社ビル
【公式HP】https://www.y-aoyama.jp/uniform/
9.株式会社 AOKI
株式会社 AOKIの事業内容は、紳士服と婦人服、服飾品、ファッション商品の企画販売です。
法人会員制度があり会費は無料で、入会するとお得なクーポン券が発行されたり、新入社員対象のマナー、身だしなみ講座を無料で受けられたりという特典があります。
ユニフォームは、全国のAOKI店舗でも見積りや提案を受けられ、採寸後1~2週間(商品、シーズンにより変動)での納品が可能です。
サイズ展開が豊富なため、さまざまな体型の方に対応でき、社内ライセンス制度で認められたプロによる正確な採寸技術を活かしています。
【運営会社】株式会社 AOKI
【会社住所】神奈川県横浜市都筑区葛が谷6-56
【公式HP】https://www.aoki-style.com/special/houjin/
10.株式会社 埼玉ユニホーム
株式会社 埼玉ユニホームは「人と企業と社会を彩る」を経営理念として昭和49年に設立されました。
ユニフォームの機能性だけではなく、デザインや着心地を高めて社会の評価や、社員のモチベーションアップにつながるユニフォームの提案に努めています。
またオリジナルユニフォームにも対応しており、世界で一つのユニフォームができるほか、レンタルユニフォームのサービスも採り入れています。
【運営会社】株式会社 埼玉ユニホーム
【会社住所】埼玉県さいたま市南区別所1-25-12
【公式HP】https://www.saiuni.com/catalog/?sort=category&category_large=%E5%86%A0%E5%A9%9A%E8%91%AC%E7%A5%AD
葬儀社スタッフ(葬祭ディレクターや葬儀司会者含む)がユニフォーム以外で気をつけるべき点
葬儀社の社員・スタッフは、お客様との第一印象を決めるのが服装という点を意識しておかなくてはいけません。
特に葬祭ディレクターや葬儀司会者の方は、参列者の方からは「葬儀のプロ」として見られます。
以下からは服装に関して、どのような点を気をつけるべきなのか解説するので、参考にしてください。
靴にも清潔さを意識する
清潔感を与えるのは、制服だけでなく靴も同様です。靴に土汚れがついている、ヨレている場合、どれだけ制服に気遣っていても不潔な印象を与えてしまいかねません。
そのため、靴も常にキレイな状態かも確認しましょう。
- ブラシで表面のホコリ・汚れを落とす
- 取り切れない汚れはクリーナーを使う
- シューズクリームで革靴の保湿
以上のように、靴の手入れの方法まで徹底させるようにしておけば、葬儀社として求められる清潔さは保てるでしょう。
装飾品や時計は控えめに
時計はなるべく控えめのものを選ぶようにしましょう。細かい部分ではありますが、相手の印象を大切にするには、あえて控えめな時計を着けておくのもポイントといえます。
またスーツの下に、バングル・ネックレスなどの装飾品をつけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
業務中は身体を動かすシーンも多くあるため、ふとした瞬間に見えてしまうこともあります。そのため、なるべくアクセサリーなどの装飾品は着用しないようにしておきましょう。
関連して、女性の方はヘアゴムなども派手すぎるものは控えましょう。
まとめ
今回は、葬儀社のユニフォームについてオーダーメイドできる業者や、着用する重要性、注意点について解説しました。
葬儀社に限らず、企業が支給するユニフォームは社員・スタッフだけでなくお客様への印象も変わります。
葬儀社としてのブランドを確立するためにも、ユニフォームはこだわり持ったデザイン、着こなしをしていきましょう。