中富良野町、東日本電信電話株式会社・北海道北支店、エヌ・ティ・ティテレコン株式会社は、水道スマートメーターの導入による水道検針業務のDX化を推進。その活用方法として遠隔水道検針で取得したデータによる高齢者の緩やかな見守りの仕組みづくりの検討を開始しました。
東日本電信電話株式会社
中富良野町(町長:小松田 清、以下「中富良野町」)、東日本電信電話株式会社 北海道北支店(支店長:諏訪部 達也、以下「NTT東日本」)、エヌ・ティ・ティテレコン株式会社(社長:深澤 充、以下「NTTテレコン」)は、水道スマートメーターの導入による遠隔水道検針を実現し、水道検針業務のDX化を推進した上で、その更なる活用として遠隔水道検針で取得したデータを活用した高齢者の緩やかな見守りの仕組みづくりについても検討を開始します。
1.概要
1-1.水道スマートメータの導入による遠隔検針の実現
中富良野町は、水道検針業務のDX・効率化、検針員の高齢化や確保の困難化への対策、漏水の早期把握等を目的に、NTTテレコン社の遠隔水道検針ソリューションを本格導入しました。この環境は、電子式の水道メーターにNTTテレコン製の通信機器を接続し、無線通信により水道使用量を自動で検針するものです。通信・防水・耐寒性能(-20℃まで対応)に優れ、積雪が多い寒冷地や山間部でも安定した遠隔水道検針が可能です。
NTTテレコン社 遠隔水道検針ソリューション
https://www.ntt-tc.co.jp/corporate_customers/waterremote/
1-2.遠隔水道検針で取得したデータの活用による高齢者の緩やかな見守り
地方自治体では、深刻な少子高齢化による独居世帯の増加や介護・支援の担い手不足など、社会問題が顕在化しています。これに対し、ライフラインである水道の利用に伴うデータを活用した、居住者の見守りや空き家管理等への利用に期待が持たれています。
中富良野町においても遠隔水道検針の実現により、そのデータを活用し、高齢独居世帯を緩やかに見守る仕組みづくりについて、中富良野町、NTT東日本、NTTテレコンが連携し検討・実証を開始します。
2.実証概要
実証内容 遠隔水道検針による高齢独居世帯の緩やかな見守り
実証対象 中富良野町給水区域全域
開始日 2024年3月28日(木)
役割分担
中富良野町・・・実証フィールドの提供
NTT東日本・・・データ分析事業の推進人材派遣(内閣府地方創生人材支援制度)、および水道検針結果のデータ分析ツール提供
NTTテレコン・・水道検針結果のデータ化
3.今後の展開
中富良野町では本事業の実施に伴い、そのデータを活用し、より効率的な高齢化対策等に取り組んでまいります。NTT東日本、NTTテレコンではこれまで様々な自治体様との取り組みで培ってきたICT技術の活用や地方創生人材派遣等を通じて、地域の社会課題解決を推進してまいります。