一般社団法人てあわせは、観音寺(宮城県石巻市)との協働により、桜と虹の樹木葬を開園しました。
桜と虹の樹木葬では、震災経験者のための無料区画を提供しています。子どもを失い後継がいなくなった方もでも安心して利用することが可能です。
桜と虹が彩る樹木葬が宮城石巻で開園。絆と希望を育む場所へ。
一般社団法人てあわせは、被災地での高齢化問題に終活という観点から積極的に取り組んでいます。その取り組みの一環として、この度、観音寺との協働により、誰もが安心して最期を迎えられる場所としての樹木葬を開園しました。
◆震災経験者に無料区画も
この樹木葬は震災経験者のための無料区画を提供し、子どもを失い後継がいなくなった老親でも安心して利用できるようになっています。
また、未婚者やペット愛好家にも配慮し、独身用の永代供養区画やペット同伴の樹木葬も設けられています。
◆終活と樹木葬で生と死を見つめる
一般社団法人てあわせ理事長の後藤泰彦氏は、被災地域の従来の葬儀スタイルではコミュニティの解体や世代間の隔絶により、安寧を確保することが難しくなっていると指摘します。
しかし、終活と樹木葬を組み合わせることで、死を意識することで新たな生の価値観が見えてくるのではないかと述べています。
特に震災を経験した地域での取り組みは、今後の少子高齢社会におけるモデルとなる可能性があります。
◆桜の樹木葬施設が開園、開園イベントで賑わい
樹木葬の森では、花に生まれ変わる命を象徴する鎮魂の桜が植樹され、心の癒しとなる散策道やアスレチック施設も整備されました。
4月13日の開演式典では、地域の関係者による除幕式が行われました。
引き続き開園を祝うイベントでは、仙台学生よさこいサークル(みちのくYOSAKOI THE!!駆波乱)による演舞や岩手一関餅つき隊によるパフォーマンス、民謡ショー、抽選会などが開催され、春の桜の下で賑やかな一日となりました。
◆未来への希望を象徴する樹木葬、被災地石巻に春が訪れる
寒さに耐えて春に花を咲かせる桜のように、震災の悲しみを乗り越え、最大の被災地である石巻にも遅ればせながら春が訪れようとしています。
また、悲しみの涙雨が光に照らされ虹をつくるようにと、桜と虹の樹木葬は命名されました。施設はその象徴であり、未来への希望を胸に、地域の発展と共に成長していくことでしょう。
◆本件に関するお問い合わせ先:
一般社団法人てあわせ (岩手県一関市川崎町門崎字館畑309)
担当:後藤
TEL: 0191-43-3932
FAX: 0191-43-4006
MAIL: info@sizenta.net
公式サイト:https://sakura-jumokuso.com/