2018年11月8日にティアより平成30年9月期 決算(2017年10月1日~2018年9月30日)の決算短信が発表された。
発表内容について葬儀に関する事業について抜粋をおこなっている。
平成24年(2012年)以降に発表された決算短信の売上金額および営業利益についてもグラフにまとめている。
事業全体の状況について
ティアでは社名同様の屋号ティアにて愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県、埼玉県、神奈川県、茨城県、東京都に105(2019年1月末現在)の葬儀会館を展開している。
顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。
中長期目標200店舗体制の実現を目指すべく「オンリーワンブランド“ティア”」のスローガンのもと、ローリング方式により中期経営計画を策定し、4項目のテーマを設け7つの戦略を推進してまいりました。
フランチャイズでは岐阜県下に「ティア梅林」「ティア南濃」の2店舗を開設し、これにより直営57店舗、フランチャイズ45店舗の合計102店舗となりました。
既存会館におきましては、葬儀ニーズの多様化へ対応するために「ティア山王」「ティア中村」の改修工事を実施いたしました。
売上原価におきましては、労務費が増加したものの、商品内容の見直しや葬儀付帯業務の内製化を推進し、経費面では中長期の出店を見据えた人材の確保や、積極的な販売促進の実施に伴う広告宣伝費等が増加いたしました。
葬祭事業の状況について
「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等を積極的に取り組んでまいりました。
また、提携企業で特典や割引が受けられる等の会員向け優待サービス「ティアプラス」の充実にも努めてまいりました。
葬儀件数におきましては、既存店の件数が増加したのに加え、新たに開設した会館の稼働により、前期比11.9%増の10,248件となりました。
葬儀単価におきましては、祭壇単価が上昇したものの葬儀付帯品等の単価が低下し、前期比2.4%減となりました。
この結果、売上高は119億27百万円(同8.3%増)、営業利益は21億91百万円(同9.9%増)となりました。
フランチャイズ事業の状況について
フランチャイズの会館が前期と比べ2店舗増加し、これによりロイヤリティ収入が増加したのに加え、フランチャイズ会館向け物品販売も増加いたしました。
また、ダイレクトメールやウェブ広告を活用した新規クライアントの開発も積極的に実施し、この結果、売上高は3億83百万円(同12.7%増)、営業利益は85百万円(同9.9%増)となりました。
出典:ティア IR情報