葬儀業界に身を置く方々は、相続人となるご遺族様に一番最初に接することも多いことでしょう。そのため近年では、ご遺族様向けのアフターサービスとして、相続関連の相談に対応する葬儀社様も増えつつあるようです。
ご遺族様は、往々にして、ご葬儀後の相続手続きや税金について不安を抱えていらっしゃるものです。とりわけ相続税は、相続人共通の関心事です。
相続人の方々が抱える悩みに的確に対応するには、相続手続きや税金について基本的な知識を身に付けておく必要がありますが、日々の業務に追われて、ついつい後回しになっているという葬儀社様も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、葬儀社様が知っておきたい相続関連情報のうち、「相続すると相続税が課税される財産」について分かりやすく解説いたします。
皆様がよりよいサービスを提供するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 相続税とは?0からわかる基本解説
- 1.そもそも相続って何? 法定相続人と相続人の違い、相続・遺贈・贈与の意味
- 法定相続人と相続人の違い
- 相続、遺贈(いぞう)、贈与の意味
- 違いのまとめ
- 1.そもそも相続って何? 法定相続人と相続人の違い、相続・遺贈・贈与の意味
- 相続税ってどんな財産にかかるの?分かりやすく解説!
- 相続税がかかる財産
- 1.現金や預金
- 2.不動産(家や土地)
- 3.有価証券(株式・投資信託など)
- 4.車や貴金属、宝石など
- 5.事業用資産
- 6.負債(借金)も相続対象
- 相続税がかからない財産
- 相続税がかかる財産
- 相続税がかかる「みなし相続財産」って何?
- 1.死亡退職金や生命保険の死亡保険金
- 2.特別なルールで贈与された財産
- 3.教育資金の一括贈与
- 4.結婚・子育て資金の一括贈与
- 5.相続開始前3年以内に受けた贈与
- 6.相続時精算課税で贈与された財産
- 7.弔慰金
- 8.定期金
- 9.債務の免除
- 10.信託受益権
- 11.公益法人への遺贈により受ける利益
- 12.特別縁故者への分与財産
- 13.低額の譲り受け
- 相続税についてよくある疑問
- 相続税はなぜかかるの?
- 誰が相続税を払うの?
- 相続税がかかる基準は?
- 相続税を軽減する制度はあるの?
- まとめ