葬儀業界では、少人数での「家族葬」需要の高まりを受け、各社ともさまざまなかたちで対応を進めていますが、大手企業によるセカンドブランド・サブブランド立ち上げもその1つです。
広域で事業を展開する大手冠婚葬祭互助会や、多店舗化を推進する上場葬儀社による、低価格な葬儀ブランド展開の動きは、各地の葬儀社様にも大きな影響を与えると考えられます。
業界最大手企業であっても、家族葬専用ホールを新設するなど、消費者ニーズに応えるために小規模葬儀への対応を進めるのは理解できます。
しかし、すでに広く認知されているメインブランドとは別に、新たにセカンドブランドを立ち上げるのはなぜでしょう。
本記事では、このあたりの事情について詳しく解説するとともに、葬儀業界におけるセカンドブランド展開事例を紹介します。
地域密着型の葬儀社様が、対抗手段を検討するうえで参考になる部分もあるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- セカンドブランド・サブブランドとは?
- 葬儀業界におけるセカンドブランド戦略の選択肢
- サブブランド戦略
- マルチブランド戦略
- 葬儀業界大手がセカンドブランドを展開する理由
- 小規模葬儀への消費者ニーズ拡大
- 直葬(火葬式)の一般化
- 家族葬専門葬儀社の台頭
- セカンドブランドで利用する葬儀式場
- 運営会社の葬儀式場を共有するケース
- 専用式場や公営斎場のみを利用するケース
- M&Aを利用する方法も
- セカンドブランドの価格設定
- 葬儀業界におけるセカンドブランド戦略の選択肢
- セカンドブランドを展開する互助会・葬儀社
- アルファクラブグループ
- 冠婚葬祭互助会とは別ルートの集客
- セカンドブランドが果たす役割
- イメージ戦略
- ベルコ
- 家族葬専門式場はないろ
- 家族のお葬式
- 札幌市民直葬センター
- ごじょいる
- 帝都典礼
- アステップ信州
- アルファクラブグループ
- その他葬祭各社のセカンドブランド一覧
- まとめ