2018年2月13日に平安レイサービスより第49期(平成30年3月期) 第3四半期(2017年10月1日~2017年12月31日)の四半期報告書が発表された。
発表内容について葬儀に関する事業について抜粋をおこなっている。
第44期 平成25年(2013年)以降に発表された第3四半期の売上金額および営業利益についてもグラフにまとめている。
葬祭事業の状況について
葬祭部門である湘和会堂(しょうわかいどう)では神奈川・東京エリアを中心として、36の葬儀会館を展開している。
葬祭事業全体
前連結会計年度に開業した「湘和会堂手広」(鎌倉市笛田)が通年稼働を始め順調に施工件数を伸ばしました。
また、既存大型葬祭施設の施工件数増加を図るため、大中規模対応のフロアを残しつつ、小規模にも対応可能な改装を実施し、当第3四半期連携会計期間においては、カルチャーBONDS藤沢(藤沢市藤沢)とカルチャーBONDS小田原(小田原市多古)に家族葬専用式場を新設するとともに、ご家族が個人にゆったりと寄り添える専用安置室「貴賓室」等の整備を進めてまいりました。
葬祭業における営業面
インターネットを含む各種広告媒体を駆使してより細やかな情報発信を定期的に行う等、告知活動を強化するとともに、引き続き核施設の認知向上や生前相談者数の増加を図るため、オリジナル商品を中心とした提案型の施設見学会や内覧会を通じて営業活動を行いました。加えて、通常の葬祭イベントに比べ来館しやすい企画として、仏壇・墓地関連及び相続相談等を中心とした「メモリアルフェア」を開催し、集客及び周辺売上の増強に努めてまいりました。
葬祭業における教育面
引き続き当社独自の研修である、不安や疑問を解くカウンセリングトーク研修を行いました。さらに、潜在的な想いを当社オリジナル商品を通じて具現化するためのコンサルティングセールストーク研修を継続して実施いたしました。
葬祭業における営業結果
当社主要エリアにおける死亡人口増加率は第3四半期連結累計期間では上昇いたしました。その中で、当第3四半期連結会計期間におけるシェア率が前年同期に比べ微増となった一方、第3四半期連結累計期間ではシェア率は下降したものの葬儀件数は増加となりました。また、葬祭一件単価は会葬者数の減少等の影響により下落となったこともあり、売上高は6,120百万(前年同期比4.9%減少)、営業利益については時給社員の待遇改善の影響等もあり1,698百万円(前年同期比12.5%減少)となりました。
互助会事業の状況について
平成29年4月に従来よりも完納額が少ない新コースの募集を開始し、大小さまざまな規模の葬儀に対応できるようにいたしました。また、互助会加入者総数に対する葬儀施行利用率は横ばいの中、葬祭一件単価減少等の影響もあり、売上高は178百万(前年同期比4.8%減少)、営業利益は96百万円(前年同期比0.01%増加)となりました。
出典:平安レイアサービス IR情報