「看取りステーション八ケ岳」(ステーション長:岡亜佐子さん)が、長野県に開所した。
看取り士とは本人の望む最期に寄り添い、看取る話題のエンディング資格だ。
この秋に公開された映画『みとりし』(http://is-field.com/mitori-movie/index.html)が話題で、人気お笑い芸人も、最近看取り士の資格を取得したとブログで表明したばかり。
平成ノブシコブシの徳井健太が27日、自身のTwitterを更新。看取り士の資格を取得したことを報告した。
看取り士とは、死が近い人の精神的な負担を取り除き、出来る限りの援助をして、納棺前までの最期に寄り添う仕事である。徳井は認定証を手にした写真とともに、「無事、看取り士になれました」と明かしていた。
この看取りステーションは終末期の居場所として提供し、生活費のみで最後まで寄り添うそう。この看取り士を派遣するのは一般社団法人日本看取り士会だ。
2012年に設立。柴田久美子会長が02年に島根県の離島に看取りの家を開設し、本人の望む最期に寄り添い、抱きしめて看取る活動を始めたのがきっかけ。看取り文化の普及を図る講演や講座、看取り士の養成、看取り士による相談や派遣サービスを行っている。
岡さん(54)は「死は、旅立つ人が生きてきたエネルギーの全てを見送る人に渡し、受け取ることのできる荘厳な場。地域の皆さまと力を合わせて不安な最期の時のお手伝いをしたい。家族や社会に優しさを取り戻せたら」と話す。釋さん(65)は「日本には豊かな死の文化があり、豊かな生があった。その文化を回復する一歩を踏み出したい」
問い合わせ:看取りステーション八ケ岳 0266・78・8450