お仏壇のはせがわと建築家・隈研吾氏がコラボしたモダン仏壇『薄院』が誕生しました。現在では洋室にマッチするようなモダン仏壇も増えていますが、仏壇としての体を成していないものも少なくありません。しかし『薄院』は仏壇本来の機能を維持しつつ現代の住環境になじむデザインとなっています。
仏壇・墓石の販売、及び屋内墓苑の受託販売を手掛ける株式会社はせがわ(本社:福岡・東京、代表取締役社長:新貝 三四郎)は、建築家・隈研吾氏がデザインを手掛けたお仏壇『薄院(商品名)』を販売いたします。
- 「お仏壇のはせがわ」×建築家・隈研吾氏のコラボレーションにより、実現した“日々になじむ美しさ”
ライフスタイルの変化に伴って供養のあり方が変化する中で、「お仏壇のはせがわ」と建築家・隈研吾氏は、「浄土宗一行院 開山400周年記念『千日谷淨苑』建立プロジェクト」において、販売代行を「はせがわ」、基本デザインを建築家・隈研吾氏率いる隈研吾建築都市設計事務所が担当するなど、これまでも関係を築いてきました。
今回6月18日(土)より販売されるお仏壇『薄院(商品名)』は、構想当初からデザイン制作に力を入れて、設計されました。縦格子を基調としたデザインは、はせがわが伝え続ける「思いの和」と、隈研吾氏の描く洗練された「現代の和」とが一つになり、誕生しました。はせがわが創業以来伝え続けている、大切な人に手を合わせることでこころ穏やかになるといった仏壇本来の機能を備えながら、従来の仏壇が放つ特有の存在感を抑えることで、暮らしのなかに美しくなじむデザインの両立を実現することができた本作は、まさに現代の日本の住環境に適応した“究極の和モダン仏壇”ともいえます。
お仏壇「薄院(商品名)」の製造を手掛けるのは、創業120年、会津の地で仏壇・仏具・位牌を主とした製品の製造・販売を手掛ける仏壇メーカー「アルテマイスター」。そのデザイン性の高さから月産10基限定と希少価値の高さも特徴です。
「お仏壇のはせがわ」は今後も手を合わせるしあわせと日々になじむ美しさを実現した製品の提供を通じて、お客様のライフスタイルに合わせた供養のかたちをご提案してまいります。
- 『薄院(商品名)』商品概要
■製品名称:お仏壇 『薄院(商品名)』■製品仕様:寸法:幅 51.60cm、奥行 41.00cm、
高さ 124.00cm、重量 62㎏
■製品特長:主要表面素材 オーク、塗装仕様 オープン、
仕上げ ウレタン仕上げ・引出前面は漆仕上げ
■価格:220万円(税込)
■販売日:2022年6月18日(土)
■商品ページ:https://www.hasegawa.jp/products/2906544980007
お仏壇は二重の格子戸「無双格子」を採用し、扉を開けるごとに異なる表情を見せます。「薄院」のためにデザインされたオリジナルのお仏具もご用意しております。
- 株式会社はせがわとは
お仏壇のはせがわは、創業93年。関東・東海・九州を中心に129店舗。お仏壇販売の最大手企業として、お客様のライフスタイルに合わせたご供養のかたちをご提案しています。
【会社概要】
会社名 :株式会社はせがわ
代表者 :代表取締役社長 新貝 三四郎
所在地 東京本社: 東京都文京区後楽1-5-3 後楽国際ビルディング7階
福岡本社:福岡県福岡市博多区上川端町12-192 はせがわビル
創業 :1929年9月
事業内容 :仏壇仏具事業、墓石事業、屋内墓苑事業、他
公式HP :https://www.hasegawa.jp
- 建築家 隈研吾氏 プロフィール
1954年生。1990 年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30 を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。
- 建築家・隈研吾氏が共感した、「お仏壇のはせがわ」の商品開発にかける想い
【はせがわの使命について】
「お仏壇のはせがわ」は「心の平和と生きる力の実現」を使命に掲げております。「心の平和と生きる力」とは、悩みや悲しみを超え、より大きな安らぎを得て、前向きに生きていこうとする力。そして困難にもめげず、未来に向かっていこうとする力です。その実現のために、大きく変わりつつある世の中のライフスタイルや価値観に応えるものやサービスを提供し、「新たな心の産業」を創造したいと考えております。
供養や仏事の側面を超えて、現代の精神的な側面の問題に焦点を当て、心の虚しさや孤立感から解放し、人と人とのつながりを深め、心身ともに健康を図ることに役立ちたいと願っております。
【本プロジェクトおよび開発について】
この度、隈研吾氏とのお仏壇の開発という大変貴重な機会をいただきました。隈研吾氏とはせがわの創り出した「お仏壇」というひとつの存在を通して、多くの方々に「手を合わせること」や「祈り」について考えていただきたいと思っております。
コロナやウクライナをはじめ、あらゆる問題に不安や悲しみなど抱える現代ですが、まさに今、改めて命の尊さや、人と人が助け合う大切さ、心の重要性に気付くべき時であり、本プロジェクトがこのような時代に実現したことは偶然ではないと強く感じております。手を合わせるその瞬間は、全てのネガティブな感情を手放して、大きなもの(神様や仏様のようなもの)と繋がり、心穏やかになれるように。また大切な方を失い深い悲しみを抱えている方も、お仏壇と向き合う度に、故人様やご先祖に見守られていることを思い出し、強く生きていけるように。お仏壇「薄院」は、そんな想いを込めて、現代の住空間に優しく溶け込みながら私たちを見守ってくれる、お家の中の「心の柱」になるような存在です。
外観はまるで隈研吾氏の建築がお家の中にあるような感覚が得られます。従来「お寺のミニチュア」として生まれたお仏壇が、隈研吾氏によって現代に寄り添う形になりました。扉を開けると、思わず引き込まれるような、優しい仏様の世界が広がり、癒しの時間が始まります。まさにはせがわの想いと、隈研吾氏の世界観が共鳴した形です。
【最後に】
「感動するものがつくりたい。」それが本プロジェクトが完成するまで、開発者としてずっと願ってきたことでした。これまで多くの方に感動を与えて来られた隈研吾氏、および関係者の方にご協力いただき、
惜しみなき手間と歳月をかけて、本当に心を揺さぶるようなお仏壇ができたと思っております。沢山の方に知っていただけたら幸いです。