名古屋商科大学などを運営する学校法人 栗本学園は、名古屋銀行との遺贈寄付に関する協定締結を発表しました。これまでの日本では、あまり馴染みのなかった遺贈寄付の習慣ですが、徐々に広がりを見せているようです。
株式会社名古屋銀行と名古屋商科大学などを運営する学校法人栗本学園は、2022年10月20日に標記の協定を締結いたしました。本学が金融機関と遺贈寄付に関する連携を行うのは、今回の名古屋銀行との協定が初めてとなります。
本学では、社会貢献をしたいと考える方や本学への支援をお考えの方々からの寄付を募り、教育研究活動の充実をはかるため、名古屋銀行と連携して遺贈による寄付制度を構築します。具体的には以下の連携を予定しています。
・本学へ遺贈寄付の申し出があった場合、相談先として名古屋銀行を紹介する。
・名古屋銀行は、遺言を活用した遺贈寄付に関する相談に対し、必要に応じて「遺言信託」など、寄付を希望する方の意向に沿った商品・サービスを提供する。
本協定による遺贈寄付受け入れの枠組みは下図のとおりです。
1. 遺贈希望者が本学に申し出
2. 本学が遺贈希望者に名古屋銀行を紹介
3. 遺贈希望者が遺言書作成を名古屋銀行に相談
4. 遺贈希望者と名古屋銀行の間で遺言信託契約を締結
5. 遺贈希望者のご逝去に伴い、名古屋銀行が遺言執行者として遺贈を実施
本学園の設置校では教育研究の国際化を推進しており、世界標準の教育の質を保証する取り組みとして各種国際認証を取得しています。国際認証の取得により、国際社会で活躍する人材の育成や国際的に評価の高い査読誌への論文投稿などを積極的に行っています。寄付金で受け入れた資金については、寄付者の意向に沿って活用する他、これらの国際化の推進に資する原資として大切に活用して参ります。
- 学校法人栗本学園について
名古屋商科大学を母体に名古屋商科大学大学院ビジネススクール(経営大学院)、名古屋国際中学校・高等学校並びに国際高等学校(全寮制・インターナショナルスクール)までを備えた国際的な取組みを行う私立学校。1935年の開学以来、学園の建学の理念である「Frontier Spirit」を基に、国際社会で活躍できる人材を育成しています。学園が設置する学校では、国際的な認証(大学:AACSB、高等学校:IBDP)を取得しており、大学院は国内で初の「国際認証トリプルクラウン(EQUIS、AACSB、AMBA)」を達成するなど、教育の国際化を推進しています。