海洋散骨は、粉状に加工したご遺骨を海に撒いて弔うという新たな供養の方法です。自然に還るという思想や場所を取らないという点で、近年注目が集まっており、葬儀社のアフターサービスとしての導入も進んでいます。
しかしながら、海洋散骨はまだ新しい葬送の形であり、法整備や業界のガイドライン、費用相場など、不明瞭な点も多いことから、サービスの取り扱いにためらいを感じている葬儀社様も少なくないようです。
そんな中、昨今ではさまざまな業界団体が設立され、業界の信頼性の向上やガイドラインの整備が進められています。さらに、一部の地域では散骨に関する条例を設ける動きもあり、適切な場所と方法で散骨を行うための規制が強化される様子も見受けられます。
そこで今回は、海洋散骨サービスの種類や費用、法整備の現状を詳しく解説し、業界全体の動向を踏まえながら、主要な海洋散骨事業者の業績についても考察します。
新たなサービス展開を検討されている葬儀社様は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 海洋散骨とは
- ①個別散骨
- ②合同散骨
- ③委託散骨
- 散骨形式ごとにかかる費用の目安
- 海洋散骨の流れ
- 海洋散骨が選ばれる理由
- 主要海洋散骨事業者の業績
- ①ブルーオーシャンセレモニー(株式会社ハウスボートクラブ)
- 直近の業績
- 海洋散骨プラン
- 海洋散骨エリア
- 会社概要
- ②海洋記念葬®シーセレモニー(株式会社SPICE SERVE)
- 直近の業績
- 海洋散骨プラン
- 海洋散骨エリア
- 会社概要
- ③海洋散骨のAクルーズ(株式会社Aクルーズ)
- 直近の業績
- 海洋散骨プラン
- 海洋散骨エリア
- 会社概要
- ④散骨富山千の風(株式会社 MAEDA)
- 直近の業績
- 海洋散骨プラン
- 海洋散骨エリア
- 会社概要
- ①ブルーオーシャンセレモニー(株式会社ハウスボートクラブ)
- 海洋散骨業界の現状
- ①健全性の確立に向けた業界団体の設立
- 一般社団法人日本海洋散骨協会
- 一般社団法人 全国海洋散骨船協会
- ②海洋散骨を規制する条例制定の動き
- ①健全性の確立に向けた業界団体の設立
- 海洋散骨の今後について
- ①需要拡大の可能性
- ②フランチャイズ展開
- ブルーオーシャンセレモニー「株式会社ハウスボートクラブ」
- 海洋記念葬シーセレモニー「株式会社SPICE SERVE」
- 和布刈神社
- ③信頼性向上のための基準策定
- ④拡大する業界団体の存在感
- 良い影響
- 懸念点
- おわりに