一般社団法人日本石材産業協会は、2024年11月19日(火)に実施される「第20回お墓ディレクター検定試験」から、2級受検者を対象にしたオンライン試験を導入することを発表しました。
お墓ディレクター検定は、「消費者の駆け込み寺」としてお墓に関する知識や情報を正しく伝える人材を育成する目的で制定された資格です。
石材業界の新たなスタンダードとなる資格。次回は2024年11月19日(火)に試験を実施いたします。
一般社団法人日本石材産業協会(所在地:東京都千代田区、代表:森田 浩介、以下「石産協」)は、2024年11月19日(火)に実施される「第20回お墓ディレクター検定試験」より、2級受検者を対象にしたオンライン試験を導入することをお知らせいたします。
■「お墓ディレクター」検定がオンラインに対応
コロナ禍を経て、社会はインターネット上でのコミュニケーションを中心とした構造へと変革しました。そうしたオンライン化の傾向は現在も続いており、リモートワーク・リモート学習の導入を含め、各業界ではインターネット上で完結するサービスの需要が高まっています。
このような背景から、石産協は「お墓ディレクター検定試験」の2級受検者を対象としたオンライン試験を実施することといたしました。
場所を選ばず、より幅広い層の方に受検していただけるようになることで、受検者数は前年比約73%増*となることを見込んでおります。なお、2025年度より2級の試験はオンラインのみで実施する予定です。
*2023年度2級受検者数156名(実績)に対して、2024年度2級受検者数を270名と想定して算出。
■お墓ディレクターとは
「消費者の駆け込み寺」としてお墓に関する知識や情報を正しく伝える人材を育成する目的で作られた資格制度。試験では、お墓の種類や形状、歴史、文化、石の種類、加工方法など、墓地や埋葬に関する幅広い知識が問われます。
お墓ディレクター検定試験の1級合格者は「お墓ディレクター1級」、2級合格者は「お墓ディレクター2級」と称することができるようになります。また、資格者限定の講習会など、消費者のお墓づくりをサポートする人材になるための教育的支援を継続的に受けられます。
合格率は1級が37%、2級が91%(2023年度までの実績)です。試験は年1回開催しており、2024年度の試験は11月19日(火)の開催が決定しております。
・第20回お墓ディレクター検定試験(次回開催)
開催日時:2024年11月19日(火)
等級区分:1級・2級
1級試験会場:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡
2級試験会場:オンライン・東京
受検申し込み期間:2024年9月2日(月)~10月16日(水)
《1級の受検資格》2級資格取得者 ※実務経験年数は問いません
《2級の受検資格》お墓およびお墓の関連業に携わる方
実施機関:一般社団法人日本石材産業協会
詳細情報:https://www.japan-stone.org/ohaka/examination.html
■「供養する」という文化を継承するために
日本におけるお墓や供養を取り巻く状況は、年々変化し続けています。少子高齢化や都市部への人口集中が進む中、伝統的に行われてきた墓参りや供養の文化は次第に形骸化しつつあるのが現状です。実際、無縁墓の増加や墓地管理の担い手不足など、各地でお墓をめぐる課題は山積しているといえます。
こうした状況を踏まえ、石産協はお墓や供養文化を発展的に継承していく必要があると考え、お墓ディレクター検定試験を設立いたしました。石材関連業者や墓地管理者など、お墓に関わる方に幅広く受検していただき、お墓や供養という文化を後世に伝えていく所存です。
■日本石材産業協会について
採石業や石材卸業など「石」に関わるすべての業種で構成された、石材業界最大の全国団体です。2001年の設立以来、「お墓ディレクター」検定設立や「全国お墓なんでも相談室」の開催、「お墓相談ダイヤル」の設置など、石文化の創造を目指し、活動を継続しています。協会加盟社数は1,104社(2024年6月時点)。
お墓ディレクター検定:https://www.japan-stone.org/ohaka/about.html
全国お墓なんでも相談室:https://www.japan-stone.org/active/active-04.html
お墓相談ダイヤル:0120-411-479
【協会概要】
名称 : 一般社団法人日本石材産業協会(略称:石産協)
所在地: 東京都千代田区神田多町2-9 日計ビル2F
代表者: 会長 森田 浩介
設立 : 2001年11月(2009年7月「一般社団法人格」取得)
会員数: 1,104社(2024年6月現在)
URL : https://www.japan-stone.org