事業概要
アイ・ケイ・ケイは、婚礼事業、葬儀事業、介護事業を展開。葬儀事業は佐賀県で子会社の極楽(現アイ・セレモニー)が3つのホールを運営している。
※極楽は2018年3月アイ・セレモニーへ社名変更している。
売上構成比率
売上構成比率は婚礼事業で96%を占め、葬儀事業で2%、介護事業2%。婚礼事業を中心に事業を展開している。
第20期(2014年11月1日~2015年10月31日)
第21期(2015年11月1日~2016年10月31日)
第22期(2016年11月1日~2017年10月31日)
の有価証券報告書とホームページより下記項目を調査いたしました。
従業員数、葬祭事業従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収
期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 |
決算年月日 | 2015年10月31日 | 2016年10月31日 | 2017年10月31日 |
従業員数(単独) | 639人 | 639人 | 652人 |
従業員数(連結) | 712人 | 711人 | 727人 |
葬儀事業従業員数 | 10人 | 11人 | 12人 |
平均年齢(単独) | 28.9歳 | 29.4歳 | 29.5歳 |
平均勤続年数(単独) | 5.1年 | 5.6年 | 5.8年 |
平均年収(単独) | 353万円 | 380万円 | 391万円 |
※平均年収の千円以下は切り捨てております。
葬祭事業の売上と利益
(単位:千円)
期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 | |||
決算年月日 | 2015年10月31日 | 2016年10月31日 | 2017年10月31日 | |||
葬祭事業
売上高 |
361,000 | 前期比3.2%増 | 277,000 | 前期比23.4%減 | 322,000 | 前期比16.6%増 |
葬祭事業
営業利益 |
45,000 | 前期比14.0%増 | -10,000 | - | 20,000 | - |
会館数の推移
期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 |
決算年月日 | 2015年10月31日 | 2016年10月31日 | 2017年10月31日 |
佐賀県伊万里市 | 2 | 2 | 2 |
佐賀県西松浦郡有田町 | 2 | 1 | 1 |
1会館あたりの売上高と利益
(単位:千円)
期 | 第20期 | 第21期 | 第22期 |
決算年月日 | 2015年10月31日 | 2016年10月31日 | 2017年10月31日 |
1会館あたりの売上高 | 90,250 | 92,333 | 107,333 |
1会館あたりの営業利益 | 11,250 | -3,333 | 6,667 |
具体的な取り組みについて
佐賀県伊万里市・佐賀県西浦郡有田町でセレモニーホールを4施設運営していたが、第21期に佐賀県西浦郡有田町の1施設(西有田店)の表記が消え3施設となっている。第21期の売上前期比が23.4%減の理由はそのためだろう。
佐賀県西浦郡有田町エリアの2施設が1施設になった分、第21期の売上は減少したものの、第22期の売上は前期比16.6%と伸び、1会館あたりの売上は上がっている。
第19期以前の取り組みについて
2005年4月から「全日本郵政労働組合」の葬儀支援制度「全郵政セレモニーサービス」を開始している(全葬連)。現在は「JP労組セレモニーサービス」として、日本郵政グループ労働組合(JP労組)と全日本葬祭業協同組合連合会(略称:全葬連)と提携し、組合員に葬儀社の紹介と割引利用を提供する制度として提携を続けている。
ほかにも地域との共生を目指し、2007年3月「警察共済組合佐賀県支部」、2008年6月「伊万里市老人クラブ連合会」、2010年2月「有田町老人クラブ連合会」、2011年4月「 佐賀県身体障害者団体連合会」と施設利用覚書を締結している。老人クラブや身体障害者団体との提携、チャリティイベントの開催などで、地域密着型の施設としての運営も行っている。
2013年1月にブライダル事業を主体とする親会社アイ・ケイ・ケイが東京証券取引所市場第一部に上場。婚礼事業では九州以外の広島や名古屋にも新規店舗を展開している。2012年より佐賀県を中心に介護事業を開始し、第20期には3施設となった。
葬儀事業は第20期~第22期も第19期以前から行ってきた取り組みを継続していると思われる。今後の新規葬儀会館の開設予定はないため、現状維持を継続するものと考えられる。
※会館数の推移と都道府県別死亡者数の推移比較については、後日別の記事にてご紹介いたします。
アイ・ケイ・ケイ https://www.ikk-grp.jp/index.html
アイ・セレモニー(旧社名 極楽) http://www.4400.jp/company/