八女提灯の産地・福岡県の地域文化商社・うなぎの寝床は、シラキ工芸オリジナルのミニ提灯「ココラン」の店舗およびオンラインショップでの取り扱い開始を発表しました。コンパクトでかわいらしいデザインの提灯なので、現代の住環境にマッチしそうです。
日本の暮らしに寄り添い、普段使いがしやすくなった新しい形の「八女提灯」。うなぎの寝床では、「山」「ミモザ」「きらめく泡」の3種類をセレクト。
地域文化商社・うなぎの寝床(福岡県八女市)は、シラキ工芸オリジナルのミニ提灯「ココラン」を店舗、オンラインショップにて取り扱いを開始いたします。
商品ページ:https://unagino-nedoko.net/product/tax_maker/shiraki-kougei/
地域文化商社・うなぎの寝床(福岡県八女市)は、シラキ工芸オリジナルのミニ提灯「ココラン(cocolan)」を、店舗とオンラインショップにて取り扱いを開始いたします。
住まいも家族もコンパクトになった今の日本の暮らしの中にフィットするよう、使いやすさを追求した3種類のミニ提灯です。取り入れやすいサイズ感、新しい形の伝統工芸品「八女提灯」をぜひご堪能下さい。
- 商品詳細
商品名:山/Muji
サイズ:W16cm×H20cm
価格 :11,000円(税込み)
商品名:ミモザ/ Mimosa
サイズ:W16cm×H20cm
価格 :14,300円(税込み)
商品名:きらめく泡/ Sparkling Bubbles
サイズ:W16cm×H20cm
価格 :14,300円(税込み)
- 八女提灯とは
八女は昔から和紙の産地であり、竹林もたくさんありました。八女で提灯の生産が盛んになったのは、これら原料に恵まれていたからと考えられています。
約200年前に八女提灯は誕生したといわれています。照明として使われていた提灯は、日本人の暮らしになくてはならないものでした。現代でも、神社や祭り会場を彩るほか、お店の看板にも利用され、その温かな灯りは、どこか哀愁や情緒を漂わせます。
- シラキ工芸について
シラキ工芸は、盆提灯の「火袋」メーカーとして1980年に八女市立花町白木で創業し、2代目代表の入江朋臣さんが2004年に法人化し現在に至ります。
八女提灯は約200年前に墓地で吊下げるための「場提灯」が起源とされます。和紙の産地であり、竹などの原料も地元で入手できたため農家の副業として発展し、明治時代には海外へも輸出されました。
八女提灯の特徴は、一本のヒゴを提灯の型に沿って螺旋状に巻く「一条螺旋式」と、草花などの彩色画による「火袋」の絵付けです。シラキ工芸では、型を組立て、ヒゴを螺旋状に巻き、縦に糸をかけ、八女手漉き和紙や絹を手作業で貼り、吹き付けと筆描きを組み合わせによる、下書きなしの素早い絵付けを行っています。
仏壇や盆提灯の需要と提灯の絵付け職人が減るなかで、伝統技術の継承と提灯の小型化の必要性を感じた入江さんは、未経験の社員を雇い職人に育て技術を継承するとともに、自社ブランド商品「cocolan」を展開し、八女の伝統工芸を継承し世界へ発信しています。
- 地域文化商社「うなぎの寝床」について
うなぎの寝床は、福岡県⼋⼥市を拠点とし、地域に伝わる歴史や⽂化を独⾃に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを⾒出す「地域⽂化商社」です。2012年7⽉の創業から、次世代へ継承していく「地域⽂化(ものづくり、まちづくり、⾷⽂化など)」の価値を⾒⽴て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それが浸透していく仕組みを整え、つくりて(⽣産者)、つなぎて(地域⽂化商社)、つかいて(⽣活者)、そしてその先にある地域資源や⾃然も含めた⽣態系をつないでいきます。