株式会社Swellは、「itowa」の機能開発とサポート人材の採用に投資するため、資金調達を実施したことを発表しました。
お悔やみプラットフォーム「itowa」は、昨年6月のサービス開始以来、累計700件以上の葬儀で利用され、18,000人以上の方に訃報を届けています。
ご遺族様と葬儀社様が利用しやすいサービスに向けて、itowaの機能開発とサポート人材の採用に投資
株式会社Swell
弔電や香典をおくる、無料デジタルプラットフォーム「itowa(いとわ) 」(https://itowa71.com/)を提供する株式会社Swell(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:坂元 充)、以下「スウェル」)は、朝日メディアラボベンチャーズ、STATION Ai Central Japan、クオンタムリープベンチャーズ(既存投資家)、三菱UFJキャピタルを引受先とした第三者割当増資で9千万円の資金調達を実施しました。これにより、累計調達額は1億2,500 万円となりました。
WEB香典・弔電・供花・供物でお悔やみ行動をもっとたくさんの人に
日本は世界に先駆けた超高齢社会で、全人口の28.8%が65歳以上の高齢者です。今後、日本では「葬儀」がもっと身近なものになっていく中で、葬儀あたりの平均参列者が2000年には約200名だったが、2022年には平均40人以下になっています。これは葬儀の小規模化、核家族やコロナ禍が要因とされています。
スウェル代表の坂元は、創業前から15年間、葬儀業界の現場に携わってきました。
その中で、誰もが故人にお悔やみをしたいという気持ちがあるにも関わらず、仕事の都合や遠隔地のために行けない、あるいはそもそも亡くなったことを知らなかったなどが原因で葬儀に参加できないシーンを多く目にしてきました。
人との繋がりが薄れてしまわないよう「もっと人との繋がりを作っていきたい」という想いから、たくさんの人たちがお悔やみを伝えられるitowaを開発、運営しています。
オンラインで弔電や香典を送れるお悔やみプラットフォームitowa(いとわ)とは
「いつでも弔う、忘れない」の頭文字をとった「itowa(いとわ)」。この弔意を誰もが厭(いと)わないで欲しいという願いが込められています。itowaは弔意をカタチにするプラットフォームです。
itowaで作成される訃報ページには葬儀情報が掲載されている他、弔電や香典、供物、供花をオンラインで手配することができます。遠方や高齢などの理由から葬儀に参加できなくても、オンラインでも弔うことが可能になります。また、喪主・葬家にとっては、参列者のリスト管理や返礼品の手配などの葬儀に関係する負担が軽減でき、葬儀社はプラットフォームを通じで参列者の増加が見込めます。葬儀社の導入費用は無料で、オンラインでの弔電や香典、供物、供花の販売額に応じた手数料をitowaにお支払いいただきます。
■itowaご利用の流れ
- 葬儀社が『itowa』の利用を申し込みます。
- 導入された葬儀社で行われる葬儀の際、遺族専用ページが生成されます。
- 喪主(遺族代表者)のLINEアカウントと連携し、itowa公式LINEから訃報ページが通知されます。
- 葬儀社へも通知された訃報紙データやLINE通知された訃報ページを、ご親族の皆様や、ご親族のお勤め先、または葬儀に案内される方々に転送します。葬儀社が連絡や案内を代行する場合もあります。
- 情報を取得した方は葬儀の日程情報を元に参列したり、参列できない場合はitowaの訃報ページからお花や弔電、また香典を遺族に申し込むことができます。
itowaを利用されたい方は、直接当社にお問い合わせいただき、ご利用いただくことも可能です。
itowa(いとわ)、葬儀利用累計700件突破!今後の市場拡大への展望について
昨年6月のサービス開始以来、累計700件以上の葬儀で利用され、18,000人以上の方に訃報をお届けしています。2028年には年間350,000件の利用と年間取引額2000億円の市場を造る計画を立てており、今後も利用者の皆様に価値あるサービスを提供し、葬儀に関わる様々なニーズにお応えしてまいります。
また、itowaは、日経BP社が運営するメディア「日経クロストレンド」が昨年12月に発表した「未来の市場をつくる100社【2024年版】」にも選ばれました。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00923/00003/
今回調達した資金で、itowaの機能開発強化とサポート人材の採用へ投資し、導入葬儀社を増やすとともに、オンラインで弔意を示す方も含めた参列者200名の葬儀を実現に向けた取り組みを加速させます。採用情報https://swell-inc.jp/recruit/
◇代表取締役コメント◇
〈株式会社Swell 代表取締役CEO 坂元 充〉
葬儀社で15年間勤務し、セレモニーの制作が私の仕事でした。近年、葬儀の規模が縮小し、コロナ禍で参列者が80%も減少しましたが、故人や遺族への弔意は減っていないと考えています。むしろ、機会を逸してしまっただけです。
この機会損失を改善するという考えに共感頂ける葬儀社の導入や、関連事業者との連携が進んでいます。今回、資金提供をしてくださった株主の皆様を含むステークホルダーの期待も高まっています。最近では、喪主やitowaを通じて注文いただいた方から感謝の言葉をいただくこともあります。
今回の資金調達を通じて、社会のニーズに適切に応え、サービスの改善や葬儀社とエンドユーザーの満足度向上に投資していきたいと考えています。
「お悔やみ行動を最大化する」という目標に向けて、使命感を持って取り組んでいきます。
◇投資会社各社コメント◇
<朝日メディアラボベンチャーズ株式会社 パートナー 山田 正美 氏>
葬儀業界で15年のキャリアを持つ代表の坂元さんが捉えている業界の課題と描いている将来像に共感し、出資をさせていただきました。一朝一夕では変わらない慣習や商習慣をより良くするために地道に活動していく経営メンバーに期待しています。
<STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合
STATION Ai株式会社 PRE-STATION Ai 統括マネージャー 田中 正樹 氏>
業界に強い経営陣に加え、現代のニーズに合わせた「お見送り」を提供することで葬儀体験そのものを変革する可能性を感じ、出資させていただきました。
愛知の企業として葬儀業界に革新をもたらしてくれることを期待しながら、今後の展開についても心より応援しています!
<クオンタムリープベンチャーズ 代表パートナー 古谷 健太郎 氏>
初回ラウンドに続き、追加出資の機会をいただけたことを大変光栄に思います。
超高齢社会における死亡者数増加、コロナ/アフターコロナでの業界変革、オンライン決済の浸透、この3つのwhy nowが強いモメンタムをitowaにもたらしています。
「故人との別れ」を最高のものにしたいという代表坂元さんの想いを、今回新たに迎えた株主様と一緒に、引き続きご支援してまいります。
<三菱UFJキャピタル株式会社 名古屋投資部 副部長 長谷川 修 氏>
古くからの慣行を重んじる葬儀業界に変革をもたらし、人を弔い、お悔やみを伝えるという普遍的行為の未来像を自らのビジネスで構築しようとする坂元社長をはじめ社員の方々の姿にとても共感しています。Swellが提供する葬儀プラットホーム「itowa(いとわ)」の普及、並びにSwellが展望する葬儀業界のDX化の実現を全力で応援します。
■株式会社Swell
設 立 2020年4月1日
所在地 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート 11F
代表者 代表取締役CEO 坂元 充
《愛知県のスタートアップ支援拠点STATION Ai》
https://stationai.co.jp/startups
URL:https://swell-inc.jp/
採用情報:https://swell-inc.jp/recruit/
【事業内容】
ウェブおよびデジタルプラットフォームの提供
○訃報案内サービス「itowa(いとわ)」:https://itowa71.com/
○お花オーダーサービス「はなテック」:https://lp.hana-tec.jp/index.html