京阪互助センター(玉泉院)は多くの方が利用する冠婚葬祭互助会ですが、加入にあたって不安を感じる方も多いようです。口コミや評判など、実際に利用した方のリアルな生の声を参考にしたうえで、自分に合うかどうか判断したいという方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、京阪互助センターに関する口コミや報道を収集し、良い点・悪い点の両面を含めて紹介します。京阪互助センターを利用するメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
京阪互助センター(玉泉院)の口コミ
京阪互助センターは創業50年以上の歴史を誇る葬儀社で、大阪府や和歌山県を中心に事業を展開していますが、寄せられる口コミには良いものもあれば悪いものもあるようです。
ここでは、公式サイトに掲載されている「お客様の声」ではなく、外部の口コミサイトに投稿された良い口コミと悪い口コミの両方(原文まま)を紹介します。
京阪互助センター(玉泉院)の良い口コミ
事例①
全体の葬儀の流れについて、非常にスムーズに進めることができました。頻繁にお声がけをいただいたことで安心できましたし、スタッフひとりひとりの優しい気遣いや対応は嬉しかったです。葬儀の際の参列者の誘導もしてくださり、当時は隣の部屋で別の葬儀が行われていましたが、特に問題もなく進めることができました。料金は決して安いわけではありませんが、最後まで温かく対応していただきましたし玉泉院の葬儀に決めて良かったと思います。
出典:葬儀社の評判
事例②
通夜式後の控室での食事会の際、少し手違いがあったがすぐに柔軟に対応していただけた。また式に備えた花の名前札に間違いがあったが、指摘すると即座に対応していただけたので特に悪い感情は持つことはなかった。プランナーがしっかりと遺族の想いを汲んで下さり、故人にとってもよい葬儀になったのではないかと思う。アフターケアとして、互助会や仏壇などの提案もあり、またしっかりとした説明もあったので式後の不安な点も解消できた。
出典:葬儀社の評判
事例③
とても対応がよく、気持ち良く亡くなった方を送り出すことができました。荷物を預け忘れていた参列者がいると、すぐに近寄り丁寧に対応しておられました。小さな赤ちゃんを抱いた方への配慮も忘れず、大丈夫ですか、などと声をかけていました。お料理がとても美味しかったことも印象的です。食べ進める具合をしっかり見ておられて、いいタイミングで次のお料理を出してきてくださったり、飲み物がなくなりそうな時は、こちらから呼ばなくてもすぐに気づいて声をかけてきださいました。子供がお茶をこぼした際も、嫌な顔一つせずにタオルをもってきて笑顔で対応されていました。食物アレルギーの方がいたので、その分のお料理を別のものに変えたのですが、配膳の際には本人にアレルギーの有無をしっかり確認されていました。やはり葬儀とは心身ともにすごく疲れますので、これほどしっかりした対応をしていただけると気持ちがおちつけました。
出典:葬儀社の評判
京阪互助センター(玉泉院)の悪い口コミ
事例①
丁寧には対応していただきましたが、互助会に入っていなかったこともあり家族層なのに価格がかなり高い。家族葬向けの部屋はほぼなく、大きな部屋が大半だったため、人数も本当の近親者しかよんでいなかったので、スカスカだったのが嫌だった。見積りもかなり営業感が漂っており、どんどん追加して行くと知らない間に価格が高騰していった。さまざまな要望に応えて(参列者の人数から適正な会場の広さ、予算と価格のマッチングを行ってほしいと思う。
出典:葬儀社の評判
事例②
人気があるのか時期が悪かったのかわかりませんが、亡くなってすぐに葬儀の手配をお願いしたのですが、3日後からしか空いていないとのことで霊安室で2日間過ごさなければなりませんでした。霊安室も幾つかありましたが満室でしたのでとても、気を使いました。
料金については葬儀は積立もしていたし、互助会で会員価格のプランだったので、それ程高いと感じることはなかったのですが、食事代が会員でもお安くならなかったの残念に思いました。葬儀まで日にちがあったのですが、その間の事の流れの説明がなかったのは戸惑いましたが、葬儀が始まるととても親切で心強かったです。
出典:葬儀社の評判
京阪互助センター(玉泉院)に関する報道
情報セキュリティの話題専門メディア「Security NEXT」は2015年6月2日に、京阪互助センターの従業員が鞄の置き引きに遭い、770件の顧客情報が盗まれたと報じています。
鞄には顧客の個人情報が書かれたノートが4冊入っていたようです。京阪互助センターでは、2008年にも同様に車上荒らしで300件以上の個人情報が盗まれた事件が起きています。
京阪互助センターでは、すでに何らかの対応をとっているものと思われますが、情報セキュリティは企業にとって重要な課題であり、個人情報漏洩による被害は顧客の信頼を損なうだけでなく、法的な問題を引き起こす可能性もあります。
同業他社の葬儀社様でも、この事件を通じて情報セキュリティの重要性を再認識し、予防策の強化に取り組むことが求められそうです。
京阪互助センター(玉泉院)の会社概要
【社名】株式会社京阪互助センター
【設立】昭和46年6月2日
【所在地】大阪市北区鶴野町4番16号
【代表者】代表取締役 齋藤 強
【従業員】493名
【葬祭施設数】
- 和歌山 5施設
- 大阪府 22施設
- 大阪市 5施設
【事業内容】
- 冠婚葬祭互助会事業全般(前払式特定取引業)
- 婚礼関連業務全般及び結婚式場の運営
- 葬祭関連業務全般及び葬儀式場の運営
- 共済保険及び損保保険代理店
【公式サイト】https://www.keihango.co.jp/
京阪互助センター(玉泉院)の歴史
昭和46年6月に設立された京阪互助センターは、3年後に本社ビルを竣工しました。当時は互助会そのものが世間に知られていなかったため困難な営業でしたが、昭和50年には、会員数の増加に伴い管理部を作り、顧客情報や集金管理をコンピュータ化しました。
昭和57年2月に本社を大阪玉姫会館に移転し、7月に和歌山支店を開設しています。
平成16年には「ひよどり介護サービス」をスタートするなど、福祉事業でも地域に貢献している互助センターです。
京阪互助センター(玉泉院)に関する数字(財務状況など)
貸借対照表(令和4年4月期)
- 資産合計:409億2千3百万円(前年同期比-0.89%)
- 負債合計:400億2千3百万円(前年同期比-1.72%)
- 純資産:9億0千0百万円(前年同期比+58.2%)
- 利益剰余金:△1億9千5百万円(赤字縮小)
- 自己資本比率:2.20%(+0.82%)
損益計算書(令和4年4月期)
- 売上高:57億5千6百万円(前年同期比+4.45%)
- 営業利益:△2千1百万円(赤字縮小)
- 経常利益:2億9千3百万円(黒字転換)
- 当期純利益:3億2千8百万円(黒字転換)
京阪互助センター(玉泉院)の葬儀プランと費用
京阪互助センターには決まった葬儀プランはなく、利用者に話を聞いてマッチした提案をしてくれます。ここでは、互助会契約プランの直営会館で行われる葬儀36万円コースの詳細を紹介します。
京阪互助センター(玉泉院)を利用するメリット・デメリット
冠婚葬祭互助会を含む葬祭事業者はサービス業ですので、他社との差別化を図るべく独自のサービスを打ち出しています。しかし葬儀に求めるものは人それぞれ異なりますので、各葬儀社が提供するサービスについても好みが分かれるのも当然でしょう。
京阪互助センターが提供するサービスについて、口コミからみた利用者側のメリット・デメリットを解説します。
メリット
- 頻繁に声かけしてもらえるので安心できる
- スタッフの気遣いが伝わる
- 参列者もサポートしてもらえる
- 同時に別の葬儀が行われても気にならない
- 互助会や仏壇などのアフターケアがある
- 料理が美味しい
スタッフの細かい気配りやサポートが好評です。手違いや、名前の間違いがあってもすぐ柔軟に対応してくれたと言う口コミがありました。仏壇の提案などもあり、葬儀後のサポートにも安心できるようです。
デメリット
- 葬儀場は大きな部屋が大半なので人数が少ない場合寂しく感じる
- 葬儀場が埋まっていて数日待つ場合がある
- 互助会に加入していても食事代は割引されない
- 葬儀が始まると心強いが、葬儀前のサポートが足りなかった
広い葬儀場が多く、スカスカで嫌だったと言う口コミがありました。小規模で家族葬を行いたい方ではなく、ある程度参列者を呼びたい方に向いているといえそうです。互助会加入者からは、費用が高く感じることはなかったが、食事代が割引されず残念だったという意見がありました。互助会に加入する前に割引の対象を把握しておくことが大切です。
まとめ
今回はメディアの報道や財務状況に関する数字、口コミサイトなどに寄せられた口コミをもとに、大手冠婚葬祭互助会の京阪互助センターについて紹介しました。
利用者から見たメリット・デメリットについても、ご理解いただけたかと思います。
心強いスタッフのサポートが好評でしたが、個人情報の漏洩問題は顧客の信頼に影響します。
2015年の事件なので改善されているかと思いますが、個人情報は紙ではなくデジタルへ移行し、管理を強化することがこれからの時代には必要不可欠であるといえそうです。