一般社団法人供養の日普及推進協会
会の冒頭には、薬師寺の協力による特別法要が行われ、有形・無形の命への感謝と、供養心が広く浸透することを参加者一同で祈願しました。
開会挨拶は、当協会会長の大澤 静可と、最高顧問を務める学校法人医学アカデミー理事長の穂坂邦夫氏が務め、大澤会長は「本日お集りいただいたパートナーの皆様と、SNSでライブ配信をご覧いただいている全国の皆様にとって、このフォーラムが供養と感謝について考えるきっかけになれば」と話し、穂坂最高顧問は「このフォーラムを通して、自分自身ももう一度供養や感謝の気持ちについて考えたい」と挨拶しました。
(薬師寺僧侶による記念法要)
法要後には、協会の活動趣旨や「供養の日」制定の背景などをご紹介した後、薬師寺 管主の加藤朝胤(ちょういん)氏、穂坂邦夫氏(当協会最高顧問)、日本和装師会会長の市田ひろみ氏(当協会顧問)、 衆議院議員の馬淵澄夫氏(当協会顧問)にご登壇いただき、「供養と感謝を考える」をテーマにしたパネルディスカッションを実施しました。コーディネーターを務める薬師寺 執事長大谷徹奘(てつじょう)氏の進行のもと、和やかな雰囲気の中トークが繰り広げられました。馬渕氏は宗教哲学者の知人から聞いたという世界の人々で異なる供養観について紹介しながら「日本の“供養”の習慣は、独自に発展してきたと聞いている。森羅万象に対する感謝するという習慣も非常にユニークで、虫供養や針供養など様々な供養を行っている地域があると聞いて、なるほどなと思った」とコメントしました。また、市田氏は、自身の着物に対する考え方について「本物を選んで、長く使うということも大事。私自身は長く大事にしたものを捨てるわけではなく、誰かにあげたり、チャリティーに出したりしている」とコメントし、会場の共感を誘いました。また、加藤管主は「先祖を大切にするという気持ちが薄れてきている一番の原因は核家族化。先祖の命がなければ自分の命はない。本来重なりあっていた家庭教育、学校教育、社会教育の3つの教育がバラバラになっているのも問題」と現代人の供養に対する意識の希薄さについて言及し、改めて供養と感謝の気持ちを持つことの大切さを訴えました。
最後に、当協会の理事を務める全国優良石材店の会 代表理事の吉田剛氏より閉会の挨拶があり、「先祖を敬い、感謝する心=供養の心だと思う。日本人の精神の原点を見失わないために、皆様とともにこの“供養の日”を一人でも多くの人に広げていきたい」と話しました。
また、本イベントはTwitte上(供養の日普及推進協会公式アカウント @kuyo_or_jp)で生中継され、フォーラム参加者だけではく、全国のtwitterユーザーがフォーラムの様子を閲覧するなど供養に関する関心の広がりがうかがえる結果となりました。
◆当日の様子
(写真は左から 加藤管主と当協会会長の大澤静可、特別法要、全国から集まった協会パートナー)
◆「供養の日」制定の背景◆
近年の超高齢化、核家族化の進行や、テクノロジーの発展による現代人のライフスタイルの変化により、「供養する」ことに対して現代人の意識が薄れつつある現状の中で、供養の大切さを改めて考え、祖先や家族をはじめとする「人」や「もの」に気持ちを寄せる機会を積極的に創出したいと考え、一般社団法人日本記念日協会の認定を受け、2017年9月4日に制定されました。
◆「供養の日」普及推進協会について◆
名 称: 一般社団法人供養の日普及推進協会
設 立:2018年1月
所 在 地:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービル38F/TEL:03-6894-9494
会 長: 大澤 静可
事業内容:「供養の日」普及推進に向けた広報・広告宣伝事業/「供養の日」イベント開催事業
「供養の日」使用ライセンスおよびロゴ等の管理運用/供養に関わる資格検定事業
「供養をするための基金の設立/供養に関する研究を目的とした、供養研究会の運営
「供養の日」関連の情報誌や情報の発行と発信「供養の日」普及推進活動に必要な広告宣伝営業ツールの提供 など