僧侶・釈徹宗さんとお笑い芸人・笑い飯哲夫さん、異色の2人による共著『みんな、忙しすぎませんかね?』が大好評発売中!
大和書房
大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は、『みんな、忙しすぎませんかね?』(著:釈 徹宗 笑い飯 哲夫)を、2019年8月1日発売いたしました。
NHK『100分de名著』で「歎異抄」を解説した話題の僧侶、釈徹宗先生と、仏教に造詣の深い芸人として知られる笑い飯の哲夫さんの異色の有り難い初コラボ!往復書簡形式で日常の問いに仏教的な視点でお答えします。
http://www.daiwashobo.co.jp/book/b458377.html
「働き方改革」で働く時間は短くなっても、仕事が減ったわけじゃない…
いつも気忙しい現代人に異色のコラボで送る、心をゆるめる仏教的思考回路!
お二人に、生きていく中で出合うさまざまな雑事を伺い、仏教的視点から解決策を教えてもらいます。
読んでいるだけで、抱えていた悩みがくだらなく思えたり、自然と手放すことができるような、目からウロコの新しい価値観、また仏教の意外な面白さ、クールな考え方もお勉強できてしまうという1冊!
“生きづらさ”を手放すための「仏教的知恵」がたくさんあった!読めば心が軽くなる。
物事は思い通りにはなりません。それなら自分の思考回路を変えてみよう。
「仕事は楽しい?」より抜粋
釈先生
自己評価と他者評価との齟齬で苦しい時は、『ダンマパダ』※1の「ただ自分のしたことと、しなかったことだけを見よ」という言葉を深く味わってみましょう。私たちは、つい「他者がやったことと、他者がしなかったこと」ばかりを見てしまいます。これでは、自分の人生なのに、いつまでたっても自分自身が主人公になれません。「自分がしたこと」「自分がしなかったこと」を点検することで、アクティビティのバランスがよくなります。
※1『ダンマパダ』…初期仏教経典のひとつ。
笑い飯 哲夫さん
また釈先生は、「利行」と「同事」という教義の重要性を紹介してくださいました。他人を蹴落として笑いを取る芸人より、他人に笑いを取らせてあげるような流れを生み出す芸人の方が、その道のプロだと認定されるように思います。やはり、他人の利は自分の利にもなるのだと思いますし、そうでありたいと思っています。
【目次】
1 仕事は楽しい? 2 怒るということ 3 煩悩とは?
4 地獄ってどんなところ? 5 運を考える 6 努力は報われる?
7 孤独について 8 生まれ変わったら? 9 家族について
10 自殺は許される? 11 苦手な人 12 「バチが当たる」について
13 お墓参り 14 戒名の値段 15 退屈
16 仏壇は必要? 17 心を強くする 18 調子に乗る
19 友だちが欲しい 20 お金は好き? 21 苦手なこと
22 食欲 23 しがらみ 24 死んだらどこに行くんですか?
【著者プロフィール】
釈 徹宗
日本の宗教学者・僧。浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。大阪府出身。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。その後、如来寺住職の傍ら、龍谷大学文学部非常勤講師、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現職。
笑い飯 哲夫
中西 哲夫(なかにし てつお、1974年12月25日 – )は、日本のお笑いタレントであり、お笑いコンビ・笑い飯の1人。相方は西田幸治。 奈良県桜井市出身。吉本興業所属。
奈良県立奈良高等学校卒業。関西学院大学文学部哲学科卒業。