ペット葬需要の高まりにともない、ペットの火葬や葬儀・ご供養サービスを提供する事業者も増加傾向にあります。
しかし現時点(2024年10月)の日本において、ペットの火葬や葬儀を規定する法律は存在せず、ペット葬サービスの内容や技術レベルも各事業者ごとに異なるため、いわば玉石混交といった状況です。
大切な家族であるペットを見送る飼い主様が、安心してペット葬サービスを利用するためには、業界全体の健全化が不可欠です。
そのため現在では、ペット葬事業者の資質や技術向上、ならびに業界全体の発展を目指し、複数の業界団体が設立されています。
しかしながら、各団体の運営方針や活動内容について、詳しくご存じない方が多いようです。
そこで本記事では、ペット葬儀における業界団体の1つ「ペット火葬協会」を取り上げ、詳しく解説いたします。
ペット火葬協会の概要
ペット火葬協会は2018年9月に設立されたペット葬祭業界団体で、関東地方をはじめ甲信越、東北・北海道、関西、中国、四国地方のペット霊園・ペット葬儀社で構成されています。
【団体名称】ペット火葬協会
【所在地】〒177-0051 東京都練馬区関町北5-14-29(ペットPaPa 内)
【代表者】会長 高橋 達治
【所属員数】正会員30社、賛助会員13社、特別会員1社
【公式ホームページ】https://petkasou-kyokai.jp/
設立の目的と意義
同協会は「最愛のペットを亡くした最も不安定な精神状態の飼い主様に、最高のお別れを演出すること」をモットーに、飼い主と会員の両方のメリットの最大化を目指しています。
そのため同協会では、飼い主様が安心してペット葬儀業者に依頼できるよう、業務に必須の高度な接客技術と専門知識を持つ事業者の育成に注力しています。
「ペット火葬協会に所属するペット霊園、ペット火葬車であれば安心して任せられる」ようなシステムと信頼感の構築に努めているようです。