メモリード長崎(メモリードホール)は多くの方が利用する冠婚葬祭互助会ですが、加入にあたって不安を感じる方も多いようです。口コミや評判など、実際に利用した方のリアルな生の声を参考にしたうえで、自分に合うかどうか判断したいという方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、メモリード長崎に関する口コミや報道を収集し、良い点・悪い点の両面を含めて紹介します。メモリード長崎を利用するメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
メモリード長崎(メモリードホール)の口コミ
メモリード長崎は、年間1万7千件以上の葬儀を執り行うグループ会社ですが、寄せられる口コミには良いものもあれば悪いものもあるようです。
ここでは、公式サイトに掲載されている「お客様の声」ではなく、外部の口コミサイトに投稿された良い口コミと悪い口コミの両方を紹介します。
メモリード長崎(メモリードホール)の良い口コミ
事例①
まず最初に見積もりを出してくれましたので金額の不安は取り除かれた点が一番良かった点です。予算を少し超えてしまった部分は一部を削り予算内に収まていただいたので大変助かりました。初めてだったのでなにもわからない私たちを丁寧に説明していただいて理解するまで説明していただいたのでとても安心しました。通夜、葬儀の際もスタッフの方々が丁寧な対応をしていただいたのでとても安心してその日を送ることができて本当に良かったです。
出典:葬儀社の評判
事例②
兎に角、抑えめな感じでシンプルな様相が理想でしたので、それを取り入れて貰えて、必要以上には目立ち過ぎないものにしてもらえたことが有難かったです。各商品サービスにいくつかランクが設けてあり(例えば骨壺にしても立派なものからシンプルなものまで)、こちらが希望のランクを指定でき、費用を抑えることにもつなげられ助かりました。しかしながら、そういった違いで式の自体のランクまで落とされるということはなく、立派な式を執り行ってもらえましたので5点です。
出典:安心葬儀
事例③
気が動転している中、優しさのある対応や葬儀の手順も丁寧に説明して頂き、適切なアドバイスやフォローなどとても助かりました。また、お寺を紹介してもらい住職さんとの交渉もやってもらい、お布施の基準額も教えて貰って困る事がないくらい助けて頂き、感謝しています。
出典:安心葬儀
メモリード長崎(メモリードホール)の悪い口コミ
事例①
悪かった点は、身内が年明けに亡くなり、葬儀社に電話してもなかなか繋がらなくて、ようやく繋がったと思ったら、なかなか葬儀場が取れなくて、困ったことです。スタッフの対応は、困ったことがあると、すぐに飛んできて対応してくれたので良かったです。
出典:葬儀社の評判
事例②
スタッフの対応はとても良かったです。しかし、後日細かい明細を見てみると、いつも利用していた葬儀社では一式に組み込まれていたものが、単品価格で計算されていたものも何点かありました。礼状ハガキは10倍もの差がありました。一番驚いたのは、カタログに載っているリムジンを頼んだのですが、「うちの地区には置いてない」との事で移動費(Kmで計算)を取られました。
棺も、事前打合せでは、一番高額な「石原裕次郎さんと同じですよ」と言われたものに決めていたのですが、当日「きれいな布張りのかまぼこ型のものにしませんか?同額でいいです。」と言われて、バタバタしている最中に「それでは・・・」と変更してしまい、家族からブーイングを受けるはめに・・・。今考えると、「あんな黄色い柄の棺、仏教方式では使われないよなあ~」「在庫処理だったのでは?」「弟と決めていたのに・・・」と悔やまれてなりません。
出典:葬儀社の評判
メモリード長崎(メモリードホール)に関する報道
令和5年3月8日メモリード長崎は、長崎県佐世保市と「地域見守りネットワーク協定」を結びました。地域見守りネットワーク協定とは、業務中に市内を巡回するなかで、市民や高齢者の異変に気付いた際、迅速に市や警察署に連絡する取り組みであり、これにより市民が安心して生活できる環境づくりが促進されます。
長崎新聞長崎会や西日本新聞エリアグループ長崎、九州電力株式会社佐世保営業所なども協定を結んでおり、メモリード長崎は18番目の協定先です。
メモリード長崎(メモリードホール)の会社概要
【社名】株式会社メモリード[長崎]
【設立】1969年(昭和44年)
【所在地】長崎県西彼杵郡長与町高田郷1785-10
【代表者】吉田 昌敬
【従業員】3,200名(グループ総計:パートタイム社員含む)
【葬祭施設数】
- 斎場 長崎23施設
- 斎場 佐賀21施設
- 斎場 福岡22施設
【事業内容】
- 婚礼事業・リゾートウェディング
- 通信販売事業
- ホテル・レストラン事業
- 製菓事業
- 貸衣裳・レンタルブティック
- 旅行事業
- 葬祭事業
- 設計・リフォーム事業
- 保険事業
- 自動車関連事業
- 写真スタジオ
- ワイン醸造・販売業
【公式サイト】https://www.memolead.co.jp/
メモリード長崎(メモリードホール)の歴史
メモリード長崎の歴史は、昭和44年に長崎市に「(株)長崎冠婚葬祭互助センター」を設立したことにはじまります。
昭和56年にはグループ会社として、群馬県に本社を置いた(株)メモリードを設立。同年8月に(株)長崎冠婚葬祭互助センターから(株)メモリードに商号変更しました。
昭和64年に(株)セレモニー宮崎をメモリードグループとし、宮崎地区を営業管轄とします。さらに平成2年に東京都渋谷区にメモリードグループ東京本部を開設しました。
平成5年に「メモリード総合本部」を開設すると同時に長崎県西彼杵郡長与町に本社ビルを移転しました。
「葬儀革命」という商標登録を行い、サービス・施設・料金の面からあたたかく心のこもった葬儀を執り行っています。
メモリード長崎(メモリードホール)に関する数字(財務状況など)
貸借対照表(令和4年5月期)
- 資産合計:546億7千4百万円(前年同期比+2.15%)
- 負債合計:524億0千7百万円(前年同期比+0.67%)
- 純資産:22億6千6百万円(前年同期比+54.68%)
- 利益剰余金:2億5千0百万円(前年同期比-58.61%)
- 自己資本比率:4.14%(+1.4%)
「利益剰余金」が前年同期に比べで減少となっていますが、損益計算書を確認すると「当期純利益」が発生しており、貸借対照表の「その他利益剰余金(13億6千5百万円)」とのあいだに11億1千5百万円の差額が発生していることから、任意積立金や繰越利益剰余金として計上された可能性があります。
損益計算書(令和4年5月期)
- 売上高:170億8千7百万円(前年同期比+22.17%)
- 営業利益:9億3千6百万円(黒字転換)
- 経常利益:10億6千9百万円(前年同期比+1025.26%)
- 当期純利益:7億6千0百万円(前年同期比+185.71%)
メモリード長崎(メモリードホール)の葬儀プランと費用
メモリード長崎の葬儀プランは公開されていません。ここでは互助会のシステム内容や費用をご紹介します。
出典:会員システムのご案内
メモリード長崎(メモリードホール)を利用するメリット・デメリット
冠婚葬祭互助会を含む葬祭事業者はサービス業ですので、他社との差別化を図るべく独自のサービスを打ち出しています。しかし葬儀に求めるものは人それぞれ異なりますので、各葬儀社が提供するサービスについても好みが分かれるのも当然でしょう。
メモリード長崎が提供するサービスについて、口コミからみた利用者側のメリット・デメリットを解説します。
メリット
- 金額面でのネガティブな口コミが少ない
- 価格相応の葬儀を行える
- スタッフの丁寧な対応
- 細やかな気配り
- 十分なサポート
- 駐車場の警備員の対応もいい
- 住職さんと交渉をしてもらえる
金額相応の葬儀を行える点がメリットだといえます。各種サービスでは、希望のランクを指定でき費用を抑えることができますが、それにより葬儀のランクが落ちることがないので、立派な式を執り行うことができるようです。スタッフのサポートも丁寧で、ある程度参列者が多い方に向いている葬儀社であるという口コミも確認できました。
デメリット
- 年末年始は電話がつながりづらい可能性がある
- タイミング次第では葬儀場が押さえづらい
- 他社と比べて、セットに組み込まれていない商品があった
- カタログに掲載されていても利用できないプランがあった
大手葬儀社のメモリード長崎は、時期によっては電話が繋がりづらいケースもあるようです。ただし、依頼後はすぐに駆けつけてくれるようなので安心できたという口コミが確認できました。
また、互助会に加入していたおかけで半額ほどで葬儀ができたと言う口コミがある一方で、カタログで紹介されていても利用できないサービスや、他社ではセットになっているが、単品価格で計算されるものもあったとの事。
互助会の途中解約には高額な手数料がかかるケースもありますので、加入前によくプランを確認することが大切だといえます。
まとめ
今回はメディアの報道や財務状況に関する数字、口コミサイトなどに寄せられた口コミをもとに、大手冠婚葬祭互助会のメモリード長崎について紹介しました。利用者から見たメリット・デメリットについても、ご理解いただけたかと思います。
大手メモリードグループの総合本部があるメモリード長崎は、毎年多くの葬儀を執り行っていますが、比較的悪い口コミが少ない印象を受けました。費用面では、「妥当、予算内」という意見が多く、そのうえでスタッフの対応が印象に残った方からは高評価を受けている様子が伺えます。
「葬儀革命」でサービス・施設・料金面から利用者に寄り添うことで高評価を得られているようでした。