高い志をもって葬儀業界に就職される方はたくさんいらっしゃいますが、業務の特殊性から適性が必要な業界といえるでしょう。この作品のように、内側から見た葬儀業界を知ってもらう機会は少ないので、葬儀業界に興味をもってもらうきっかけになりそうです。
最期のお別れに私たちができる、精一杯のお見送りをーー。『葬儀屋さんになったわけ』
「私、葬儀屋さんになる!!」
宗派別のお作法や仏具の名前すら知らないまま、新卒で飛び込んだ葬儀の世界。絶対に失敗が許されない現場で日々奔走する中、ご遺族のそれぞれの事情や想いに接するうち、少しずつ仕事への自覚と覚悟が芽生えてきてーー。
葬儀屋さんのリアルな現場を描いた感動のお仕事コミックエッセイ『葬儀屋さんになったわけ』が、6月17日に刊行されます。
実際に葬儀屋さんで働き、そこで得られた知識や経験を漫画で描いてきた、はがあおいさんのデビュー作品です。
- あらすじ
就職活動で訪問した際、先輩たちの仕事ぶりに感銘を受けた主人公「はが あおい」は、葬儀についての知識など全くないまま、新卒で葬儀屋さんに就職します。
しかし宗派別のお作法や、数え切れないほどの仏具や専門用語の数々、そして絶対に失敗は許されない書類の提出などなど、覚えるべきことはたくさん!
何よりご葬儀の連絡は突然やってきます。
お役所や病院やお寺へのご連絡、またお花やお食事や返礼品などなど、最期のお見送りのため、プロフェッショナルな先輩方に教わりながら必死に頑張る毎日。
そして、ご遺族と初めて接するなか、このお仕事で一番大切な使命に気づきはじめます。
誰もが必ず経験する「大切な人との別れ」。その最期のお見送りにご遺族に寄り添い、少しでも助けになれたら……。そう強く思うように。
絶対に失敗が許されない現場で、大きなプレッシャーがありつつも、仕事にやりがいを見出していく主人公。
そして時に叱咤激励しながらも応援してくれる、時にクセ強めの会社の先輩たちと共に、ご遺族により千差万別の現場に全力で取り組んでいきます。
そんななか、ある葬儀を彼女が先頭に立って執り行うことになり……。
他、カラオケでお経を歌ってしまったり、お寺の門前で宗派がわかったりなど、葬儀屋さんならではの「あるある」や、故人を偲ぶ一風変わったご葬儀など、盛りだくさんな内容が詰まっています。
この作品を通して、普段はあまり知ることのできないけれど、誰もが必ず経験するご葬儀のリアルな現場と、そこで働く人の想いを知ることで、興味を持ってもらえたらーー幸いです。
『葬儀屋さんになったわけ』6月17日(金曜日)発売です!
- 書誌情報
『葬儀屋さんになったわけ』
はが あおい著
定価1,100円(本体1,000円+税10%)
ISBN:9784781620923
発売日:2022年6月17日
株式会社イースト・プレス