庭園デザイナーの石原和幸氏が監修する永代供養墓 「アンカレッジの樹木葬」 を展開するアンカレッジは、購入者306名を対象に「お墓、お墓参りについてのアンケート」しました。その結果、お墓を探すうえで「お参りの行きやすさ」を重視した方が多かったようです。
株式会社アンカレッジ
承継を必要としない永代供養型のお墓 「アンカレッジの樹木葬」 を全国22ヶ所にて展開する、株式会社アンカレッジ(本社:東京都港区、代表:柏 昌宏、矢島 靖擴、以下 「アンカレッジ」)では、購入者へのアンケートを実施。お墓探しをするうえで重視したことを尋ねた結果、 「お参りの行きやすさ」 を重要な条件としている方が多いことが分かりました。
長引くコロナ禍で遠方まで足を運びにくい状況が続く中、交通至便な、ひいては 「近場のお墓」 の需要は当面続くことが予想されます。
【調査概要】
調査内容:アンカレッジ樹木葬 購入者アンケート
調査方法:店頭調査(アンケート用紙記入)
調査対象:アンカレッジの樹木葬購入者
調査期間:2020年11月27日~2022年12月4日
サンプル数:306名
回答方法:選択式(複数回答可)
自宅から遠いお墓に悩む人が多い実態
今回のアンケートに先駆け、アンカレッジが2021年に実施した「お墓、お墓参りについてのアンケート」では、お墓参りに関する不満の第1位に 「自宅から遠い」(46.0%)が挙げられました。次点の 「承継者が少ない・いない」(31.3%)、「子ども・家族に迷惑をかけたくない」(31.0%)に実に10ポイント以上も差をつけています。
また、現状のお墓までの片道時間と、理想とする片道時間についても尋ねたところ、理想を 「30~60分」 とする人が最も多い一方で、実際には 「180分以上」 かかっている人が最も多いことも分かっています。
こういった現状の一因には、生まれた土地を離れた先で家庭を持つ人が増えたことがあります。
かつては生まれてから生を終えるまで同じ土地に留まることが多かった為、当然にようにお墓が居住地の近くにあり、それを子孫が自然に受け継ぐことができましたが、現在は大学進学や就職、転勤で地元を離れることも珍しくありません。
今現在の自分たちの苦労に鑑みて、自分たちのお墓に参る予定の人たち(主に子世代)には同様の苦労をさせまいと、 「お参りのしやすさ」 を念頭にお墓探しをする人たちが増えていると思われます。
また同時に、子ども世代がさらに別の土地に引っ越す可能性も考慮し、承継しないでも良い永代供養墓を求める傾向にも繋がっています。
【調査概要】
調査内容:お墓、お墓参りについてのアンケート
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国成人以上の男女(男性144名/女性156名)
調査期間:2021年4月13日~16日
サンプル数:300名
コロナ禍でより実感された「遠くのお墓」の不便さ
2020年の春から続くコロナ禍では、遠方への移動がはばかられる時期も多くありました。お墓参りに行きたくても行けない方も多く、特に山中にある霊園では、お墓への道中の草刈り等整備ができないことで、道が絶えてしまうという危惧の声もありました。
また、間もなく迎える年末年始でも感染者の増加が懸念されており、遠方へのお墓参りが憚られる方も多いと思われます。
今回のコロナ禍が落ち着いたとしても、またいつ同様のパンデミックが発生するかも分からず、気軽に行ける距離にお墓を求めることの利便性は今後も注目されていくと考えられます。