納棺業者 8社まとめ┃葬儀における納棺師仕事・学校・給与解説

葬儀における納棺師・納棺業者まとめまとめ

納棺とは文字通りご遺体をに納める作業を指しますが、納棺までにはいくつかの手順があります。
人が亡くなってから棺に納められるまでの一連の流れを、その道のプロとしてすべて担うのが納棺師です。
故人の旅立ちの準備を整える作業は「納棺の儀」と呼ばれますが、遺族にとってもお別れ前に故人に触れる大切な時間となります。

そこで今回は「納棺の儀」を専門に扱う納棺師・納棺業者について詳しく解説します。
納棺師としての技術を学ぶ方法についても紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

目次

納棺師の給与体形と求人募集

納棺師・納棺業者

納棺師の平均年収はおおむね300~400万円ほどとされていますが、地域や勤務形態によって給与は異なります。
「納棺の儀」の所要時間は60~90分ほどですので、正社員以外にパートやアルバイトでの勤務も可能です。
また葬儀全般に関わりたい方と、専業の納棺師として働きたい方では選ぶべき進路も違ってきます。

納棺師の進路

納棺師として働く場合、葬儀社社員の業務の一部として納棺を担当するか、納棺業者の社員として葬儀に派遣されて納棺のみに携わるかの2つの進路が想定されます。
葬儀社の社員であれば、葬儀に関する知識や経験を蓄えて昇進するに従い昇給も期待できますが、納棺業者で納棺業務だけを担当していては、大幅な昇給は期待できません。

しかしエンバーミング(遺体衛生保全)サービスを提供している納棺業者であれば、エンバーミング技術習得などで担当可能な業務を増やすことで、将来的な昇給も可能でしょう。
現在では納棺業者や葬儀社だけでなく、介護事業者や医療機関の求人も増えているため、以前に比べ活躍の場は広がっています。 

納棺師の平均的な給与は?

納棺業者の新卒初任給は地域により異なりますが、17~25万円ほどの求人が多くなっています。
一方、葬儀社社員の新卒初任給も18~25万円ほどの求人が多く、初任給の金額自体に大きな違いはありません。

人の遺体に関わるという業務の特殊性にもかかわらず、給与については一般的な企業のサラリーマンと同等もしくは少し低いという状況です。
そのため納棺師として短期間で高収入を得るのは難しいでしょう。

納棺師になるには

納棺師として働くために国家資格などは必要ありませんが、知識や技術の習得は欠かせません。
納棺技術を習得するには、専門学校で学ぶ方法と納棺業者が主催する講習を受講する方法があります。

将来的に納棺師を目指す方は専門学校、すでに葬儀社社員として勤務していて納棺技術を習得したい方は業者の講習がおすすめです。

おくりびとアカデミー

おくりびとアカデミー

東京都中央区にある学校で6か月間にわたり、納棺しての心得から湯灌・着付け・ラストメイクなどを座学と実技を通じて学びます。
授業は水・木10:00~13:00、金10:00~17:00の通学制「納棺師コース」のみで、授業料は120万円(税抜き)です。

企業などからの依頼による講習や、不定期の特別講義なども行っています。

おくりびとアカデミー - 死者に対...

九州SOGI専門学校

九州SOGI専門学校

長崎県長崎市にある専門学校で、週5日の授業で納棺師としての知識や技術を習得可能です。
1年間の総授業数950時間のうち、440時間は実際の葬儀現場で補助要員として働き報酬を得られる「総合企業実習」が占めます。

1年間に必要な費用は100万円(授業料90万円+教材費等10万円)ですが、1年間で得られる企業実習報酬費は347,600円です。

九州SOGI専門学校
九州SOGI専門学校 九州SOGI専門学校は、働きながら学ぶデュアルシステムの専門学校です。「座学」+「実習」で実践力!就職をグッと近くに!

納棺専門業者の講習

納棺業者の中には、納棺師に必要な知識や技術の講習を実施している企業もあります。
湯灌や傷の修復・ラストメイクなど納棺技術習得に特化した、数日間の短期講習です。

専門学校とは異なり葬儀全般の教育ではありませんが、すでに葬儀社に勤務している方であれば十分の内容でしょう。

納棺士による湯灌・納棺の流れ

湯灌

「納棺の儀」の流れは地域の葬送習慣や宗派によって若干異なりますが、基本的には末期の水をとることから始まり、副葬品の納棺までの手順は変わりません。
一般的な「納棺の儀」の流れは以下の通りです。

末期の水をとる

「死に水をとる」ともいわれる儀式で「あの世に旅立つ故人がのどの渇きに苦しまないように」などの願いを込めて唇を潤します。
脱脂綿を括り付けた割りばしや大きな綿棒を水に浸し、故人の唇を湿らすのが一般的な方法です。
しかし地域によっては、樒(しきみ)や菊などの植物の葉を使用するケースもあります。

湯灌

逆さ水(水にお湯を加えてつくったぬるま湯)を使って、故人の身体を清める儀式です。
由来としては「この世の穢れを洗い落とす」「逆さ水を使うことで産湯(うぶゆ)の逆さ事(さかさごと・死の穢れを遠ざけるために普段と違う手順で物事を行う)として行う」など諸説あるようです。

湯灌には「洗体湯灌」と「古式湯灌」があり、それぞれ清め方が異なります。

洗体湯灌

故人の身体を湯船に浸して全身を洗い清める方法で、かつては遺族や近隣住民が行っていましたが、現在では納棺師が二人一組になり専用のバスタブを使って行うのが一般的です。
希望すれば遺族の立ち会いも可能ですし、納棺師とともにシャワーや洗髪なども行えます。

古式湯灌

逆さ水に浸したタオルや手ぬぐいを絞り、故人の身体を拭き清めることから「拭き湯灌」とも呼ばれます。
納棺師とともに遺族や故人の近親者なども参加して、故人の身体をすみずみまで拭き清めるのが通例です。

身支度を整える

湯灌を済ましたのちは、故人が無事に旅立てるように身支度を整えます。
長い闘病生活を過ごした場合、痩せてしまったせいで頬がこけたり、目が落ちくぼんだりして、元気だった頃と印象が変わってしまう事も少なくありません。
こういったケースでは、故人を生前の姿に戻すのも納棺師の重要な仕事の1つです。

ラストメイク

男性であれば整髪して髭を剃る、女性であれば髪にブラシをかけて薄化粧を施します。
傷跡があればカバーし、こけてしまった頬に綿を詰めてふっくらさせるなどの復元もラストメイクの一部です。

性別にかかわらず顔色が悪い場合は、血色がよく見えるようにメイクして生前のイメージにできるだけ近づけます。
より生前のイメージに近づけるために、故人が女性の場合は愛用していた化粧品を利用することもあるようです。

死装束の旅支度

仏教では、亡くなった方は浄土に向けて49日間の旅に出るとされています。
そのため納棺の前に、経帷子(きょうかたびら)・手甲・脚絆(きゃはん)などの旅支度を身につけるのが一般的です。
しかし浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに阿弥陀如来(あみだにょらい)の力で成仏するとされているため、旅姿にはなりません。

死装束の着付けは基本的に納棺師が行いますが、遺族が一部手伝えるケースもあります。
しかし最近では、死装束に着替えさせるのではなく、上から掛けるだけのケースも増えているようです。

納棺

すべての準備が整ったら、納棺師や遺族で故人を棺に納めます。
ゆっくりと傷つけないように注意しながら納棺したら、衣服や髪の乱れを整えて胸の上で手を組ませた姿勢にするのが一般的です。

副葬品の納棺

故人が生前に愛用していた櫛なども、副葬品として棺に納められます。
しかし金属やプラスチック製の品物、ガラス製の瓶などは火葬するうえで問題があるため入れられません。

エンバーミングとは

エンバーミング

宗教的な理由から土葬が埋葬方法の主流となっている欧米で、遺体を長期間保存するための技術として開発されたのが「エンバーミング(遺体衛生保全)」です。
血管内の血液を防腐剤に入れ替えることで腐敗の進行を防ぎ、遺体を冷却しなくても美しい状態に保てます。

亡くなる方の99%以上が火葬される日本では、これまであまり必要とされてこなかった技術ですが、近年では徐々に需要が高まっています。

納棺師とエンバーミング(遺体衛生保全)

東京をはじめとした大都市では、亡くなったタイミングによっては火葬の順番待ちが発生し、火葬までに1週間ほど待たされるケースも少なくありません。
中には遺体安置施設が確保できず、葬儀までの安置場所に困るケースもでてきているようです。

納棺師の仕事の中には遺体保全も含まれますが、従来のドライアイスで冷やす方法では限界があります。
やむを得ずロッカー型の冷蔵安置施設を利用した場合、遺族の面会すらままならないというケースも少なくありません。

しかしエンバーミング処置を施せば、無機質な冷蔵安置を利用しなくても腐敗の進行を抑えることが可能です。
またエンバーミングに使用される薬剤が、遺体の毛細血管まで浸透することで肌質まで改善しますので、より自然な姿でお別れができます。

納棺師の仕事は、遺族が故人との最後の時間を心置きなく過ごせるようにすることですので、エンバーミング技術は納棺師にとっても有益でしょう。
そのため現在では、エンバーミングを業務に取り入れている納棺業者も増えています。

エンバーミング(遺体衛生保全)資格

かつてエンバーミング技術の習得方法は海外留学が主流でしたが、現在ではIFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)がエンバーマー資格認定試験を年1回実施しています。
日本にも1か所だけですがエンバーマー養成校がありますので、国内でのエンバーミング技術習得や認定資格取得も可能です。

日本ヒューマンセレモニー専門学校 エンバーマーコース

エンバーミング養成

神奈川県平塚市の日本ヒューマンセレモニー専門学校(学校法人鶴嶺学園)エンバーマーコースは、国内唯一のエンバーミング教育機関です。
エンバーミングだけでなく、一般教養や葬祭学などのカリキュラムが組まれており、2年間で全課程を修了するとエンバーマー認定資格試験の受験資格が与えられます。

納棺師による湯灌・納棺の依頼方法

一般の方が納棺師による納棺を希望する場合、主な依頼方法は2つです。
どちらの方法を選ぶかによって、葬儀における納棺の位置付けも変わります。

葬儀社を通して依頼

もっとも一般的な方法は、葬儀社のオプションサービスとして利用する方法でしょう。
この場合、葬儀の一連の流れの一部として、通夜式前のタイミングで「納棺の儀」として組み込まれるのが一般的です。
葬儀社のプランによっては、葬儀一式の中に「納棺の儀」が含まれているケースもあります。

遺族から納棺師による「納棺の儀」を希望された場合、葬儀社は納棺業者に納棺師の派遣を依頼するのが一般的です。
しかし大手の葬儀社では、納棺師としての技術を持つスタッフが在籍しているケースも少なくありません。

納棺業者が運営する葬儀社を利用

納棺業者自身が葬儀社を運営している場合は、葬儀の内容も「納棺の儀」が中心です。
一般的な葬儀社の直葬(火葬式)は宗教儀礼を行わず、搬送・安置・火葬のみですが、納棺業者が営む葬儀社では直葬であっても「納棺の儀」を行えます。

近年では遺族や近親者のみで行う家族葬を選ぶ方も多いですが、たとえシンプルな葬儀内容でも「納棺の儀」を行えば、しっかりとお別れの時間が取れます。
現在では宗教への関心が薄い方も増えていますので、今後は宗教儀式よりも「お別れの時間」に重点をおいた葬送形式の需要が高まるかもしれません。

納棺士を派遣してくれる湯灌・納棺業者8社

納棺業者の多くは、提携葬儀社からの依頼で納棺師を各地に派遣するのが主な業務ですが、みずから葬儀社を運営しているケースもあります。
また納棺師育成のために、セミナーや講義などを実施している納棺業者も少なくありません。

ここでは納棺サービスを提供している企業を8社紹介します。

ディパーチャーズ・ジャパン

おくりびとのお葬式

納棺師育成のための「おくりびとアカデミー」を立ち上げた木村光希氏が創業し、各地に葬祭ホール「おくりびとのお葬式」を展開している企業です。
自社式場だけでなく公営斎場などでの葬儀にも対応しており「納棺の儀」に重点をおいた葬送サービスを提供しています。

【社名】ディパーチャーズ・ジャパン株式会社
【所在地】東京都中央区入船3丁目7-7 ウィンド入船6F
【事業所】北海道・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府
【事業内容】葬祭業・コンサルティング業務
【公式サイト】https://okuribito-osousiki.com/

NK東日本

NK東日本

首都圏を中心とした地域で納棺事業を営んでいる企業で、納棺師コンテストでの優勝などの実績を誇ります。
エンバーミングやご遺体の海外移送にも対応しており、必要な行政手続き代行も依頼可能です。

【社名】NK東日本 株式会社
【所在地】東京都板橋区舟渡4丁目16番11号
【事業所】東京・埼玉・茨城・栃木・千葉・神奈川・静岡
【従業員】52名
【事業内容】納棺事業・エンバーミング事業・納棺関連商品販売・手元供養品販売・海洋散骨・粉骨加工・国内外搬送・受け入れ・各種届出代行
【公式サイト】https://www.nk-east.com/

双葉トータルケア

双葉トータルケア

線香やロウソクから受付台や祭壇まで、葬儀社が必要とする備品を幅広く扱う双葉株式会社の関連会社として、湯灌・納棺サービスを提供しています。
北海道から九州まで日本各地に28の営業所を構えており、各拠点が連携して湯灌事業を行っているため、遺族の希望に沿った湯灌・納棺が可能です。
事業母体の双葉株式会社では遺品整理やお焚き上げなども扱っているため、葬儀社様にとって頼りになる存在といえます。

【社名】双葉株式会社
【所在地】愛知県名古屋市守山区新守西1014
【事業所】札幌・盛岡・仙台・東京・横浜・豊橋・大阪・姫路・下関・大分
【事業内容】葬祭用品販売・神殿式場施行・湯灌業務・遺品整理
【公式サイト】http://www.futaba-kk.jp/index.html

セレモグループ

セレモ

愛知県知多郡の株式会社セレモ東海と、愛知県清須市の株式会社セレモ東海名古屋の2社で湯灌・納棺を専門に扱っているグループ企業です。
湯灌・納棺に必要な設備をコンパクトにまとめた湯灌専用車「IMU(イム)」を独自に開発し、湯灌業者向けの販売やリースも行っています。

【社名】株式会社セレモ東海
【所在地】愛知県知多郡東浦町緒川下家左川31-1 B1
【従業員】25名
【事業内容】湯灌・納棺

【社名】株式会社セレモ東海名古屋
【所在地】愛知県清須市阿原鴨池180
【従業員】25名
【事業内容】湯灌・納棺
【公式サイト】http://www.selemotoukai.co.jp/

センティスト

センティスト

東北・北関東エリアと西日本エリアを中心に湯灌・納棺事業を展開する企業で、海洋散骨や粉骨加工も取り扱っています。
事業の一環としてエンバーミングにも対応しており、ご遺体の国内・海外への移送および各種手続き代行への対応も可能です。
自社で安置施設も所有しているため、ご遺体の安置場所の確保も心配ありません。

【社名】株式会社センティスト
【所在地】宮城県仙台市泉区七北田字白水沢14-1
【従業員】97名
【事業所】仙台・盛岡・大崎・釜石・秋田・能代・大館・青森・八戸・山形・福島・牛久・神戸・大阪・名古屋・倉敷・福山
【事業内容】納棺・エンバーミング・搬送・貸しホール・安置・お焚き上げ・物販・手元供養・海洋散骨
【公式サイト】http://www.sentist.co.jp/

納棺業者 桜

グリーフケア(遺族の喪失感からの回復補助)を重視した湯灌・納棺、ご遺体の復元を行っている現役復元納棺師の笹原留似子氏が代表をつとめる企業です。
看護師などの医療従事者や介護職員、葬儀業者を対象としたグリーフケアセミナーや、中高生に向けた「いのちの授業」などの活動にも力を注いでいます。

納棺師育成やグリーフケアについての講習も行っており、遠方の方は通信教育での受講も可能です。
納棺師とともに遺族が「納棺の儀」に参加する「参加型納棺」を推奨しています。
コロナ禍で「いのちの授業」が困難な現在では、YouTube「おもかげチャンネル」を開設し情報を発信しています。

【社名】株式会社 桜
【所在地】岩手県北上市中野町2丁目28-23
【事業内容】納棺事業・遺体復元・講演活動・講習(復元納棺師・グリーフケア)
【公式サイト】https://sakura-noukan.com/

ソーケン

ソーケン 納棺

主に船舶に関する製造・修理・電装を行っている企業ですが、警備業や外国の方向けの日本語学校の運営など多角的に事業展開しており、湯灌・納棺事業もその一つです。
提携葬儀社に人材を派遣する形式で、湯灌・納棺サービスを提供しています。
「最後まで本人らしく」をテーマに、故人の尊厳を重視しながら、遺族の希望に寄り添うサービスを提供している企業です。

【社名】ソーケン株式会社
【所在地】長崎県長崎市住吉町21番7号
【事業内容】船舶の製造・電装・警備・納棺・コンビニ経営
【公式サイト】https://soken-group.co.jp/businessdescription/yukanbusiness/

キュア・エッセンス

キュアエッセンス

遺族が故人との最後の別れに際し、安心して触れ合うための「死化粧」に重点を置いていることから、納棺師ではなく「死化粧師」と表現している企業です。
遺族が大切な家族の死を受け入れるために、お別れの時間をゆっくりとることを弔いの原点と捉え、それぞれに異なる遺体に適した処置やメイクを心掛けています。

死化粧の講習会も行っており、ベーシック・アドバンス・プロフェッショナルの3段階のコースが用意されているため、知識レベルに合わせた受講が可能です。
従業員の技術向上を考えている葬儀社様向けに、企業研修・講義なども行っています。

【社名】株式会社 キュア・エッセンス
【所在地】神奈川県横浜市中区本牧町
【事業内容】納棺事業・教育事業・講演活動
【公式サイト】http://www.cure-essence.com/

ソワニエ

ソワニエ

「他者愛誠心」を社是に、各地で湯灌・納棺サービスを提供している企業です。
社内資格制度を導入して各スタッフの技術レベルに適した教育を施し、常に技術向上に努めていますので葬儀社様も安心して依頼できるでしょう。

自社で納棺サービスを施行するだけでなく、葬儀社様スタッフを対象にした納棺師育成研修(福井支社)も実施しています。
また葬儀社様向けに販売されているオリジナル仏衣の「四季シリーズ」や、男性向けの「武人(ますらを)」は、顧客満足度向上が期待できそうです。

【社名】株式会社ソワニエ
【所在地】福井県福井市問屋町4丁目717
【事業所】横浜・福井・滋賀・奈良・和歌山・徳島・熊本
【事業内容】納棺事業・納棺関連商品販売・納棺師教育事業
【公式サイト】https://www.sowanie.co.jp/

まとめ~納棺は遺族にとってお別れの大切な時間~

宗教観や生活スタイルの変化から葬儀の簡素化が進む現在では、各葬儀社様でも顧客満足度の高い葬儀形式について、さまざまな工夫を凝らしておられることと思います。
お別れの時間である「納棺の儀」に重点を置いた葬送形式も、一つの選択肢といえるでしょう。

各宗教で死生観は異なりますが、大切な身内を失うことへの深い悲しみや喪失感については共通するところです。
そういった面を考慮すれば、宗教儀式にとらわれることなく、亡くなった方との最後の別れを重視した葬送形式は、弔いの原点とも捉えられます

これからの葬儀業界を考えるうえで、お別れの時間を十分にとった「納棺の儀」は、グリーフケアの観点からも重要な要素になる可能性があります。
納棺業者の中には納棺師育成のための講習や、企業研修を行っているところもありますので、一度経験してみてもよいでしょう。

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