葬儀社は全国に6500社ほど存在するといわれていますが、その大半を地域密着型の中小企業が占めている状況が続いてきました。
しかし近年では、2040年にピークを迎えるとされる多死社会に向け、葬儀業界でのM&Aが活発化しており、業界構造にも変化がみられます。
葬儀業界においても同業他社によるM&Aが多くを占めますが、最近では他業種からの新規参入に向けたM&Aも増加傾向にあるようです。
M&Aと聞くとネガティブな印象をもたれる方も多いようですが、実際には売り手側・買い手側の双方にメリットもあります。
とはいえ、葬儀業界のM&Aは機械的に業務提携や事業譲渡を行えばよいというものではなく、売り手側企業が築いてきたノウハウや、地域で積み重ねた信頼を保つ必要があります。
そのためには、売り手側・買い手側双方との調整能力に優れ、きめ細かなサポートができる仲介企業を選ぶべきでしょう
そこで本記事では、葬儀業界で実績のあるM&A仲介企業や、市場の動向を紹介するとともに、メリット・デメリットについても解説します。
地域密着型の葬儀社様にとっても、M&Aはもはや他人事ではありませんので、信頼できる仲介企業選びの参考にしていただければ幸いです。
目次
- 葬儀業界の市場動向
- 市場規模はほぼ横ばい
- 葬儀の小規模化・簡素化が拡大
- 低価格競争の激化
- 葬儀業界におけるM&Aとは
- 葬儀業界におけるM&Aのメリット・デメリット
- 売り手側のメリット
- 買い手側のメリット
- 売り手側のデメリット
- 買い手側のデメリット
- 葬儀業界における最近のM&A事例
- 葬儀業界で実績のあるM&A仲介企業
- インテグループ様
- M&A Capital Partners様
- 日本M&Aセンター様
- M&A総合研究所様
- 船井総研M&A様
- まとめ