アルファクラブグループの会館展開まとめ|葬祭ブランドごとの特徴を解説

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葬儀業界で高い知名度を誇るアルファクラブグループですが、細かく分社化されているため、その全容を把握している方は多くないでしょう。
アルファクラブの葬祭ブランドといえば「さがみ典礼」というイメージですが、実は他にも多くの葬祭ブランドや会館名称を用いて事業を展開しています。

近年では「家族葬」と呼ばれる少人数での葬儀が広がりを見せており、各地の冠婚葬祭互助会も対応を進めています。
アルファクラブグループも例外ではなく、家族葬向けの小規模ホール開設を急いでいるほか、家族葬専門の葬祭ブランドも立ち上げ、冠婚葬祭互助会とは別ルートでの集客もおこなっているようです。

そこで本記事では、アルファクラブグループが展開する葬祭ホール数や、地域ごとの分布状況などを中心に紹介いたします。
後半では葬祭事業における多店舗展開が抱える問題点にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

アルファクラブグループの概要

アルファクラブグループ全体像

アルファクラブグループが展開する事業は多岐にわたりますが、中核となるのは冠婚葬祭互助会の運営です。
これまでのアルファクラブグループは、各地の中小互助会をM&Aや事業引き受け・業務提携といったかたちで傘下に収めながら、営業エリアを徐々に拡大してきました。

アルファクラブグループは、関東甲信越地域や東北地方といった東日本を中心に拠点を配置し、細かく分社化した状態で事業を展開しています。
グループを構成している各企業も、多種多様な事業を展開する子会社を持っており、葬儀ポータルサイト「小さなお葬式」を運営する株式会社ユニクエストも、アルファクラブ武蔵野の子会社です。

このように、アルファクラブグループは非常に多くの企業で構成されていますが、事業展開の主軸は、社名に「アルファクラブ」が冠された以下の5社が担っているようです。

アルファクラブ武蔵野 株式会社

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アルファクラブ武蔵野 株式会社は、埼玉県を中心に事業を展開しており、葬祭ブランドとしては主に「さがみ典礼」を使用しています。
アルファクラブグループの歴史は、創業者である和田 兼保氏が埼玉県川口市で設立した、個人経営の葬儀社「さがみ典礼」に始まります。
創業の地である埼玉県で、長年にわたり事業を継続しているアルファクラブ武蔵野は、グループ全体の中心的な存在となっているようです。

【社名】アルファクラブ武蔵野 株式会社
【所在地】〒330-0855 埼玉県さいたま市大宮区上小町535
【設立】昭和39年(1964年)9月
【代表者】

  • 代表取締役会長:和田 哲哉
  • 代表取締役社長:和田 浩明

【事業内容】

  • 冠婚葬祭互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールの運営
  • 各種イベントの企画及び実施等

【従業員数】1100名(2023年4月末現在)
【公式HP】https://www.alphaclub.co.jp/

アルファクラブ株式会社(栃木)

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アルファクラブ株式会社(栃木)は、アルファクラブグループの前身である「株式会社 互助センター」の冠婚部・葬祭部として、昭和55年(1980年)3月に栃木県宇都宮市に設立されました。
メイン葬祭ブランドとしては「さがみ典礼」を使用しています。

現在は冠婚葬祭以外にも力を入れているようで、ホテル・レジャー事業として以下の施設を運営しています。

【社名】アルファクラブ株式会社
【所在地】〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り5-3-9
【設立】昭和48年(1973年)10月
【代表者】

  • 代表取締役会長:稲川 治利
  • 代表取締役社長:神田 昌毅

【事業内容】

  • 割賦販売法に基づく前払式特定取引業における冠婚葬祭に関する一切の業務
  • 総合結婚式場の経営
  • 葬儀場の経営
  • 貸衣裳及び美容着付
  • 寝台車、霊柩小型限定自動車運送事業
  • 損害保険代理業
  • 他、上記各号に附帯する一切の業務 他

【従業員数】194名(正社員) 600名(パート・アルバイト含)2020年9月現在
【公式HP】https://www.j-alpha.com/

アルファクラブ株式会社(福島)

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アルファクラブ株式会社(福島)は、株式会社 福島県民生活互助会を買収するかたちで昭和58年5月に設立されました。
平成10年4月に土浦支社(茨城県土浦市)を開設して以降は、福島・茨城の両県を中心に事業を展開しています。

メイン葬祭ブランドとしては「さがみ典礼」を使用しています。

【社名】アルファクラブ株式会社
【所在地】〒963-8861 福島県郡山市鶴見坦2-4-5
【設立】昭和58年(1983年)5月20日
【代表者】

  • 代表取締役会長:稲川 治利
  • 代表取締役社長:神田 貢典

【事業内容】●各種葬儀の施行 ●法事・法要に関するアドバイス及び手配 ●仏壇・仏具の販売及び墓所・墓石・他用品の紹介 ●料理・返礼品の手配 ●生花等供物の手配 ●エンバーミングの施行
【従業員数】230名
【公式HP】https://alphaclub.jp/

アルファクラブ東北 株式会社

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アルファクラブ東北 株式会社は、アルファクラブグループが株式を取得するかたちで子会社化した株式会社ライフアンサージ株式会社 岩手互助センターを合併し、平成27年7月に発足しました。
メイン葬祭ブランドとしては「さがみ典礼」を使用しています。

営業エリアは主に福島県・山形県・岩手県で、福島県内ではアルファクラブ株式会社(福島)と事業所や支社を共有していると思われます。
また婚礼式場や葬祭式場も共通となっており、両社は登記上別会社とはなっているものの、業務的には緊密に連携しているようです。

【社名】アルファクラブ東北株式会社
【所在地】〒963-8851 福島県郡山市開成3-6-15
【設立】平成27年(2015年)7月1日
【代表者】

  • 代表取締役会長:稲川 治利
  • 代表取締役社長:神田 貢典

【事業内容】●各種葬儀の施行 ●法事・法要に関するアドバイス及び手配 ●仏壇・仏具の販売及び墓所・墓石・他用品の紹介 ●料理・返礼品の手配 ●生花等供物の手配 ●エンバーミングの施行
【従業員数】150名
【公式HP】https://alphaclub-t.jp/

アルファクラブ静岡 株式会社

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アルファクラブ静岡 株式会社は、アルファクラブグループに加盟した株式会社富士互助センターが、平成25年(2013年)に株式会社 西駿河冠婚葬祭互助会、および株式会社ハートリンクを吸収する形で発足しました。
社名に「アルファクラブ」を冠したグループ企業の中では、唯一「さがみ典礼」以外の葬祭ブランド「富士葬祭」をメインに使用しています。

【社名】アルファクラブ静岡 株式会社
【所在地】〒424-0064 静岡県静岡市清水区長崎新田125-1
【設立】昭和52年(1977年)3月
【代表者】代表取締役社長 神田 昌毅
【事業内容】冠婚葬祭互助会事業
【従業員数】126名
【公式HP】https://www.alphaclub-s.com/index.html

アルファクラブグループの会館展開

これまでのアルファクラブグループは、関東以北の東日本を中心に事業を展開してきました。
しかし現在では、大阪府に本社を構える傘下企業の株式会社ユニクエストを軸に、西日本エリアにも進出しています。

アルファクラブグループが展開する葬祭ブランド

アルファクラブグループにおける代表的な葬祭ブランドとしては「さがみ典礼」があげられます。
しかし実際には、多種多様な葬祭ブランドを、用途や目的に合わせて使い分けているようです。

アルファクラブグループを構成しているグループ企業が、葬祭ブランドとして使用している名称と会館数をまとめたものが以下のグラフです。

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確認できるだけでも20種類以上の葬祭ブランドが存在しますが、使用目的や用途により大きく3つのタイプに分けられるようです。

吸収合併した互助会の葬祭ブランドを活用しているケース

アルファクラブグループでは、吸収合併してきた各地の中小互助会が地元で長く使用してきた葬祭ブランド名や会館名称を、そのまま維持しているケースも少なくありません。
これは、円滑に事業展開を進めていくうえで、地域における高い認知度を活用しているものと思われます。

このケースに該当すると思われるのは、以下の通りです。

葬儀ブランド名社名(旧社名)
富士葬祭アルファクラブ静岡 株式会社(旧 株式会社 富士互助センター)
長安殿アルファクラブ東北 株式会社(旧 株式会社 岩手互助センター)
レクスト・ルネスレクスト岐阜 株式会社
子安葬儀株式会社レクストワン
岐阜葬祭株式会社 岐阜冠婚葬祭互助会
プリエサイカンシステム株式会社
東冠メモリアル株式会社 東冠

葬儀の小規模化に対応しているケース

近年では参列者を少人数にしぼった「家族葬」と呼ばれる葬儀形式が広がりを見せており、冠婚葬祭互助会各社も対応を急いでいる様子がうかがえます。
アルファクラブグループでも、家族葬向け小規模ホールの開設を進めていますが、営業エリアや用途によって複数の葬儀ブランドを使い分けているようです。

葬祭ブランド名用途使用企業名
ファミラル家族葬専用プラン
(互助会員向け)
・アルファクラブ株式会社(福島)・アルファクラブ東北 株式会社
ソライエ家族葬専用(互助会員向け)アルファクラブ武蔵野 株式会社
タクセル家族葬専門(独自会員制度)・アルファクラブ株式会社(栃木)
・アルファクラブ静岡 株式会社

ユニクエスト系列

ユニクエストグループ概要-min

葬儀ポータルサイト「小さなお葬式」を運営する株式会社ユニクエストは、2013年にアルファクラブ武蔵野 株式会社の子会社となりました。
またユニクエスト社自身も、複数の専門葬儀社(ライフアンドデザイン・グループ西日本 株式会社・株式会社 葬儀のこすもす・株式会社ルミーナ)を傘下に持つライフアンドデザイン・グループ株式会社を2020年に子会社化しました。

ネット集客を中心に事業を展開していたユニクエスト社ですが、現在では葬儀ポータルサイトとしての知名度を活かし、「小さなお葬式」名義で実店舗運営に乗り出しています。

「小さなお葬式」の名を冠した葬祭ホールは、ユニクエスト社直営だけでなく、FC(フランチャイズ)事業としても展開しているほか、傘下企業のライフアンドデザイン・グループ西日本 株式会社や親会社であるアルファクラブ武蔵野も、運営企業に名を連ねています。
さらに子会社であるライフアンドデザイン・グループ傘下の各葬儀社でも、それぞれ独自の葬儀ブランドを展開しています。

葬祭ブランド名運営会社
小さなお葬式・株式会社ユニクエスト
・ライフアンドデザイン・グループ西日本 株式会社・アルファクラブ武蔵野 株式会社・外部企業FC
家族葬のらくおうライフアンドデザイン・グループ西日本 株式会社
家族葬のセレモニーハウス・ライフアンドデザイン・グループ西日本 株式会社・株式会社 葬儀のこすもす
家族葬のルミーナ株式会社ルミーナ

アルファクラブグループの葬祭会館地域別分布

アルファクラブグループが葬祭会館を出店している地域分布をまとめたのが以下のグラフです。

アルファクラブグループ地域別会館分布-min

創業地である埼玉県を筆頭に、栃木県茨城県・福島県・山形県・岩手県・静岡県と、主要5社が本社または支社を置いている地域に、集中して出店されているのがお分かりいただけるかと思います。
またレクスト岐阜・レクストワン・岐阜冠婚葬祭互助会がグループ企業になったことで、岐阜県も会館数が多い地域となっています。

さらに関西地方では、ユニクエスト傘下の「家族葬のらくおう(ライフアンドデザイン・グループ西日本)」大阪府京都府を主要営業エリアとしているため、両県でも数多くの出店がみられます。
しかし「家族葬のらくおう」は専門葬儀社のため、大阪府や京都府で冠婚葬祭互助会事業は営まれていません。

反対に、出店が少ない地域に目を向けると、島根県と宮城県にそれぞれ1会館が開設されているほか、鹿児島県に2会館・広島県に3会館・福岡県に5会館と続きます。
上記のうち島根県の1会館以外は、すべて「小さなお葬式」のFCによる出店です。

アルファクラブグループ葬祭会館の運営元

アルファクラブグループ系列の葬祭会館の運営元は、その大半をグループ企業が占めています。
しかしグループ傘下のユニクエストでは、葬儀ポータルサイトの知名度を活かして「小さなお葬式」名義での葬祭ホールFC事業を展開しており、全体のうち3.2%は外部企業が運営しています。

外部FCの企業名は公開されていませんが、葬研の調べでは大手葬儀社の系列企業や、地元で高い知名度を誇る冠婚葬祭互助会も関連しているようで、興味深い構造となっているようです。

アルファクラブグループ会館運営元比率-min

アルファクラブグループが展開する家族葬ブランド

現在の日本では、葬儀の小規模化・簡素化が広がりを見せており、冠婚葬祭互助会各社でも対応を進めている様子がみられます。
アルファクラブグループでは、互助会員向けの小規模ホール開設を進めつつ、グループ会社ごとにそれぞれ家族葬専門ブランドを立ち上げて、低価格葬儀を求める層への訴求にも注力しているようです。

ファミラル

ファミラルTOP-min

家族葬のファミラルは、アルファクラブ株式会社(福島)およびアルファクラブ東北 株式会社によって運営されている家族葬ブランドです。
両社の営業エリアである福島県・茨城県・山形県・岩手県で38会館が展開されています。

  • 福島県:7会館
  • 茨城県:7会館
  • 山形県:5会館
  • 岩手県:19会館

アルファクラブグループが、岩手県で運営している葬祭会館の総数が41ですので、半数近くをファミラルが占めていることになります。
ファミラルでは10名ほどの参列者を想定した4つの葬儀プランが用意されており、福祉葬にも対応しています。

ファミラル葬儀プラン一覧

このうち家族葬プランには以下が含まれますが、葬儀に最低限必要となる物品はそろっているように見えます。

ファミラル家族葬①
ファミラル家族葬②

出典:ファミラル公式ホームページ

ソライエ

ソライエTOP-min

ソライエは、アルファクラブ武蔵野 株式会社埼玉県内14か所に展開する、一日一組限定の家族葬ブランドです。
コンパクトな葬祭ホールは、コンビニエンスストアなどの小規模商業施設跡地を、建物ごと再利用することで建設コストを抑えつつ、通夜・葬儀や法事などにも対応可能な機能を備えています。

現在(2023年9月時点)のところ、公式ホームページにはWeb限定の2プランのみが掲載されていますが、葬儀ポータルサイト「小さなお葬式」が提供するプランにも対応しているようです。

ソライエ葬儀プラン-min

出典:ソライエ公式ホームページ

家族葬のタクセル

タクセルTOP-min

家族葬のタクセルは、アルファクラブ株式会社(栃木)およびアルファクラブ静岡 株式会社が運営している家族葬ブランドです。

ファミラルやソライエの公式ホームページでは、運営元が「さがみ典礼」であることを前面に打ち出していましたが、タクセルではそういった対応をとっていません。
また独自の会員制度を設けており、冠婚葬祭互助会とは完全に切り離したかたちで運営されていると思われます。

タクセルでは、栃木県・茨城県・静岡県に合計43会館を展開しているほか、公営斎場での葬儀にも対応しているようです。

  • 栃木県:18会館
  • 茨城県:4会館
  • 静岡県:21会館

タクセルの公式ホームページには、福祉葬を含む4プランが掲載されています。

タクセル火葬式-min
タクセル一日葬-min
タクセル家族葬-min
タクセル福祉葬-min

なお上記4プランのうち、家族葬プランには以下のものが含まれています。

タクセル家族葬内容-min

出典:タクセル公式ホームページ

アルファクラブグループの多店舗化推進に向けた動き

近年の葬儀業界では、同一エリア内に集中出店して占有率を高め、同業他社に対して優位性を保つ「ドミナント戦略」をとるケースが多くなっています。
「ドミナント戦略」には当然ながら多店舗展開が必要となりますが、新規出店を継続するうえで課題となるのが、サービス品質を維持するうえで欠かせない人員確保です。

少子高齢化が進む日本では、業界を問わず今後ますます人員確保が難しくなると想定されています。
中でも、葬儀業界を含むサービス業では顧客との直接的な接点が多く、適性のある人材が求められるため、人員確保はさらに難しくなるでしょう。

そうした状況下で多店舗化を推進するためには、これまでとは異なるアプローチが求められます。
アルファクラブグループでは、こうした課題の解決に向けて、すでに動き出しているようです。

無人化対応

ソライエ見学無人化-min

アルファクラブ武蔵野が運営する家族葬ブランド「ソライエ」では、各葬祭ホールにIoT技術を活用した無人化対応システムが導入されています。
ご安置中の面会はもちろん、見学・体験などもスタッフと直接顔を合わせることなくおこなえる仕組みとなっているようです。

お客様が式場見学などのために来訪された際には、開錠から照明・空調まで遠隔での管理が可能なため、葬儀の予定が入っていない日の式場に人員を常駐させる必要がありません。
スタッフと顔を合わせることなく、自由に館内を見て回れますし、式場見学後の質問や相談にもオンラインで対応できるため、接客自体に大きな問題は無いようです。

こうしたシステムを活用すれば、人員をエリア内で流動的に配置できるうえに、式場が無人の状態になった場合の機会損失は最小限に抑えられます。
現時点では「ソライエ」限定での施策となっているようですが、今後はグループ各社の小規模斎場に拡大する可能性もありそうです。

出典:PR TIMES「【さがみ典礼】葬斎施設の受付・見学・体験が無人化に 家族葬専用施設『ソライエ上尾原市』で無人化対応を開始 無人化対応の葬斎施設2号店『ソライエ武蔵藤沢』が2022年9月12日(月)にグランドオープン」

葬儀DX

アルファクラブ武蔵野葬儀DX-min

アルファクラブグループでは、過去にご遺体を取り違えて出棺してしまうトラブルが複数回発生しています。
従来の葬儀では、納棺の際にご遺族が立ち会うのが一般的で、ご安置から出棺までに何度も対面の機会があったため、こうしたトラブルは起きにくい状況でした。

しかし現在では、通夜式や葬儀・告別式などの宗教儀式を省略し、火葬のみをおこなう「直葬(火葬式)」を選択する方も少しずつ増えているようです。
「直葬(火葬式)」を選択した場合、葬儀社やプランによっては火葬当日まで面会できず、ご遺族様とは火葬場で待ち合わせるというパターンもあります。
こういったケースでは、出棺前にご遺族様が故人様を確認する機会が限られるため、ご遺体の取り違えが発生する可能性は大幅に増加します。

こうした状況を受け、アルファクラブ武蔵野の各会館では、ミスやトラブルを防止するための葬儀施行管理システム『葬儀DX』の導入を開始しました。
同システムの導入により、ご遺体取り違えなどのミス防止につながるほか、施行管理業務を担う従業員の負担軽減にも寄与すると想定しているようです。

出典:PR TIMES 「さがみ典礼」が安心・安全な品質を保証する『葬儀 DX』を導入

まとめ

本記事では、アルファクラブグループの会館展開について、葬儀ブランドや地域ごとの分布といった情報も交えながら解説しました。
グループ全体の構造について、大まかにはご理解いただけたかと思います。

またアルファクラブグループにおける、多店舗展開に向けた課題対応についても、実例を挙げながら紹介しています。
本記事では多店舗運営に関する情報を多く取り上げているため、地域密着型葬儀社様の中には「うちは複数店舗展開などしないから関係ない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし人材確保については、業界全体に共通する課題といえるのではないでしょうか。

かねてより葬儀業界は「人の死」を扱うという業務の特殊性や、365日24時間の対応が求められる労働環境などの理由から、慢性的な人手不足の状況にあるといわれています。
すでに総人口が減少傾向にある日本において、将来的に葬儀社様が人材を確保するのは、さらに困難になると予想されますので、少人数で業務を稼働させるためのシステム構築は、喫緊の課題といえるでしょう。
そうした視点に立てば、アルファクラブグループが実行している施策は、参考になる部分も多いかと存じます。

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