あいプランの家族葬・葬儀┃プランや費用から口コミ・評判・トラブルまでまとめて調査!

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あいプラン(やわらぎ斎場)は多くの方が利用する冠婚葬祭互助会ですが、加入にあたって不安を感じる方も多いようです。
口コミや評判など、実際に利用した方のリアルな生の声を参考にしたうえで、自分に合うかどうか判断したいという方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、あいプランに関する口コミや報道を収集し、良い点・悪い点の両面を含めて紹介します。
あいプランを利用するメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

あいプラン(やわらぎ斎場)の口コミ

口コミ

あいプランは、創業80年を超える葬儀・葬祭事業の老舗企業です。北海道内に多くの自社斎場である「やわらぎ斎場」を保有し、圧倒的な施行実績を誇る企業ですので、寄せられる口コミには良いものもあれば、残念ながら悪いものもあるようです。

公平性を確保すべく、ここでは公式サイトに掲載されている「お客様の声」ではなく、外部の口コミサイトなどに寄せられた声を中心に紹介します。

あいプラン(やわらぎ斎場)の良い口コミ

良い口コミ

事例①

総合的に対応が親切でした。当事者の気持ちをくんだ対応に好感をもちました。葬儀内容検討時もその都度適切なアドバイスをくれ、当日の葬儀進行も実に円滑でした。常に利用者側の気持ちをくんだぬくもりのある対応でした。

出典:安心葬儀

事例②

料理がとにかく美味しかったです。お味噌汁は鍋で温めてくれていて、席に座ると運んでくれるシステムになっていました。
朝食も同様で、洋食でしたが同じような対応をしてくれました。量がボリュームがあって残してしまうこともありましたが、味はとても美味しかったです。

出典:安心葬儀

事例③

はじめての葬儀の依頼で慣れないことが多く、ここの業者は親戚の人に勧められるままに利用することになりました。実際に利用して良かった点は、葬儀の見積もりから準備や実行までスムーズであったのはもちろんのこと、料金について最初から不安や疑問点を感じさせないようにしっかりと説明やプレゼンをしてくれたことです。また、宗派の違いや葬儀に出席する人数などで依頼する内容も大分違ってくるのですが、その点も問題なく対処してくれました。担当になった男の人が、葬儀の内容やかかる費用についての説明がとても上手で、控えめながらも各所でリーダーシップを発揮していて頼れる人でした。

出典:みん評

あいプラン(やわらぎ斎場)の悪い口コミ

悪い口コミ

事例①

契約者が亡くなったので葬儀をお願いしようと連絡したが葬儀費用が高くチケット使用に制限が有るなど、葬儀依頼をとても出来る様なものでは無いので解約をしようと連絡をしたところ、
本人じゃないと解約出来ない。
解約するなら契約者の変更をしろ。
解約する時は沢山の書類等が必要。
と言われた。
電話の対応もわるく、結局は積み立てたお金を返金したくないだけだと思いました。

出典:みん評

事例②

祖母の葬儀をお願いしました
会員だったのもありすぐにやわらぎへ連絡
コロナ禍だったのもあり家族葬にしたい事、経済的にもあまり掛けられない事伝えていました。経済的なこともあり勧められた物を何度かお断りしたら担当の若い男性は豹変したように態度が悪くなりました
今までも何度か葬儀の近親者となり打ち合わせしたことがありましたが、皆さん親身になってくれ、こんな態度を取られたのは初めてです
近親者が亡くなり気持ちが落ちている時にこんな態度を取られるなんて怒りでいっぱいになりました
喪主である叔父は担当者に何度も謝ってましたが、なぜこちらが謝らなきゃいけないのか今思い出しても腹立たしいです

出典:みん評

事例③

小さな、私の要望の曲を無理にかけて頂きました。
スタッフの対応は良く余り悪かった点は思い出せませんが、私は祖母が寂しいだろうと一緒の部屋で寝ました、母と。
ですが、いくら仕事が大変か解りませんが、朝の7時前に布団をはがれあっけにとられました。
疲れもあったので、仕方ないとはいえ不愉快でした。
部屋の作りも金額を考えて妥当なものだとは思えませんでした。

次にやわらぎ斎場を選ぶかと聞かれたら答えに困ります。
葬儀はまあまあ良かったですが金額が信じられません。

出典:葬儀社の評判

あいプラン(やわらぎ斎場)の口コミからみた課題

課題

あいプランを利用した人の口コミから、葬儀に関する不安を抱えているご遺族にとって、担当者がとても頼りになる存在だと感じた人が多かったようです。また、事前に互助会に加入しておいたことで、「いざというとき、どこに連絡すればいいか」を迷わなくてすみ、安心感があったという感想もありました。

一方で、費用の設定に関する不満の声が多かったように感じます。基本的な費用が高めであるほか、プランのランクアップ、有料のオプションを追加せざるを得ないなど、想定よりも高い費用を払うことになったという意見が散見されました。 

また、葬儀の利用者ではないものの、積立の解約手続きが分かりにくいという意見、電話などによる互助会の勧誘に困っているという声が少なくありません。
あいプランの互助会に加入する際は、利用できるプランに含まれる内容・含まれない内容や、メリット・デメリットを把握したうえでの加入をおすすめします。

あいプラン(やわらぎ斎場)に関する報道

2023年3月に、あいプランでは、「ソラ色ポスト」の設置を発表しました。
グリーフケアの一環として、故人の感謝の言葉や言えなかった想いなどを手紙にして「ソラ色ポスト」に手紙を投函すると、月例慰霊祭でご供養し、故人に届けられるそうです。
ポストは、あいプランが運営する北海道内のやわらぎ斎場などに設置されています。

参照:北海道新聞『故人に伝えたい思い、手紙に 葬儀大手が「ソラ色ポスト」』

あいプラン(やわらぎ斎場)の会社概要

あいプラントップページ

【社名】株式会社あいプラン
【設立】昭和38年2月
【所在地】〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西8丁目12-1
【代表者】新道喜信
【従業員】1,100人
【事業内容】冠婚葬祭の施行を目的とする会員システムの運営(経済産業大臣の許可事業)

  • 結婚式場の経営
  • 葬祭式場の経営
  • 飲食店の経営
  • 仏壇仏具店の経営
  • 貸衣裳事業
  • 旅行業

【公式サイト】https://www.apg-aiplan.com/

あいプラン(やわらぎ斎場)の歴史

あいプランは、1930年(昭和5年)に仕出し料理の喜久一分店(有)を創業したことにはじまります。
1960年(昭和35年)に葬祭業の札幌花環株式会社を承継し、1963年(昭和38年)に冠婚葬祭互助会「札幌市冠婚葬祭互助会」を設立しました。

1974年(昭和49年)に「株式会社札幌冠婚葬祭互助会」として法人化し、翌年には、前払式特定取引営業許可を取得しています。
1978年(昭和53年)には、北海道発の民間葬祭式場「和(やわらぎ)」をオープンしました。

「株式会社札幌市冠婚葬祭互助会」から「株式会社札幌冠婚葬祭互助会」に改称後、1998年(平成10年)に「株式会社あいプラン」に改称しました。

2021年(令和3年)には、「株式会社日本互助会」「株式会社あいプラン」に統合しています。

あいプラン(やわらぎ斎場)に関する数字(財務状況など)

あいプラン 財務

貸借対照表(令和4年3月期)

  • 資産合計:468億3千6百万円
  • 負債合計:398億3千4百万円
  • 純資産:70億1百万円
  • 利益剰余金:69億2千7百万円
  • 自己資本比率:14.95%

損益計算書(令和4年3月期)

  • 売上高:125億1千5百万円(前年同期比+16.65%)
  • 営業利益:9億6千4百万円(黒字転換)
  • 経常利益:15億1千1百万円(前年同期比+1202.59%)
  • 当期純利益:10億4千万円(前年同期比+820.35%)

あいプラン(やわらぎ斎場)の葬儀プランと費用

あいプランの葬祭部門では、「やすらぎプラン」として、北海道地区の愛コース、首都圏市区の翠コース、縁コースがホームページで紹介されています。
ここでは、北海道地区愛コースのプランの内容を紹介しましょう。

やすらぎプラン 1
やすらぎプラン 2
やすらぎプラン 3
やすらぎプラン 4
出典:あいプラン 葬儀部門のあいプランシステム『北海道地区(愛コース)』

あいプラン(やわらぎ斎場)を利用するメリット・デメリット

メリット デメリット

冠婚葬祭互助会を含む葬祭事業者はサービス業ですので、他社との差別化を図るべく独自のサービスを打ち出しています。
しかし葬儀に求めるものは人それぞれ異なりますので、各葬儀社が提供するサービスについても好みが分かれるのも当然でしょう。

ここからは、あいプランが提供するサービスについて、口コミからみた利用者側のメリット・デメリットを解説します。

メリット

  • 葬儀に関する経験と知識が豊富で対応力がある
  • 担当者から適切なアドバイスがあった
  • 葬祭施設の設備が充実している
  • 知名度が高く安心感がある
  • 利用できる葬祭施設が多い
  • 料理の質が高い 

あいプランに関する良い口コミでは、担当者による適切なアドバイスやサポートに感謝をしている声が多いように感じます。また、葬儀施設の設備が整っており、使いやすかったという口コミも多くみられました。

家族を亡くして動揺しているご遺族にとっては、頼れる葬儀担当者の存在が重要だといえます。

デメリット

  • 有料オプションが必要になる
  • 葬儀費用が想像以上に高額になることがある
  • 互助会の積立金だけでは葬儀費用をまかなえない
  • 互助会への勧誘がしつこい
  • 従業員の教育レベルにバラつきがある
  • 葬儀施設の設備が不十分
  • 積立金の解約手続きが面倒
  • 解約手数料が不満

一方で、メリットとは相反するデメリットになりますが、バリアフリーではなかった、駐車場が不十分など葬儀施設の設備に関する不満が見られました。あいプランでは、葬儀施設によっては、設備に差があるようです。
また、プランに入っている内容だけでは充分ではなく、オプションを追加していったところ、最終的に想定以上の高額な見積もりになってしまったという声もありました。
互助会の積立の解約を申し込んだところ、手続きが複雑、催促をしないと手続きをすすめてもらえなかったなどの意見もあります。

まとめ

今回は、あいプランに関するメディアの報道や財務状況に関する数字、口コミサイトなどに寄せられた口コミをもとに、老舗企業である冠婚葬祭互助会のあいプランについて紹介しました。
利用者から見たメリット・デメリットについても、ご理解いただけたかと思います。

フューネラル(葬儀)事業としては、北海道内で圧倒的な実績を誇るあいプランですが、今回の調査では葬儀スタッフに関する評価が、式場ごとに大きく分かれる結果となりました。

葬儀業は、人員確保と人材育成が難しい業種と言えるでしょう。しかし、他社よりも費用が高額であっても、葬儀に関する満足度が高ければ、ご遺族の納得感が得られることが考えられます。
従業員教育の在り方は、葬儀業界の今後に大きく影響する可能性が高そうです。

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