「合祀墓のイメージ」についてのアンケート調査を実施~全石協~

合祀

「全国石製品協同組合(全石協)」は、40代以上の男女を対象に「合祀墓のイメージ」についてアンケート調査を実施し、その結果をまとめました。
7割以上の人が「合祀墓」について認知しており、「家族には入って欲しくない」と考えている人が多いことがわかりました。

40代以上の7割以上の人が“合祀墓”とは、どのようなものか知っておりイメージが出来ている

全石協

お墓業界唯一の経済産業省公認団体「全国石製品協同組合(以下 全石協)(東京都港区、理事長 加登隆三)」は、近年多様化するお墓の満足度の実態を把握するために、全国40代以上 男女 431名を対象に「合祀墓のイメージ」についてアンケート調査を実施いたしました。得られた回答結果の概要をまとめました。

【アンケート結果サマリー】
 ◇7割以上の人が、“合祀墓”とはどのようなものか知っており、イメージが出来ている。
 ◇ 男性と比較し女性の方が合祀墓のイメージが出来ている。
 ◇ 年代別では、40代が“合祀墓”に対して「良い」イメージを持つ方が多く、50代以降は「悪い」イメージが強い。
 ◇ 合祀墓に入りたいか?の質問では、「家族には入って欲しくない」という回答が多かった。
 ◇ 合祀墓においても「納骨の立会いを希望する」意見が多数を占めた。

― 調査概要 ―
【調査対象】全国 40才代以上 男女
【調査期間】2024年3月1日~2024年3月26日
【調査方法】インターネット調査
【有効サンプル数】    431名

Q あなたの合祀墓に対するイメージは?
  ※合祀(ごうし)墓とは、骨壺からご遺骨を取り出し、他人の遺骨とまとめて埋葬する場所のこと。

合祀
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 全体では「良くも悪くもない45.9%」と回答した方が一番多く、次に「イメージ出来ない23.9%」、「悪い18.6%」、「良い11.6%」と続く。「イメージできない」と回答した23.9%以外の方、つまり約7割の人が合祀墓とはどのようなものか、理解出来ていることがわかる。
 また、「イメージ出来ない」との回答には男女差があり、男性の方ががイメージ出来ない方の割合が多かった。年代別にみると、40代では「良い15.8%」の割合が「悪い14.5%」より多かった。
 一方、50代から70代では、その割合が逆転しており、「悪い」と回答した方の割合が多い。特に70代では「悪い」の割合が27.8%と、「イメージできない23.7%」を超えている。
 「良い」と回答した方のフリーアンサーでは、“少子化、未婚者の増加などによりお墓の維持が難しくなり合祀墓は合理的だ”という類の回答があった。一方「悪い」と回答した方は“他人と一緒に入るのは嫌だ”という回答が圧倒的に多かった。

Q あなた自身およびあなたのご家族が亡くなったあと、合祀されたお墓に入りたい(入れたい)ですか?

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※合祀墓について何らかのイメ―ジを持っている方(良い、悪い、良くも悪くもないと回答した方の合計370名が対象)

自分自身については、「わからない42.4%」、「入りたくない39.6%」、「入りたい18.0%」という順番となるが、ご家族を入れたいか?の質問については、「入れたくないが56.7%」と半数を超えている。

Q 合祀墓へ納骨する際、納骨に立ち会えないケースがありますが、納骨への立ち会いについてはどう思いますか?  

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※合祀墓について何らかのイメ―ジを持っている方(良い、悪い、良くも悪くもないと回答した方の合計370名が対象)
合祀墓は一般墓所と違い、必ず納骨に立ち会える訳ではなく、霊園の管理事務所などに遺骨を引渡し、納骨をしてもらうケースが多くなっている。半数以上の方が「立会いたい56.4%」と回答し、「立会いたくない10.2%」を大きく上回っている。

《まとめ》
 今回のアンケートでは、合祀墓を「イメージできない」と回答した方が23.9%で、逆に約7割の人が合祀墓がどのようなものかイメージ出来ていることがわかる。一般墓(個別のお墓)が主流の時代では、“合祀”という言葉すら理解出来ない人は多かったが、近年のお墓の継承者問題に伴い、永代供養墓と呼ばれる継承者が不要なお墓の形態が増え、その際、遺骨を個別で埋葬するか、合祀するかの選択が必要となることから、一般消費者の方々がこの選択を迫られる機会が増えたことを意味しており、それだけ継承者問題が切実な問題として顕在化していることを表している。
 また、「合祀墓に入りたいか」の設問では、自分自身の場合は、迷っていても“家族は入れたくない”という明確な意思表示がされた。時代の流れとして合祀墓という新し形を受け入れていかなければならないとはわかっているが、他人の遺骨と一緒になる事に拒否感を覚える人が多い。
 それを裏付ける回答として、合祀墓への納骨立会いの有無としては、“立会いたい”という人が、そうでない人と比べて圧倒的に多く、家族のことは従来通り弔いたいという意識が強いことが判った。
 全石協は、消費者とその家族や親族が、お墓に求める供養のかたちを後悔することのないよう、お墓のお悩みごと全般を解決する「お墓の相談窓口(相談無料)」を開設してます。また今後も、お墓に関わる事業者が正しい知識や情報を消費者へ提供できるよう努めて参ります。

◆「全国石製品協同組合」(全石協)とは
全国石製品協同組合(全石協)は、全国47都道府県の石材会社及び同関連会社が結集し強力な組織化と連携のもと石材業界の指導的役割を担うとともに、消費者ニーズへの的確な対応と石材業界の健全な発展を目指す団体です。全国石製品協同組合では、日本人が大切にしてきた供養文化を守るべく、消費者に正確な情報をご提供し、石材業界の健全な発展を目指してまいります。
【商号】全国石製品協同組合(経済産業省認可 2012004情第5号)
【設立】2012年11月22日
【所在地】東京都港区芝大門2丁目9番14号5階
【運営サイト】みんなのお墓 https://minnanoohaka.com/ 

PR TIMESより転載

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