葬祭事業を展開するティアは、全国40代以上の男女412名を対象に実施した「エンバーミング」に対する意識調査の結果を公開しました。エンバーミングの認知度は31.8%となったものの、実際の利用経験は4.1%と低く、全国的な普及には至っていないようです。
●3人に1人は「知っている」。しかし実際の利用者は、まだ少数 ●多死社会を迎え、お見送り方の多様性と火葬待機の両面に対応 ●ティアでは4年前から15.3倍の利用数に増加した
株式会社ティア
この度、葬祭事業の株式会社ティア(証券コード:2485)は、インターネット調査のマクロミルを利用し、コロナ禍で需要に高まりを見せる「エンバーミング」に対する意識調査を行いました。
調査は、全国40代以上の男女412名を対象に、6月10日・11日で実施しました。
【エンバーミングとは】
遺体の長期保存と周囲への感染防御のため、遺体に防腐・殺菌・修復を行う処置のこと。故人が事故や闘病などで傷んだ部位や箇所を人工的に修復し、生前の元気な姿に戻すことができる。
専門職の“エンバーマー”が処置を施すことで、最大50日程度の保存が可能と言われている。
【調査結果 ※一部抜粋】
Q.過去に行った葬儀において故人のご遺体の状態で、困ったことはありましたか?
A.はい 7.8%
約12名に1名がご遺体の状態で困った経験あり。
Q.エンバーミングをご存知ですか?
A.はい 31.8%
認知度約3割 → 実際の利用経験は4.1%。
Q. エンバーミングサービスを利用したい理由はなんですか?
A1.元気だった時の面影でお別れしたいため 56.4%
A2.故人とのお別れの時間がしっかり欲しいため 49.1%
A3.住んでいる地域では火葬までの待機時間が長期間に及ぶため 21.8%
【ティアでは4年間で15.3倍に増加】〜年々増えるエンバーミング利用〜
火葬までの待機期間、ご遺体をご自宅に安置し、保冷剤を何度も入れ替えたり、部屋の温度を低く保つなどの対応を行いますが、夏場などはそれでも限界があります。
エンバーミングを施すことで、ご遺体の長期保存が可能になるので、火葬までの期間が長くても安心できるなどの理由で、年々利用者が増え、4年間で15.3倍となりました。