葬儀社担当者・納棺スタッフのための【ご遺族参加型】納棺の手順とポイント」セミナー開催

 綜合ユニコム(本社:東京都中央区、代表取締役社長 鈴木文男、https://www.sogo-unicom.co.jp/)は、9月10日(火)、飯田橋レインボービル会議室(東京・飯田橋)にて「【ご遺族参加型】納棺の手順とポイント」セミナーを開催いたします。

 

セミナーのお申込みはこちらから↓

https://www.sogo-unicom.co.jp/pbs/school/2019/0901.html

 

納棺業務に必要な知識の範囲・技術の基本・コミュニケーションの姿勢がわかる

葬儀社担当者・納棺スタッフのための【ご遺族参加型】納棺の手順とポイント(第24回)

目次

本セミナーのポイント

■医療の知識・・・

 感染予防(業務時・環境整備)/死後経過(臭い・体液等)/メンタルケア/引き継ぎ状況からの予測

■納棺処置の技術・・・

 前処置(目閉じ・口閉じ)、復元処置/硬直解き、フェイスマッサージ/死化粧/脱がし、着替え

■グリーフケアの視点・・・

 適切な「説明・同意・実行・報告」/家族に配慮した言葉の変換/「表情」「雰囲気」づくり

 

開催概要

開催日時:2019年9月10日(火・友引前)10:30~16:45

会  場:飯田橋レインボービル会議室

     東京都新宿区市谷船河原町11

     ※詳しい会場案内図は参加証にてお知らせいたします。

参 加 費:44,280円(1名様につき、税込)

      ※資料代・実習備品代・昼食代を含む。

定  員:30名(申込み先着順)

     ※同業の研修企業など、主催者または講師の都合により参加をお断りする場合がございます。あしからずご了承ください。

 

ご案内

 納棺は慌ただしい葬儀のプロセスのなかで、家族が故人と向き合える貴重な時間です。特に昨今は葬儀の小規模化によって故人との距離は近くなっており、家族が故人に触れることを通じて想いを昇華させることができる最後の機会として、参加を可能にする処置技術と雰囲気づくりの重要性が増しています。

 本講座では、【ご遺族参加型】の納棺を実践する桜の笹原留似子氏を講師に迎え、ご遺族とともに進める納棺の手法と、求められる技術の習得を目指します。

笹原氏が現場で行なう「参加型納棺」の進め方を、そのなかで求められる感染予防、ご遺体処置の技術(軽度)、コミュニケーション手法、医療現場からの遺族ケア情報とともに学びます。

 知識や手順、処置技術と、遺された家族への適切なコミュニケーションによる支援を目指す葬儀社様、納棺担当者様のご参加をお待ちしております。

 

※当講座は、関連する2つの講座『【ご遺族参加型】納棺の手順とポイント』と「【状況別ご遺体処置】と【死化粧】のポイント」講座を2日続けての開催となります。両講座を受講いただくとさらに効果的です。

 

【「ご遺族参加型納棺」とは】

笹原氏が実践する、遺族のメンタルケアを重視した納棺の進め方。理論に裏付けられた復元処置の技術をベースに、納棺の施術のプロセスでご遺族に協力を仰ぎ、故人に触れていただいたり、故人にしてあげたいことを行なっていただくことで、心残りのないお別れやご遺族の気持ちの整理をサポートします。

 

セミナープログラム&タイムスケジュール

1.【ご遺族参加型】納棺の目的と全体像

 ~【ご遺族参加型】納棺の流れと各場面の狙い

 

2.【ご遺族参加型】納棺処置サービスの手順

 (デモンストレーション&ポイント解説)

(1)到着時のチェック

  ① 状態の観察・予測(死斑・乾燥・臭い・点滴痕など)

  • 死後の身体に現れる変化の基礎知識(原因と対処策)
  • 感染予防の視点(消毒・疾患別感染源の種類など)

 

(2) 参加型納棺実施前の処置

  ② 目閉じ処置 ③ 口閉じ処置 ④ 鼻処置 ⑤ 硬直解き

  • 進行時のコミュニケーションの基本「説明・同意・実行・報告」
  • 前処置場面でのイレギュラー対応

   ・鼻・口から体液または血液が出ている場合

   ・長期療養の方に多い「拘縮」の対策

   ・「浮腫」の対処マッサージ など

 

(3)ご家族が求める「身だしなみ」

  ⑥ ドライシャンプー ⑦ 整髪 ⑧ お顔そり

  ⑨ 顔面マッサージ ⑩ 軽度復元 ⑪ 死化粧(血色戻し)

  • ご家族を感染から守るための対処法
  • 納棺の時間に求められるグリーフケアの姿勢
  • 参加を促しスムーズな流れをつくるポイント
  • 「身だしなみ」のリクエスト対応

   ・薄くなった髪を濃く見せるテクニック

   ・顔を小さく見せるテクニック など

 

(4) 全員参加の「納棺」と安置

  ⑫ 脱がし ⑬ 着替え(仏衣)

  • 納棺場面での協力の依頼の仕方
  • 柩の中の顔まわりの飾り付け
  • 火葬まで持たせる安置法
  • 【実 習】⑬着替え(仏衣)のポイント

 

3.質疑応答・まとめ

 

講師プロフィール

笹原 留似子(ささはら るいこ)

桜 代表取締役/復元納棺師

北海道出身。幼少の頃よりキリスト教日曜学校に通い、聖書の教え、マザーテレサの精神を学ぶ。のちに巫女として奉職し、神楽や舞楽を神前で奉納。3年後、巫女長となる。その後、病院に勤務。感染予防対策・褥瘡対策・接遇対策委員会等の活動で専門知識の習得に努めるとともに、患者と患者家族との関わりのなかで、メンタルケアをチームおよび病棟単位で実践。病棟で沢山の患者さんを看取るなか、医師の勧めで復元納棺師となる。病棟時代の経験を活かし、納棺の施行を通してのオリジナルのグリーフケアに取り組み、これまでにのべ2万件以上の施行実績を持つ。2007年11月、桜の立ち上げに伴ない現職。医師や看護師、ケアマネージャー、看取り実践施設等とのネットワークを持ち、水沢学苑看護専門学校の非常勤講師を務めるほか、医療・福祉関係者を対象とした勉強会等でも活躍中。また東日本大震災の際には、復元ボランティアとして被災地を奔走。

多方面の協力のもと、3か月以上かけて約300体の復元処置を行った。東日本大震災後、警察協議会委員に選任され、東北管区の警察庁・消防庁・海上保安庁・各警察本部・法医学教室諸教授・歯科医師のチームで行われる災害テロ訓練に年2回依頼を受けて、毎年参加している。現在も岩手県北上市を中心に、日々「参加型納棺」と「復元処置」を提供している。

 

【本件に関するお問合わせ先】

綜合ユニコム 企画事業部 担当:髙橋

TEL.03-3563-0099 FAX.03-3564-2560

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