福岡県⼋⼥市を拠点に伝統文化と現代をつなぐ活動をおこなっている「うなぎの寝床」は、同社が参画してきた「ブツマプロジェクト」企画 八女福島仏壇「仏壇大事典」展の開催を発表しました。伝統文化の継承には、こういった催しが必要とされているのかもしれません。
八女福島仏壇が暮らしに深く根ざし、単なる宗教用具以上の発展を遂げてきた変遷、それを取り巻く豊穣な世界の一端に触れてみてください
うなぎの寝床が参画する八女福島仏壇組合「ブツマプロジェクト」が約5年間に渡り 生活と信仰の「間」について再考し、 媒体としての仏壇のあるべきかたちを探ってきた集大成
詳細:https://unagino-nedoko.net/archives/45381/
地域⽂化商社うなぎの寝床(福岡県⼋⼥市)が参画してきた「ブツマプロジェクト」企画 八女福島仏壇「仏壇大事典」展を、1月25日(水)より MUJIキャナルシティ博多4FOpenMUJIにて開催いたします。
仏壇を取り巻く 豊穣な世界へようこそ
核家族化の進行に伴い住居空間が変化する中、その大きさや装飾性が仇となり、今や一般家庭であまり見かけることのない仏壇。ではどんな“仏壇”であれば、現代の暮らしと共生できるのか――。
八女福島仏壇仏具協同組合では、約5年間に渡り「ブツマプロジェクト」に取り組む中で、生活と信仰の「間」について再考し、 媒体としての仏壇のあるべきかたちを探ってきました。
本展示では「ブツマプロジェクト」の集大成として、八女福島仏壇をめぐるさまざまなキーワードを実際のモノと 一緒に「事典」のフォーマットで紹介。併せて、ブツマプロジェクトを通して開発された「ブツマ仏壇」4種も展示し、プロジェクトで行ってきたリサーチやプロトタイピングの流れなどについて解説を行います。
暮らしに深く根ざし、それがゆえに単なる宗教用具以上の発展を遂げてきた仏壇と、それを取り巻く豊穣な世界。本展示を通し、ぜひその一端に触れてみてください。
- 八女福島仏壇「仏壇大事典」展 開催概要
会期:
2023年1月25日(水)-1月29日(日)
営業時間:10:00-18:00
(最終日15:00まで)
※開催期間中無休
会場:
MUJIキャナルシティ博多4F
OpenMUJI
(福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 ノースビル3~4F)
入場料: 無料
【主催】八女福島仏壇仏具協同組合
【企画】ブツマプロジェクト
【お問い合わせ】info@yamebutsudan.or.jp
- ブツマプロジェクトを通して開発された「ブツマ仏壇」
一段仏壇 朱塗
手元仏壇
- ブツマプロジェクトとは?
2018年八女福島仏壇仏具協同組合内に発足。組合とともに、TISSUE Inc 、なかにわデザインオフィス、うなぎの寝床の3社が、仏壇のあるべきかたちを探ってきました。2022年より株式会社SAITOも参画しています。
https://butsumaproject.studio.site/
- 八女福島仏壇について
福岡県八女市(旧・福島町)を中心とした八女地方で作られ、その産地名を名称に冠した八女福島仏壇。荘厳で華やかな装飾と仏殿楼閣を模造したスタイルが特徴。この地域では、江戸時代後期から仏壇の製造がはじまったとされており、今でもその大半が、木地、宮殿、金具、彫刻、蒔絵、仕上げを担う6部門の職人の分業による手仕事で作られている。1977年、国の伝統的工芸品に指定。
https://yamebutsudan.or.jp
- 地域文化商社「うなぎの寝床」について
うなぎの寝床は、福岡県⼋⼥市を拠点とし、地域に伝わる歴史や⽂化を独⾃に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを⾒出す「地域⽂化商社」です。 2012年7⽉の創業から、次世代へ継承していく「地域⽂化(ものづ くり、まちづくり、⾷⽂化など)」の価値を⾒⽴て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それ が浸透していく仕組みを整え、つくりて(⽣産者)、つなぎて(地域⽂化商社)、つかいて(⽣活者)、そしてその先に ある地域資源や⾃然も含めた⽣態系をつないでいきます。