終活情報が集まる一大フェスタ 最後まで自分らしい生き方や葬儀の選択を
終活フェスタは、終活カウンセラー協会が主催する終活に特化したイベントで、2013年にスタートしました。シニア向けの雑誌やテレビの情報番組で終活がひんぱんに取り上げられるなど、「人生の終焉を見すえての準備」や「自分らしい葬儀の選択」への関心が高まる中、関連企業が出展し、終活情報に直に触れることができるイベントとして人気が高まっています。
3月3日(日曜)、東京都大田区の大田区産業プラザPioにて開催された「終活ファミリーフェスタ2019in東京」には、30以上もの事業者が出展。生前整理サービスや地元の葬儀会社のほか、葬祭・霊園関連事業を幅広く手がけるニチリョク、仕出し料理の玉乃屋など大手企業も参加する注目のイベントとなりました。また、別フロアではセミナーが開催され、終活カウンセラーの講演や納棺師による納棺の儀式の実演、有識者がいのちについて意見を交わすディスカッションなどが聴衆の関心を集めました。
[caption id="attachment_6893" align="aligncenter" width="920"]
葬儀費用をその場で無料見積り 家族葬の基本プランのほか故人の状況をヒアリングしての見積りも
「この場で無料お見積いたします」との看板がひと際目を引いたのが、大田区の金子葬儀社のブース。明治43年創業の地域密着型の葬儀会社です。同社のプランに沿った見積もり事例をプレゼンテーションしており、たとえば家族・親族20人が参加する家族葬なら73万9.880円(お布施などは別)。
「高齢化が進み、長期間療養する方が増加する中、ご家族が事前に葬儀の見積もりを依頼するケースは増えています。相見積もりも常識となっており、費用も含めて納得のいく形でのお別れを選択なされています」(金子社長)。
広域で展開する事業者も多い中、地域で事業を行う葬儀会社の強みとして、お寺をはじめ地域の事情や人間関係に精通していることをあげます。現代は、お寺と檀家とのつながりが希薄になっている時代。地方出身者が急逝し、宗派のお寺を紹介する場合なども、「代々地域の葬儀に携わってきた会社だからこその蓄積がきめ細かな対応に活かされる」とのこと。説得力があります。
身内以外も会葬する「一般葬」の場合はどう見積もるのかを尋ねたところ、「亡くなった方の年齢、お仕事が現役なのかどうか、地域での活動などをヒアリングして会葬者の人数を推測し、適した式場をご提案します。葬儀屋の腕の見せどころですね」とのことで、プロの仕事の一端に触れることができました。終活の最終地点である葬儀は、情報を収集することにも少なからずためらいがありましたが、今回のイベントで、葬儀スタイルや費用について知識を得ることができたのは貴重な経験でした。
[caption id="attachment_6904" align="aligncenter" width="920"]