生前整理普及協会は、2018年4月に改正される介護保険制度に伴い、介護事業者の支援事業の一環として、介護利用者のシニアライフサポートをトータルで支援する、「介護版 生前整理の窓口サービス」(片づけ・家事支援・相続サポートなど)の提供を2017年2月に開始します。
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【背景】 2018年4月の介護保険制度の改正は、高齢者の増加による社会保障費の増加に歯止めがきかず、国の財政難により介護保険の保険料の引き下げが確定的といわれております。 介護保険収入を軸にした経営を行ってきた介護事業者の経営環境が大きく変わり、保険収入に頼らない新たな保険外収入の確保が必要となります。 そこで、当協会では介護事業者の支援事業の一環として「介護版 生前整理の窓口サービス」を展開することに決定いたしました。 【利用者のニーズと現状】 介護は突然やってきます。 「まだ介護は必要ない!」と言う介護利用者(親)と、今後の親の生活不安視するそのご家族(子)。 介護の問題を先延ばしにしたい思いをよそに、時間の経過とともにリスクが高まる介護リスク。 その時に後悔の少ない準備ができている方は非常に少なく、殆どのケースは突然の出来事に沢山の課題が一気にやって来る現状を受け止められず、精神的にも体力的にも金銭的にも負担が大きく掛かります。 そしてその課題をトータルでサポートするところが今まではなく、家族の負担が非常に重く、ネガティブな状況を作り出しておりました。 しかし私どもは生前整理を取り入れていただくことで、利用者様はもちろんご家族様にご安心していただけるサービスを展開し、親孝行ができる機会にしていただけたらとの思いで取り組ませております。 亡くなってないからこそできることが生前整理には沢山あります。 【介護版 生前整理の窓口サービスとは】 「介護版 生前整理の窓口サービス」は、利用者やその家族が抱えるこれからの老後不安を、チェックシートをもとに見える化し、一つずつ解決して行きます。 経験豊富な生前整理のコーディネイターが悩み相談に応じ、安心できるプランニングを行います。 【サービス概要】 主なサービスは以下の通りです。 ・荷物の片づけサービス(施設入居のお引越し、空き家の片づけなど) ・家事支援サービス(ハウスクリーニング他) ・介護リフォーム ・写真の整理(自分史作成) ・生前整理実践帳の作成支援 ・相続相談 ・空き家、不動産相談 ・葬儀アドバイス 他 【介護施設にとってのメリット】 ・生前整理の窓口のサービスの導入により、保険外収入の確保が可能 ・利用者(家族)の心のニーズの引き出しと、課題解決による満足度向上 ・生前整理によるシニアライフのトータルサポートが可能 ・生前整理の導入施設はまだ少なく、介護業界での差別化ができ、付加価値としてのブランディングが可能 ・介護職員のスキル向上、そして利用者(家族)の満足度向上による就業環境の好循環 【教育サポートについて】 介護は、利用者様、そしてご家族様とのコミュニケーションが最も重要です。「その人らしさ」をサポートする介護の中で、いかに利用者様やご家族様のお気持ちやお考えを把握するかが非常に重要になります。 なかなか認知症を発症した利用者様とコミュニケーションを取ることは簡単ではありませんが、利用者様やご家族様の視点や立場に立って理解することが生前整理にはございます。 当協会は生前整理アドバイザー認定講座を運営しており、2級、準1級、1級、指導員資格へとステップアップ方式で資格取得が可能です。 入り口となる2級講座は、まずは自分自身の生前整理を行うことで、自分自身と向き合い、生き方の整理をしていただきます。 利用者様やご家族様へ生前整理をお伝えする際に、伝える側がわからなければその方の視点や立場に立つことはできません。 自分自身を見つめなおすことで、自身の家族との関係性や介護への向き合い方など、自然と利用者様やそのご家族様のお気持ちが見えてきます。 1日講座(5時間)の講座21,060円で受講ができ、「生前整理アドバイザー2級認定」の資格が発行されます。 その後、準1級講座は親や身近な人への生前整理、1級講座は回想法でも用いられる写真をつかったスクラップブッキング講座や遺言書の作成講座、そして生前整理を伝えることができる認定指導員へとステップアップが可能です。 【展開】 生前整理の窓口業務としては、2017年2月より中部地区からサービスを開始し、順次、関東や関西、そして全国へと拡大して行く予定です。 そして認定講座は、すでに全国にいる160名ほどの生前整理アドバイザー認定指導員が全国で講座を展開しており、カルチャースクールをはじめ、企業の出張社員研修などを行っております。 【将来の展望】 介護事業は、増々異業種からの参入による競争が激化します。 利用者(家族)が安心して、快適に過ごしていただくため、介護事業はすでにサービス業としてのブランディングが必要となり、選ばれる時代になります。 そして今後、介護事業者のサービスの中に、シニアライフ(生前整理など)をトータルでサポートすることがスタンダードになってきます。 また介護事業のポイントは人材育成になります。 いかに利用者(家族)と向き合い、ニーズを把握し解決できる人材を育成することができるかが重要になってくると予想されます。 【協会概要】 商号 : 生前整理普及協会 代表者 : 代表理事 大津 たまみ 所在地 : (本社) 〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-19-27 オルバーズビルディング名古屋5F : (東京オフィス) 〒108-0075 東京都港区港南3-6-21 コスモポリス品川3508 設立 : 2013年7月29日 協会理念: 生きることを前提に、物・心・情報を整理することで、 幸せなエンディングを迎える 事業内容: 生前整理アドバイザー認定講座、生前整理に関連する講座の開催 生前整理に関するイベント企画運営、生前整理に関する相談業務 本・テキスト等物品の販売、専門家のご紹介他 URL : http://www.seizenseiri.net/
@prssより転載