葬儀ポータルサイトが誕生して20年ほどが経過した現在、利用者にとっての利便性は認められるものの、さまざまな問題を内包している点が浮き彫りとなってきました。
過度な値下げ競争は徐々に落ち着きつつあるものの、実際に葬儀を施行される葬儀社様の負担は想像以上です。また葬儀ポータルサイト運営会社自身も、収益構造に問題を抱えているケースが少なくありません。
そこで今回は、葬儀ポータルサイトの概要や経営状況について、実例をもとに解説いたします。
目次
- 葬儀ポータルの概要解説
- 50社以上が乱立する葬儀ポータルサイト
- すでに12社が撤退
- 2タイプに分類される葬儀ポータルサイト
- 定額型
- 紹介型
- 競争激化による問題~Webからの集客ビジネスは過渡期に~
- 景品表示法違反
- 小さなお葬式
- イオンのお葬式
- よりそうお葬式
- 想定を超えるコールセンター業務の負担
- 難航する各地の葬儀社との業務提携~囲い込みも~
- 各葬儀社と葬儀ポータルの設定価格の差異(さい)
- 景品表示法違反
- 大手定額型葬儀ポータル「よりそう」の決算公告分析
- 利益剰余金
- 低価格路線をとった「よりそうお葬式」
- 「小さなお葬式」ユニクエストとの違い
- 貸借対照表
- 利益剰余金
- まとめ~Web集客+αが必要とされている葬儀ポータル~