お彼岸を迎え、今は亡き大切な人への想いを手紙で綴るコンテスト 第15回「つたえたい、心の手紙」作品募集

つたえたい、心の手紙

冠婚葬祭互助会のくらしの友は「亡くなられて、今はもう会えない大切な人への手紙」をテーマに、「つたえたい、心の手紙」の募集を発表しました。心の中の気持ちを文字にすることは、グリーフケアの一助になるかもしれません。

応募は2022年10月31日(月)まで。金賞には10万円(現金)入選作品は冊子にまとめ発刊予定

株式会社くらしの友

冠婚葬祭互助会の㈱くらしの友(社長:伴 久之、所在地:東京都大田区西蒲田8ー2ー12)は、2022年10月31日(月)まで「つたえたい、心の手紙」を募集します。本コンテストは、「亡くなられて、今はもう会えない大切な人への手紙」をテーマに、今伝えたい想いや、生前に伝えられなかった言葉を“心の手紙”に記し、応募していただくものです。

つたえたい、心の手紙

 「つたえたい、心の手紙」は当社でのご葬儀で、故人への手紙を棺に入れる方を数多く拝見したことを受けて、“亡くなった大切な方への想いを手紙として記すことで、悲しみを乗り越えるきっかけとなれば…”との思いから2008年から毎年実施している取り組みで、今回で15回目を迎えました。
 ここ数年は、年齢や性別を問わず幅広い層の方から毎年1,000通程度の作品が寄せられ、開始14年目を迎えた昨年、応募総数は累計1万5千通を超え、広く世の中の関心を得られるようになってきました。ご応募いただくお手紙は、いずれも故人に向けた感謝の言葉やお詫び、遺された者として生きていく決意など、さまざまなメッセージが綴られ、また、応募者からは手紙を書いたことで「心の整理がついた」「優しい気持ちになれた」などの声をいただいています。
 応募作品から金賞1名、銀賞5名、佳作5名、入賞若干名を選出し、金賞には現金10万円分を贈呈します。また、入選作品は冊子にまとめ、「つたえたい、心の手紙」入選作品集として2023年春頃に発行し希望の方に抽選で配布する予定です。
 9月に入りお彼岸を迎えるあたり、改めて亡き大切な人へのメッセージを送る機会にしていただければ幸いです。

【前年(第14回)の受賞者(佳作まで)】
金賞:どうしても聞けなかった事      愛知県   菱川 町子  様  77歳
銀賞:一つだけの約束           神奈川県  大髙 敏夫  様  60歳
銀賞:親父のこころ            静岡県   阿部 廣海  様  67歳
銀賞:兄ちゃんかあさん          香川県   中村 千代子 様  75歳
銀賞:オカンのお守り           埼玉県   小松崎 康夫 様  60歳
銀賞:おいしゃんへ            福岡県   三宅 優子  様  48歳
佳作:永遠のいたずら           岐阜県   代財 愛陽里 様  36歳
佳作:君のおかげで            三重県   杉本 結香  様  25歳
佳作:一枚のスカーフ           神奈川県  大舘 登志子 様  72歳
佳作:無言の眼差し            徳島県   渡辺 惠子  様  62歳
佳作:天国のじいちゃん ばあちゃんへ     大阪府   山田 俊信  様  63歳

【応募要項】
<募集期間>
2022年10月31日(月)必着
<応募方法>
郵送、FAX、当社HP(https://www.kurashinotomo.jp/tegami/、以下HP)いずれも可
<宛先>
くらしの友 広報企画課「つたえたい、心の手紙」( 貴紙名 )係
①郵送:〒144-0051 東京都大田区西蒲田8-2-12
②FAX:03-3735-3595
③HP:当社HP内の応募フォームに必要事項を入力し送信
<字数>
600~1000字程度
<必要事項>
①氏名(ふりがな ※ペンネーム不可)、②年齢、③性別、④郵便番号、
⑤住所、⑥電話番号、⑦何を見て応募したか、⑧作品タイトル、
⑨誰へ宛てた手紙か(例1:父、例2:友人、例3:妻、など)
<注意点>
①応募原稿が複数枚にわたる時は、左上に通し番号を入れること。
また、応募原稿はホチキスや糊、クリップなどで止めないこと
②必要事項は、作品本文とは別の用紙に記載すること。
また、必要事項を記載する用紙は、応募原稿と用紙サイズを合わせること
応募作品は未発表のオリジナル、実際に亡くなられた方への手紙に限る
<発表>
2023年2月上旬を予定 ※入賞者に直接通知するほか、当社HPに入賞者名を掲載
<賞品>
金賞1名(現金 10万円)、銀賞5名(現金 5万円)、佳作5名(現金 3万円)、入賞若干名(現金 1万円)
<応募資格>
アマチュアの方に限る

※応募されたすべての作品の出版権を含む著作権のすべて(著作権法27条・28条の権利を含む)は弊社に帰属し、応募作品は返却いたしません。また、応募作品は、弊社の宣伝広告等に利用することがございます。応募時点で作品を公表することに同意したものとみなします。
※お預かりした個人情報は慎重にお取り扱いし、「つたえたい、心の手紙」募集に関する発表や連絡、賞品の発送、出版その他、応募作品の利用における応募者の表示にのみ使用いたします。

【前年(第14回)の金賞作品】
■どうしても聞けなかった事     愛知県 菱川 町子 様 77歳
 母さん、私が六年生の時ピアノを習いたいと言いましたね。でも家にはピアノがありません。普通の親なら即座に言うでしょう。家にピアノがないのにできる訳ないだろうと。でもあなたはそんな事を一言も言わずにピアノの先生を捜しレッスンに通わせてくれました。家にピアノがなくても学校にはある。学校のピアノで練習すればいいと。なんという柔軟な発想でしょう。できないと諦める前に、どうしたらできるか考えるという事を教えてくれました。その教えのおかげで私は中学、高校と学校のピアノで練習し、教育大学音楽科に合格する事が出来ました。そして三十四年間音楽教師として勤めました。
 母さん、聞かなければいけないのに、どうしても聞けなかった事があります。言わなければいけないのにどうしても言えなかった事があります。
 私が教育大学を受験する時、ピアノを買ってくれましたね。おかげで家でたっぷり練習し、合格する事ができました。あのピアノのお金はどうやって工面したのですか。当時町工場で鋳物工として働いていた父の給料では、どう考えても買えないと思うのですが……。あの時、私は嬉しいより信じられなくてわが目を疑いました。ありがとうとも言いませんでした。きっとあなたは私の喜ぶ顔が見たかった事でしょう。でも私は怖かったのです。母さんがピアノを買うためにどれ程の苦労をしたか知る事が恐ろしかったのです。あなたはピアノを買うための苦労を私に一言も言わずにあの世に逝ってしまいました。
 母さん、ピアノを買うために何度父に頭を下げたのですか。姑にどんな嫌味を言われたんですか。噂話の好きな口さがない村の人達にどんな事を言われたんですか。あなたの苦しみから目をそらした私を許してください。そして心からの感謝の言葉を言わせてください。

【一般の方のお問い合わせ先】
㈱くらしの友「つたえたい、心の手紙」事務局
フリーコール:0120ー382ー126
受付時間:9:00~19:00(年末年始休業)

PR TIMESより転載

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