株式会社ジェクトワンと静岡県御殿場市は、「御殿場市における空き家等対策の実証実験に関する協定」を締結したことを発表しました。
空き家流通のプラットフォーム「空き家DAO」を使った実証実験で、資金やアイデアを集め、分散型自律組織「DAO」を形成し、新たなコミュニティを生み出すことで流通を促します。
御殿場市における流通困難な空き家物件の流通・利活用促進に向けて、 Web3.0社会の空き家流通の新たなプラットフォーム「空き家DAO」を活用
株式会社ジェクトワン
不動産の開発事業・リノベーション事業および空き家事業を展開する株式会社ジェクトワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大河幹男 以下、ジェクトワン)は、静岡県御殿場市と5月10日(金)に「御殿場市における空き家等対策の実証実験に関する協定」(以下、本協定)を締結したことをお知らせします。空き家流通の新たなプラットフォーム「空き家DAO」を活用した自治体との実証実験の協定は全国初です。
■本協定について
本協定は、ジェクトワンがSOUQ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:奥田将大 以下、SOUQ)と共に2023年2月より運営する、Web3.0社会における空き家流通の新たなプラットフォーム「空き家DAO」の取り組みについて、御殿場市、SOUQ、ジェクトワンの一市二社が連携協力し、御殿場市における空き家等対策のモデル事業として、実証実験を行うものです。
「空き家DAO」は、これまで不動産市場への流通が難しかった空き家を、資金やアイデアを集め、分散型自律組織「DAO」を形成し、新たなコミュニティを生み出すことで流通にのせていくプラットフォームです。一般的な事業組織とは異なり、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる「DAO」という組織形態をとることで、物件ごとに利活用のプロジェクトをサポートするメンバーが集まるコミュニティを形成することができ、新たな利活用の切り口を見つけることが可能となります。
このたびの実証実験は、御殿場市の空き家等の流通・利活用がなかなか進まない中で、この「空き家DAO」の取り組みが、空き家等の利活用における新たな選択肢となり、空き家等の流通・利活用の促進やそれらを通じた関係人口の創出など、御殿場市の地域活性化に寄与する効果を検証することを目的としています。
ジェクトワンは、空き家事業「アキサポ」のサービスを2016年より開始し、空き家所有者の皆様が抱える課題に対して、その地域の特徴やニーズを踏まえて解決策をご提案してまいりました。これまで解決に導いた空き家物件の実績は全国で320件以上(2024年3月時点)にのぼります。本協定は、国土交通省が公募した令和5年度「空き家対策モデル事業」にも採択された※1「空き家DAO」の取り組み、そして2022年より、当社が新潟県三条市へ空き家対策人材を派遣し、地方自治体において「アキサポ」のノウハウを活かした取り組みなどを行なっている実績※2等が評価され、このたび締結に至りました。
※1 2023年10月6日発表プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000039551.html
※2 2022年4月12日発表プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000039551.html