妊娠・育児関連のコミュニティサイト「ベビカム」は、子育て中のママ112名を対象に実施した『自分の親と話しづらいこと関する意識調査』の結果を公開しました。近年の晩婚化や出産年齢の上昇に伴って親世代の高齢化も進んでおり、親の老後に悩みを持つ方も多くなっているようです。
妊娠・育児コミュニティ「ベビカム」での調査結果から
ベビカム株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役:安西正育)は、子育て中のママたちが親に話しづらいことに関する意識調査を2022年12月〜2023年1月に実施しました。
近年の晩婚化や出産年齢の上昇に伴い、子育て中のママたちの親の年齢も高くなってきています。人生100年時代とは言われてきていますが、親の老後のことは、多くのママたちの心配事の一つでもあります。
「財産相続」、「子育てしながら親の介護もするダブルケア」、「親の老後の生活費」などの不安に関して、親と話しておきたいけれど、なかなか話ができていないというのが現実のようです。しかし、それによって、将来、問題が起こったときに解決することが難しくなる可能性もあります。
『自分の親と話しづらいこと関する意識調査』
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■ アンケート開催期間
2022年12月8日~2023年1月9日
■ 調査方法
妊娠・育児サイト「ベビカム」にて募集し、Webフォームより回答
■ 回答数
112名
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以下に調査結果から、主な質問と結果をいくつか抜粋して報告します。
- ▶︎ 子育て中のママたちが自分の親と話しておきたいけど話せていない割合が高いトップ5は、1. 財産相続 2. 介護 3. 老後の生活費 4. お葬式 5. お墓のこと
Q)次の中で、自分の親のことで話しておきたいけど話しづらいと思うテーマはありますか?(複数回答)
Q)次の中で、既に親と話をした、または、現在親と話をしているテーマはありますか?(複数回答)
自分の親と話しておきたいことの中で、特に、お金や財産、介護、老後の生活費、お葬式、お墓などについては、感情的にも複雑な問題も多く含まれています。また、これらの問題は、将来状況が変化したり、予期せぬ事態に直面する可能性もあるため、先延ばししてしまっているケースも多いのかもしれません。
一方で、親と子供のコミュニケーションが不足することで、将来の問題を予防することが難しくなる可能性もあります。そのようなことを考えると、話しづらい話題は、少しずつでも親と話をする機会を多く持てた方が望ましいのではないかと考えられます。
また、感情的になりがちな話題については、自分たちだけで話をするのではなく、話し合いに先立って、資料や専門家の意見を調べることで、より有意義な話し合いができるかもしれません。
- ▶︎ ママたちの1/3以上が、親との関係で大きな悩みを抱えている
Q)親との関係の中で、大きな悩みはありますか?
悩みの具体例として、以下のようなものをはじめ、多くの意見が寄せられました。
「夫婦関係や親の死後についての財産、お墓等聞きたいがいつも話をはぐらかされる為、どう切出せばいいか悩んでいる。」
「兄弟の中で女性は私だけなので、親は介護などを私に頼りたい雰囲気をとても感じる。子供もいる中で、一人で親をみなければならないかと思うと恐怖を感じる。」
「老後の生活費がないように見えるが私たち夫婦に頼るつもりなのかどうか、今は仕送り●万円しているけど今後それ以上必要になるのか」
「両親はまだ現役ですが、体調を壊して仕事を辞めようとしている。将来のお金はどうするのか?不安」
「一人親で、一人っ子。嫁いだので老後が心配。」
「お墓を誰がみるかを早い段階で2人の兄と私とで話さないといけないと思うが、きちんと詰めた話が出来ていないことが気になる」
「同居しているため介護が必要になったとき子育てと平行してできるのか。」
「親の夫婦仲も良くないのでうまくやっていってくれるかも心配」
子育て中のママたちの1/3以上が、親との関係で大きな悩みを持っていることは、現代社会において、自分の親との関係が複雑化していることを示していると思われます。親の経済状況や健康状態、家族関係、介護の問題など、将来にわたって解決が必要な問題があるため、子育てとの両立が難しく感じているようです。
以前に比べて、現代では、長期間働いた後に高齢で出産することも増え、子育てしている間に、自分の親の介護が必要になるような、ダブルケアの問題も増加しており、子育て中のママたちにとって深刻な問題となってきています。
自分の親との問題は、感情的な内容も含むため、簡単には解決できないことも多くあります。それでも、親との良好な関係は、ママたちにとって重要なものですので、問題を解決するためには、やはり普段からのコミュニケーションが欠かせないものと言えるでしょう。
<参考資料>
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今回のアンケートの調査項目
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【フェイス項目】
性別・年齢・妊娠週数・子ども人数・末子年齢・居住地など
【Q】次の中で、自分の親のことで話しておきたいけど話しづらいと思うテーマはありますか?いくつでも当てはまるものをお選びください。
◯親の健康状態のこと ◯親の夫婦関係のこと ◯親の再婚(離婚)のこと ◯老後の生活費などのこと ◯親の介護のこと ◯親のお墓のこと ◯親の財産の生前贈与や亡くなった後の分配などのこと ◯親のお葬式のこと ◯その他
【Q】次の中で、既に親と話をした、または、現在親と話をしているテーマはありますか?いくつでも当てはまるものをお選びください。
◯親の健康状態のこと ◯親の夫婦関係のこと ◯親の再婚(離婚)のこと ◯老後の生活費などのこと ◯親の介護のこと ◯親のお墓のこと ◯親の財産の生前贈与や亡くなった後の分配などのこと ◯親のお葬式のこと ◯その他
【Q】親との関係の中で、大きな悩みはありますか?あれば具体的に教えてください。
◯はい( ) ◯いいえ
【Q】自分の母親と父親、どちらが話しやすいですか?
◯母親 ◯父親 ◯どちらも話しやすい ◯どちらも話しづらい
【Q】自分の親とはどの程度の頻度で話をしたり連絡を取ったりしていますか?
◯毎日 ◯1週間に数回程度 ◯1ヶ月に数回程度 ◯数ヶ月に1回程度 ◯1年に1回程度
【Q】どのようにしたら、自分の親と気兼ねなく話ができるようになると思いますか?ご自身の経験などもあれば教えてください。
( )
※今回の調査の結果データにご興味のある方は、下記お問合せ先よりご連絡ください。
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【ベビカム株式会社について】
1996年創立。
1998年、 妊娠・出産・育児の不安を楽しみに変えるためのコミュニティサイト「ベビカム」を開設。 現 在会員数は約35万人で日本最大級。コミュニティやブログサービスのほか、 専門家にも協力を得て、相談室や大百科的コンテンツ、 膨大な体験談などを提供。さらに、ユーザーのニーズに合った生活情報、 商品情報の提供や、セミナー・イベント等も行うとともに、自治体とも提携して、子育て中の女性の就業支援(WorkSmart)に関わる事業も展開している。
ベビカムでのリサーチの活動は、 キッズデザイン賞 審査委員長特別賞・社会貢献メディア賞を受賞しており、各分野の大手企業との商品開発やマーケティング等のコラボ活動も手がけている。
コロナ禍においては、いち早くオンラインでのベビカム両親学級を開催し、病院にもその仕組みを提供するとともに、ママたちがつながる毎日開催のオンラインライブお茶会「ベビカムMama Tea Break」などを継続展開中。
また、 本田技研工業のコミュニティ企画・運営をはじめ、 数多くの企業に向けて、 コミュニティの企画コンサルティング、 制作、 マーケティング、 運営サービス等も提供する。
ベビカム Webサイト( https://www.babycome.ne.jp )
ベビカムMama Tea Break ( https://www.babycome.ne.jp/mama_teabreak/ )
会社名: ベビカム株式会社
設立:1996年2月20日
資本金:8000万円
代表者: 代表取締役社長 安西正育
所在地: 東京都千代田区麹町2-10-3 エキスパートオフィス麹町3階
ホームページ: https://company.babycome.jp
【本リリースに関するお問い合わせ先】
ベビカム株式会社 担当:山田妙子
TEL:03-4405-1938
E-Mail:bcpress@babycome.jp
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